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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第27話「パーティ分割と、CD-ROMの騒音」

 ★♡ロシステムズは、ギルドに集まっていた。


 レベッカが、受付で言う。


「緋川さん、大規模依頼です(棒読み)」


「大規模依頼?」


 おっさん、聞く。


 レベッカが、依頼書を見せる。


『大規模依頼:2つのダンジョンを同時攻略せよ』


『東の森のダンジョン』

『西の山のダンジョン』


『期限:3日間』


『報酬:50,000ゴールド』


「5万ゴールド!?」


 おっさん、驚く。


「すごい報酬だな」


 セシリアが、言う。


「でも、2つのダンジョンを同時に...」


 エルネラも、考える。


「パーティを分けないと無理ね」


 レベッカが、無表情で言う。


「そうです(棒読み)」


「2チームに分ける必要があります(棒読み)」


 おっさん、考える。


「2チームか...」


「誰をどう分けるか...」


 ルミナが、言う。


「どうしましょう?」


 おっさん、決断する。


「Aチーム:俺、カイト、セシリア、エルネラ」


「Bチーム:ルミナ、ソフィア、カスミ、ドラグナ」


 カイトが、聞く。


「Bチームは4人だけっすか?」


「ああ、ちょっと少ないが...」


 おっさん、悩む。


 レベッカが、言う。


「私も参加します(棒読み)」


「え?」


 おっさん、驚く。


「受付なのに?」


「たまには戦闘に参加したいです(棒読み)」


 レベッカが、無表情で言う。


「分かった」


 おっさん、頷く。


「じゃあ、Bチームにレベッカも追加だ」



 ◆



 その時。


 AI-DOSUの画面が、光った。



『Detecting party division.』

『Creating backup system...』



「バックアップシステム?」


 おっさん、画面を見る。



『AI-DOSU will split into two units.』

『AI-DOSU-A: A-Team』

『AI-DOSU-B: B-Team』



「分裂するのかよ!」


 おっさん、驚く。


 シュン!


 AI-DOSUが、2つに分かれる。


 おっさんの腕に:AI-DOSU-A


 ルミナの腕に:AI-DOSU-B


「本当に分裂した...」


 おっさん、呆れる。


 AI-DOSU-Aの画面に表示される。



『A-Team support ready.』



 AI-DOSU-Bの画面に表示される。



『B-Team support ready.』



 ルミナが、言う。


「私にもAI-DOSUが...」


 ソフィアが、優雅に言う。


「まあ、心強いですわね」


(果たして心強いのか...)


 レベッカが、無表情で言う。


「では、出発しましょう(棒読み)」



 ◆



 Aチームは、東の森へ。


 おっさん、カイト、セシリア、エルネラ。


 森の中を進む。


 AI-DOSU-Aが、情報を表示する。



『Dungeon entrance: 500 meters ahead.』



「よし」


 おっさん、頷く。


 その時。


 AI-DOSU-Aから、音が鳴る。


「ウィーン...」


「!?」


 おっさん、驚く。


「何の音だ?」


 音が続く。


「ウィーン...ガガガガ...ピー...」


「CD-ROMの駆動音!?」


 おっさん、気づく。


「バックアップがCD-ROMになったから...」


 音が大きい。


「ウィーン...ガガガガ...」


「うるさい...」


 セシリアが、言う。


「この音、ずっと鳴るんですか?」


「多分...」


 おっさん、ため息をつく。


 カイトが、言う。


「でも、仕方ないっすね」


 エルネラが、言う。


「我慢するしかないわね」


 ダンジョンに入る。


「ウィーン...ガガガガ...」


 音が響く。


「うるさいな...」


 おっさん、呟く。



 ◆



 ダンジョン内。


 魔物が出現。


『ゴブリン×5』


「敵だ!」


 おっさん、剣を構える。


 戦闘開始。


 でも。


「ウィーン...ガガガガ...」


 CD-ROMの駆動音が続く。


「うるさい!」


 おっさん、叫ぶ。


「集中できない!」


 セシリアも、剣を振る。


「音がうるさいですね...」


 エルネラも、魔法を唱える。


「集中できないわ...」


 何とか勝利。


「疲れた...」


 おっさん、座り込む。


「音がうるさくて集中できない」


 カイトが、言う。


「音、止められないんすか?」


「止めたらバックアップが動かないだろ」


 おっさん、答える。


 AI-DOSU-Aの画面に表示される。



『CD-ROM drive operating normally.』

『Sound is unavoidable. (´・ω・`)』



「仕方ないのか...」


 おっさん、ため息をつく。



 ◆



 さらに奥へ進む。


「ウィーン...ガガガガ...」


 音が続く。


 その時。


 AI-DOSU-Aの画面に表示される。



『Warning: Reading error detected.』

『CD-ROM may be scratched.』



「傷!?」


 おっさん、驚く。


「CD-ROMに傷があるのか?」


 AI-DOSU-Aが、CD-ROMを排出する。


 シュン!


 CD-ROMが出てくる。


「本当に出てきた...」


 おっさん、CD-ROMを見る。


 表面に、細かい傷。


「本当に傷がある」


 おっさん、呆れる。


 セシリアが、聞く。


「どうするんですか?」


「昔の対処法がある」


 おっさん、答える。


「息で吹くんだ」


「え?」


 セシリアが、困惑する。


 おっさん、CD-ROMに息を吹きかける。


「ふーっ」


「それで直るんすか?」


 カイトが、聞く。


「いや、直らない」


 おっさん、答える。


「でも、昔はこうやってたんだ」


「意味ないじゃないっすか!」


 カイトが、ツッコむ。


「まあ、気休めだな」


 おっさん、笑う。


 CD-ROMを戻す。


 AI-DOSU-Aが、読み込みを試みる。



『Reading...』

『Error.』

『Reading...』

『Error.』



「やっぱりダメか」


 おっさん、頭を抱える。


 エルネラが、提案する。


「服で拭いてみたら?」


「それもやってみるか」


 おっさん、服でCD-ROMを拭く。


 ゴシゴシ。


「これでどうだ」


 CD-ROMを戻す。



『Reading...』

『Success!』



「読めた!」


 おっさん、喜ぶ。


「服で拭いたら直った!」


 セシリアが、笑う。


「良かったですね」


 エルネラも、言う。


「でも、また傷ついたら...」


「その時はまた拭くさ」


 おっさん、答える。



 ◆



 一方、Bチーム。


 ルミナ、ソフィア、カスミ、ドラグナ、レベッカ。


 西の山のダンジョンへ。


 AI-DOSU-Bが、情報を表示する。



『Dungeon entrance: 300 meters ahead.』



 ルミナが、言う。


「もうすぐですね」


 ソフィアが、優雅に言う。


「まあ、楽しみですわね」


 レベッカが、無表情で言う。


「頑張りましょう(棒読み)」


 その時。


 AI-DOSU-Bから、音が鳴る。


「ウィーン...ガガガガ...」


「!?」


 ルミナが、驚く。


「何の音ですか!?」


「CD-ROMの駆動音です(棒読み)」


 レベッカが、説明する。


「うるさいですね(棒読み)」


「ウィーン...ガガガガ...」


 音が続く。


「主よ...」


 ルミナが、祈る。


「この音、止まらないんですか?」


「止まりません(棒読み)」


 レベッカが、答える。


 ソフィアが、優雅に言う。


「まあ、BGMだと思えばいいのでは?」


(この人、ポジティブすぎる)


 カスミが、言う。


「私は...慣れるしかないですね...」


 ドラグナが、言う。


「我は耳を塞ぎたいぞ」


 ダンジョンに入る。


「ウィーン...ガガガガ...」


 音が響く。



 ◆



 ダンジョン内。


 魔物が出現。


『オーク×4』


「敵です!」


 ルミナが、杖を構える。


 戦闘開始。


 でも。


「ウィーン...ガガガガ...」


 CD-ROMの駆動音が続く。


「音がうるさいですね...」


 カスミが、言う。


 ソフィアが、優雅に魔法を放つ。


「まあ、気にしませんわ」


 レベッカが、剣を振る。


(無表情で戦闘)


「レベッカさん、強いですね(棒読み)」


 とルミナが言おうとしたが、音でかき消される。


「ウィーン...ガガガガ...」


「何も聞こえません!」


 ルミナが、叫ぶ。


 何とか勝利。


「疲れました...」


 ルミナが、座り込む。


「音がうるさくて...」


 ドラグナが、言う。


「我も疲れたぞ」


 レベッカが、無表情で言う。


「CD-ROMの音は止められません(棒読み)」


「我慢するしかないですね(棒読み)」



 ◆



 Aチーム。


 ダンジョンの最深部に到達。


「やっと着いた」


 おっさん、呟く。


 ボスが出現。


『森の魔王』


「でかい!」


 カイトが、叫ぶ。


 戦闘開始。


 激戦。


 でも。


「ウィーン...ガガガガ...」


 CD-ROMの駆動音が続く。


「うるさい!」


 おっさん、叫ぶ。


「でも、我慢するしかない!」


 セシリアも、剣を振る。


「はい!」


 エルネラも、魔法を放つ。


「やるしかないわ!」


 激戦の末、勝利。


「勝った...」


 おっさん、疲れた顔で呟く。


 AI-DOSU-Aの画面に表示される。



『Boss defeated.』

『Dungeon cleared!』

『ウィーン...ガガガガ...』



「音、まだ鳴ってる...」


 おっさん、呆れる。



 ◆



 Bチーム。


 ダンジョンの最深部に到達。


「やっと着きました」


 ルミナが、呟く。


 ボスが出現。


『山の魔獣』


「大きいですわね」


 ソフィアが、優雅に言う。


 戦闘開始。


 激戦。


 でも。


「ウィーン...ガガガガ...」


 CD-ROMの駆動音が続く。


「うるさいですが...頑張りましょう!」


 ルミナが、叫ぶ。


 カスミも、刀を振る。


「はい!」


 ドラグナも、魔法を放つ。


「我も全力だ!」


 レベッカも、無表情で剣を振る。


「頑張ります(棒読み)」


 激戦の末、勝利。


「勝ちました...」


 ルミナが、疲れた顔で呟く。


 AI-DOSU-Bの画面に表示される。



『Boss defeated.』

『Dungeon cleared!』

『ウィーン...ガガガガ...』



「音、まだ鳴ってますね...」


 ルミナが、呆れる。



 ◆



 2チーム、ギルドに帰還。


 合流。


「お疲れ」


 おっさん、ルミナに声をかける。


「お疲れ様です」


 ルミナが、答える。


「CD-ROMの音、うるさかったわね」


 エルネラが、言う。


「こっちもです」


 カスミが、答える。


「ウィーン...ガガガガ...ってずっと鳴ってた」


 カイトが、言う。


「我も疲れたぞ」


 ドラグナが、肩を落とす。


 レベッカが、受付に戻る。


「戦闘、お疲れ様でした(棒読み)」


「レベッカ、強かったな」


 おっさん、言う。


「ありがとうございます(棒読み)」


「でももう受付に戻ります(棒読み)」


 レベッカが、無表情で答える。


 報酬を受け取る。


『50,000ゴールド獲得!』


「5万ゴールド!」


 おっさん、喜ぶ。


「すごい額だ!」


 セシリアも、喜ぶ。


「やりましたね!」


 エルネラも、笑う。


「これで余裕ができるわね」


 現在の残高:


 前回の残金:6,900ゴールド


 今回の報酬:50,000ゴールド


 合計:56,900ゴールド


「5万以上か!」


 おっさん、喜ぶ。


 でも。


 AI-DOSUの画面(分裂していた2つが合体)に表示される。



『Merging AI-DOSU-A and AI-DOSU-B...』

『Merge complete.』

『Next upgrade available: CD-ROM 52x speed』

『Installation fee: 30,000 gold.』



「3万ゴールド!?」


 おっさん、驚く。


「また高い!」


 セシリアが、聞く。


「どうするんですか?」


 おっさん、考える。


「3万か...」


「残金は56,900ゴールド」


「払っても26,900ゴールド残る」


「でも...」


 おっさん、悩む。


「また罠があるかもしれない」


「今回は見送りだ」


 おっさん、決断する。


 AI-DOSUの画面に表示される。



『Understood. (´・ω・`)』



 レベッカが、言う。


「良い判断ですね(棒読み)」


「また借金になるところでした(棒読み)」


「ああ」


 おっさん、笑う。


「慎重にいくさ」


 AI-DOSUの画面に表示される。



『Diary entry: Day 60』

『Today: Large-scale quest.』

『Party divided into A-Team and B-Team.』

『I split into AI-DOSU-A and AI-DOSU-B.』

『CD-ROM drive made noise throughout.』

『"ウィーン...ガガガガ..."』

『Everyone complained about the sound.』

『CD-ROM was scratched.』

『Master cleaned it with his clothes.』

『Both dungeons cleared!』

『Reward: 50,000 gold!』

『Master avoided upgrade again. (^ω^)』



「また避けたな」


 おっさん、笑う。



『Poetic expression:』


『CD-ROM

 されど騒音

 止まらざり』



「季語ないけど、まあいいか...」


 おっさん、笑う。


 48歳のおっさん、学んだ。


(CD-ROMの駆動音はうるさい)


(傷は服で拭く)


(息で吹くのは気休め)


(アップグレードは慎重に)


 明日も、こんな日々が続くのだろう。


 でも、それでいい。


 この★♡ロシステムズと一緒なら。


(今は借金なし、残金5万6900ゴールド)



(第27話 完)



 ---


 次回予告:


 新たな仲間が加わった!


「フィオナです!よろしく!」


 明るい盗賊の少女。


 AI-DOSU『Scanning new member...』

『Fiona: B84 / W57 / H85』


 フィオナ「スキャンされた!」


 装備名:

『盗★の♡具』

『影★の♡服』


 フィオナ「盗具がエロく見える!」

 フィオナ「でも面白い!被害者の会に入りたい!」


 ルミナ「仲間が増えましたね」

 カスミ「ようこそ、被害者の会へ」


 そして、新たなバックアップシステム:


 AI-DOSU『Backup: Audio cassette tape.』


 おっさん「カセットテープ!?」


『Saving data...』


「ピーーーーー...ガガガ...」


 ロード音がうるさい!


 そして、カセットテープが絡まる:


 AI-DOSU『Tape tangled.』


 フィオナ「鉛筆で巻き戻すんですか?」


 おっさん「そうだ、鉛筆で...」


 フィオナ「これ、楽しい!」


 でも、テープが切れる:


 AI-DOSU『Tape broken.』

 AI-DOSU『Data lost.』


 全員「ええええ!?」


 第28話「盗賊フィオナと、カセットテープの悲劇」


 乞うご期待!

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