第五十九話 ミカエルの回想②
とんでもなく短くなってしまいました。申し訳ございません。
エイド様と別れた後、私は早速神界第1階層に降りました。
第一階層は、他の世界でいうところの転移陣が見渡す限り設置されています。数は、まあ世界の存在数分とだけ言っておきますか。
その階層には、5000個の転移陣につき一人の天使が付いています。
そして、今回行く世界は初代神が創り上げた世界です。
「私です。原初の九世界が一柱、第4世界の転移陣を起動させなさい」
「ミ、ミカエル様!わかりました!」
やはり天使は私と似て仕事の出来がいいですね。
瞬く間に私の目の前の転移陣が光り出しました。
「エイド様には「行ってまいります」とだけ伝えておきなさい。ラファエル」
「う、承りました!ミカエル様!」
全く。年月とは憎いものですね。今こうしてみている記憶のラファエルは私に対して尊敬の眼差しなのですが、私と同じ七天使長となった今では私を呆れた様にみてきますからね。
「では」
そう言って私は転移陣へと足を運びました。
瞬間、目の前が真っ白に染まり、平衡感覚が一瞬にして消えて無くなる。
この感覚に、エイド様が以前、「この感覚だけは慣れないんだよなー」と愚痴を漏らしていた事を思い出しますね。
もっとも、その時の私は「何を仰っているのですか。神様ですよね?」としか思いませんでしたが。
まだミカエル回想シーンが続きます。




