第十二話 修業編⑧
大変申し訳ございません!!!
更新が大幅に遅れてしまいました!!!!
「さて、どうしたものか……」
俺が放ったこの一言で、2人の意識が現実へと引き戻される。
「そう……ですね」
ロッドが一言、やはりまだ、現実を受け入れられてないんだろう。
「魔王は死んだ。これは今わかっている事実だ。そこんとこは安心できる材料だな。で、今魔王に成り代わっている魔王もどきは一体なんだ?」
アンナが何かを閃いた顔をする。この顔を俺は神界で見た顔がある。
「ほんと、ミカエルにそっくりだよ」
俺は思わず呟いた言葉だが、思っているより大きな声となっていたらしい。アンナがジト目で俺を見てくる。
「それは、私を褒めているんですか?」
「も、もちろんですとも!アンナさん!あのミカエルさんですよ!」
ゴマスリをしながら言うが、アンナはため息をつき俺をジロリと睨む。そして言う。
「私からしたらエイド様は、叔父様から聞いたミカエル様に似ていると思いますがね」
「パリィィィィン!!」*精神粉砕
その言葉で、俺の精神は粉砕された。
え?…………は?
「俺が……ミカエルに……似て、似ている?」
神として生まれてこのかた言われたことのない。
「ひどいよ……ひどいって......」
突如、ロッドが笑い出す。
「あっはっはっはっは!!」
「……どうしたんだ?ロッド。お前まで......俺を笑っているのか?」
ロッドは笑いながら言う。
「いえいえ。こうしてふざけ合っている様子を見ていると、私が悩んでいた事が馬鹿馬鹿しくなり。確かに、魔王が生きていないと言うことは喜ばないといけませんね」
ロッドが言った言葉は確かに一理ある。こうして笑い合えるんだったらそれは平和なんだろうな。
俺も、くよくよしていられないな。
「さて!話を戻すぞ!」
「あ、拗ねたのが治った」
拗ねてなんかない!とアンナに言いそうになったが、すんでのところで堪える。
「ゴホン!魔王は死んでいる。これは事実だ。なら今魔王に成り代わっているものは何か。なんだと思う?」
俺の問いにロッドとアンナが考え出す。するとアンナが一言。
「先程言いかけたことなんですが」
そういや、さっきの茶番で言えてなかったな。
そんなことを考えつつ、俺はアンナに先を促す。
「実は、天使が関与していると言うことを聞いた時から思っていたのですが、その魔王もどきは聖遺物だと思います」
アンナが言った考えをロッドが吟味する。
「確かに、あり得ます。ですが」
「たかだか聖遺物に魔王程の魔力を出せない、だろ?」
ロッドが言いかけた言葉を俺が繋ぐ。俺が言った言葉にロッドは頷く。
そして、ここからは神である俺の分野だ。
「俺は遺物収集家でな。特に、綺麗なものに関しては大好きでな。まあ、色々な聖遺物を持っているわけだが」
と言いつつ、俺は|アイテムボックス《アイテムボックス(閲覧不可)》から俺のお気に入りを取り出す。それを見てアンナとロッドが唖然とした顔でこちらを見る。
「…………エイド様?それは……」
「これか?これはだな、神遺物だ」
「神遺物……ですか?」
首を傾げるロッド。知らないのも当然だ。これは…
「神が創った概念を神遺物と言うんだ。聖遺物はそれから漏れ出た神威を吸収しただけのものに過ぎない」
つまりは、神遺物は聖遺物よりもやばいと言うことだ。と付け加える。
「例えばだなー。この世界。これも神遺物だ」
俺と言葉にアンナが反論する。
「それは流石に、冗談が過ぎますよ!第一、この世界は!」
ここまで言いかけて言葉を止める。わかったのだろう。
「お前が気付いた通りだ。この世界は初代神が創った神遺物だ。勇者や魔王なんかも特殊な聖遺物ということだな」
突如知らされた世界の真実に2人が震える。
自分が聖遺物ということを知って驚かないほうがおかしい。
「エイド様は、"特殊な"と、言いましたがそれは一体どういうことですか?」
「神が創った世界と言う概念には勇者と魔王という概念がある。そして、神はその概念に権能を与えた。それが普通の人よりも強大な力を持って生まれる勇者の秘密ってわけ」
ロッドが「うんうん」と納得しているが納得できるとこじゃねーぞ。
「まあ、そんな感じ。勇者は役割なんかじゃない。概念だ。で、話を戻すぞ」
「い、いやいや、戻せませんよ!」
アンナが俺の言葉を遮る。驚くのはわかるが、
「アンナ、驚きすぎだ。一回深呼吸しろ」
「ですが!!」
「アンナ」
俺の言葉にようやく従うアンナ。全く、驚きすぎだ。
深呼吸して、少し落ち着いた様子だ。
「落ち着いたか?アンナ」
「は、はい。すみません」
「さて、話を今度こそ戻そう」
俺はそう言い、手に持っている剣を見せる。
持ち上げた瞬間、世界が揺れた感覚に襲われる。
「この剣の名前は宇宙だ。司る概念は宇宙。宇宙のあらゆる一と終焉を操作できる。まあ、いわゆるチートだ」
と言い、すぐに宇宙をしまう。瞬間、世界の揺れが止まった。
「ようやく、落ち着いたか……」
「エ、エイド様、さっきの揺れは?」
ビクビクしながら俺に聞いてくるロッド。
「お前、さっきから怯え過ぎだって」
「さっきのを見て怯えないで入れると思いますか!なんなんですか!さっきの揺れは!」
横を見るとアンナが尻餅をついて俺を見ている。流石にビビらせ過ぎたか。
「さっきのはな。宇宙のエネルギー密度にこの世界という概念が耐えきれなかったんだよ」
するとロッドが不思議そうな顔で俺を見る。まさか……!
「ようやく俺の魅力に気がついたの」
「違います」
ク○が。
「エイド様の話を聞いて疑問に思ったのですが。エイド様のエネルギー量は∞じゃないですか。何故、この世界は耐えれるのですか?」
「ミカエルから聞いてない?俺たちって、下界に来る時は、エネルギー量に制限がかかるんだよなー」
これのおかげ?でこの世界が壊れないんだよなー。
「ま、その制限も来た時に俺が壊してるけど。つまりはね、規定のエネルギー量を越えなければいいって事」
俺の言葉を聞き頭を抱えるロッド。愕然とするアンナ。
結局、この大事な会議はいつになったら終わるんだろうか。
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次は忘れない様にしないと……




