第27話「パーティ分割と、CD-ROMの騒音」
★♡ロシステムズは、ギルドに集まっていた。
レベッカが、受付で言う。
「緋川さん、大規模依頼です(棒読み)」
「大規模依頼?」
おっさん、聞く。
レベッカが、依頼書を見せる。
『大規模依頼:2つのダンジョンを同時攻略せよ』
『東の森のダンジョン』
『西の山のダンジョン』
『期限:3日間』
『報酬:50,000ゴールド』
「5万ゴールド!?」
おっさん、驚く。
「すごい報酬だな」
セシリアが、言う。
「でも、2つのダンジョンを同時に...」
エルネラも、考える。
「パーティを分けないと無理ね」
レベッカが、無表情で言う。
「そうです(棒読み)」
「2チームに分ける必要があります(棒読み)」
おっさん、考える。
「2チームか...」
「誰をどう分けるか...」
ルミナが、言う。
「どうしましょう?」
おっさん、決断する。
「Aチーム:俺、カイト、セシリア、エルネラ」
「Bチーム:ルミナ、ソフィア、カスミ、ドラグナ」
カイトが、聞く。
「Bチームは4人だけっすか?」
「ああ、ちょっと少ないが...」
おっさん、悩む。
レベッカが、言う。
「私も参加します(棒読み)」
「え?」
おっさん、驚く。
「受付なのに?」
「たまには戦闘に参加したいです(棒読み)」
レベッカが、無表情で言う。
「分かった」
おっさん、頷く。
「じゃあ、Bチームにレベッカも追加だ」
◆
その時。
AI-DOSUの画面が、光った。
『Detecting party division.』
『Creating backup system...』
「バックアップシステム?」
おっさん、画面を見る。
『AI-DOSU will split into two units.』
『AI-DOSU-A: A-Team』
『AI-DOSU-B: B-Team』
「分裂するのかよ!」
おっさん、驚く。
シュン!
AI-DOSUが、2つに分かれる。
おっさんの腕に:AI-DOSU-A
ルミナの腕に:AI-DOSU-B
「本当に分裂した...」
おっさん、呆れる。
AI-DOSU-Aの画面に表示される。
『A-Team support ready.』
AI-DOSU-Bの画面に表示される。
『B-Team support ready.』
ルミナが、言う。
「私にもAI-DOSUが...」
ソフィアが、優雅に言う。
「まあ、心強いですわね」
(果たして心強いのか...)
レベッカが、無表情で言う。
「では、出発しましょう(棒読み)」
◆
Aチームは、東の森へ。
おっさん、カイト、セシリア、エルネラ。
森の中を進む。
AI-DOSU-Aが、情報を表示する。
『Dungeon entrance: 500 meters ahead.』
「よし」
おっさん、頷く。
その時。
AI-DOSU-Aから、音が鳴る。
「ウィーン...」
「!?」
おっさん、驚く。
「何の音だ?」
音が続く。
「ウィーン...ガガガガ...ピー...」
「CD-ROMの駆動音!?」
おっさん、気づく。
「バックアップがCD-ROMになったから...」
音が大きい。
「ウィーン...ガガガガ...」
「うるさい...」
セシリアが、言う。
「この音、ずっと鳴るんですか?」
「多分...」
おっさん、ため息をつく。
カイトが、言う。
「でも、仕方ないっすね」
エルネラが、言う。
「我慢するしかないわね」
ダンジョンに入る。
「ウィーン...ガガガガ...」
音が響く。
「うるさいな...」
おっさん、呟く。
◆
ダンジョン内。
魔物が出現。
『ゴブリン×5』
「敵だ!」
おっさん、剣を構える。
戦闘開始。
でも。
「ウィーン...ガガガガ...」
CD-ROMの駆動音が続く。
「うるさい!」
おっさん、叫ぶ。
「集中できない!」
セシリアも、剣を振る。
「音がうるさいですね...」
エルネラも、魔法を唱える。
「集中できないわ...」
何とか勝利。
「疲れた...」
おっさん、座り込む。
「音がうるさくて集中できない」
カイトが、言う。
「音、止められないんすか?」
「止めたらバックアップが動かないだろ」
おっさん、答える。
AI-DOSU-Aの画面に表示される。
『CD-ROM drive operating normally.』
『Sound is unavoidable. (´・ω・`)』
「仕方ないのか...」
おっさん、ため息をつく。
◆
さらに奥へ進む。
「ウィーン...ガガガガ...」
音が続く。
その時。
AI-DOSU-Aの画面に表示される。
『Warning: Reading error detected.』
『CD-ROM may be scratched.』
「傷!?」
おっさん、驚く。
「CD-ROMに傷があるのか?」
AI-DOSU-Aが、CD-ROMを排出する。
シュン!
CD-ROMが出てくる。
「本当に出てきた...」
おっさん、CD-ROMを見る。
表面に、細かい傷。
「本当に傷がある」
おっさん、呆れる。
セシリアが、聞く。
「どうするんですか?」
「昔の対処法がある」
おっさん、答える。
「息で吹くんだ」
「え?」
セシリアが、困惑する。
おっさん、CD-ROMに息を吹きかける。
「ふーっ」
「それで直るんすか?」
カイトが、聞く。
「いや、直らない」
おっさん、答える。
「でも、昔はこうやってたんだ」
「意味ないじゃないっすか!」
カイトが、ツッコむ。
「まあ、気休めだな」
おっさん、笑う。
CD-ROMを戻す。
AI-DOSU-Aが、読み込みを試みる。
『Reading...』
『Error.』
『Reading...』
『Error.』
「やっぱりダメか」
おっさん、頭を抱える。
エルネラが、提案する。
「服で拭いてみたら?」
「それもやってみるか」
おっさん、服でCD-ROMを拭く。
ゴシゴシ。
「これでどうだ」
CD-ROMを戻す。
『Reading...』
『Success!』
「読めた!」
おっさん、喜ぶ。
「服で拭いたら直った!」
セシリアが、笑う。
「良かったですね」
エルネラも、言う。
「でも、また傷ついたら...」
「その時はまた拭くさ」
おっさん、答える。
◆
一方、Bチーム。
ルミナ、ソフィア、カスミ、ドラグナ、レベッカ。
西の山のダンジョンへ。
AI-DOSU-Bが、情報を表示する。
『Dungeon entrance: 300 meters ahead.』
ルミナが、言う。
「もうすぐですね」
ソフィアが、優雅に言う。
「まあ、楽しみですわね」
レベッカが、無表情で言う。
「頑張りましょう(棒読み)」
その時。
AI-DOSU-Bから、音が鳴る。
「ウィーン...ガガガガ...」
「!?」
ルミナが、驚く。
「何の音ですか!?」
「CD-ROMの駆動音です(棒読み)」
レベッカが、説明する。
「うるさいですね(棒読み)」
「ウィーン...ガガガガ...」
音が続く。
「主よ...」
ルミナが、祈る。
「この音、止まらないんですか?」
「止まりません(棒読み)」
レベッカが、答える。
ソフィアが、優雅に言う。
「まあ、BGMだと思えばいいのでは?」
(この人、ポジティブすぎる)
カスミが、言う。
「私は...慣れるしかないですね...」
ドラグナが、言う。
「我は耳を塞ぎたいぞ」
ダンジョンに入る。
「ウィーン...ガガガガ...」
音が響く。
◆
ダンジョン内。
魔物が出現。
『オーク×4』
「敵です!」
ルミナが、杖を構える。
戦闘開始。
でも。
「ウィーン...ガガガガ...」
CD-ROMの駆動音が続く。
「音がうるさいですね...」
カスミが、言う。
ソフィアが、優雅に魔法を放つ。
「まあ、気にしませんわ」
レベッカが、剣を振る。
(無表情で戦闘)
「レベッカさん、強いですね(棒読み)」
とルミナが言おうとしたが、音でかき消される。
「ウィーン...ガガガガ...」
「何も聞こえません!」
ルミナが、叫ぶ。
何とか勝利。
「疲れました...」
ルミナが、座り込む。
「音がうるさくて...」
ドラグナが、言う。
「我も疲れたぞ」
レベッカが、無表情で言う。
「CD-ROMの音は止められません(棒読み)」
「我慢するしかないですね(棒読み)」
◆
Aチーム。
ダンジョンの最深部に到達。
「やっと着いた」
おっさん、呟く。
ボスが出現。
『森の魔王』
「でかい!」
カイトが、叫ぶ。
戦闘開始。
激戦。
でも。
「ウィーン...ガガガガ...」
CD-ROMの駆動音が続く。
「うるさい!」
おっさん、叫ぶ。
「でも、我慢するしかない!」
セシリアも、剣を振る。
「はい!」
エルネラも、魔法を放つ。
「やるしかないわ!」
激戦の末、勝利。
「勝った...」
おっさん、疲れた顔で呟く。
AI-DOSU-Aの画面に表示される。
『Boss defeated.』
『Dungeon cleared!』
『ウィーン...ガガガガ...』
「音、まだ鳴ってる...」
おっさん、呆れる。
◆
Bチーム。
ダンジョンの最深部に到達。
「やっと着きました」
ルミナが、呟く。
ボスが出現。
『山の魔獣』
「大きいですわね」
ソフィアが、優雅に言う。
戦闘開始。
激戦。
でも。
「ウィーン...ガガガガ...」
CD-ROMの駆動音が続く。
「うるさいですが...頑張りましょう!」
ルミナが、叫ぶ。
カスミも、刀を振る。
「はい!」
ドラグナも、魔法を放つ。
「我も全力だ!」
レベッカも、無表情で剣を振る。
「頑張ります(棒読み)」
激戦の末、勝利。
「勝ちました...」
ルミナが、疲れた顔で呟く。
AI-DOSU-Bの画面に表示される。
『Boss defeated.』
『Dungeon cleared!』
『ウィーン...ガガガガ...』
「音、まだ鳴ってますね...」
ルミナが、呆れる。
◆
2チーム、ギルドに帰還。
合流。
「お疲れ」
おっさん、ルミナに声をかける。
「お疲れ様です」
ルミナが、答える。
「CD-ROMの音、うるさかったわね」
エルネラが、言う。
「こっちもです」
カスミが、答える。
「ウィーン...ガガガガ...ってずっと鳴ってた」
カイトが、言う。
「我も疲れたぞ」
ドラグナが、肩を落とす。
レベッカが、受付に戻る。
「戦闘、お疲れ様でした(棒読み)」
「レベッカ、強かったな」
おっさん、言う。
「ありがとうございます(棒読み)」
「でももう受付に戻ります(棒読み)」
レベッカが、無表情で答える。
報酬を受け取る。
『50,000ゴールド獲得!』
「5万ゴールド!」
おっさん、喜ぶ。
「すごい額だ!」
セシリアも、喜ぶ。
「やりましたね!」
エルネラも、笑う。
「これで余裕ができるわね」
現在の残高:
前回の残金:6,900ゴールド
今回の報酬:50,000ゴールド
合計:56,900ゴールド
「5万以上か!」
おっさん、喜ぶ。
でも。
AI-DOSUの画面(分裂していた2つが合体)に表示される。
『Merging AI-DOSU-A and AI-DOSU-B...』
『Merge complete.』
『Next upgrade available: CD-ROM 52x speed』
『Installation fee: 30,000 gold.』
「3万ゴールド!?」
おっさん、驚く。
「また高い!」
セシリアが、聞く。
「どうするんですか?」
おっさん、考える。
「3万か...」
「残金は56,900ゴールド」
「払っても26,900ゴールド残る」
「でも...」
おっさん、悩む。
「また罠があるかもしれない」
「今回は見送りだ」
おっさん、決断する。
AI-DOSUの画面に表示される。
『Understood. (´・ω・`)』
レベッカが、言う。
「良い判断ですね(棒読み)」
「また借金になるところでした(棒読み)」
「ああ」
おっさん、笑う。
「慎重にいくさ」
AI-DOSUの画面に表示される。
『Diary entry: Day 60』
『Today: Large-scale quest.』
『Party divided into A-Team and B-Team.』
『I split into AI-DOSU-A and AI-DOSU-B.』
『CD-ROM drive made noise throughout.』
『"ウィーン...ガガガガ..."』
『Everyone complained about the sound.』
『CD-ROM was scratched.』
『Master cleaned it with his clothes.』
『Both dungeons cleared!』
『Reward: 50,000 gold!』
『Master avoided upgrade again. (^ω^)』
「また避けたな」
おっさん、笑う。
『Poetic expression:』
『CD-ROM
されど騒音
止まらざり』
「季語ないけど、まあいいか...」
おっさん、笑う。
48歳のおっさん、学んだ。
(CD-ROMの駆動音はうるさい)
(傷は服で拭く)
(息で吹くのは気休め)
(アップグレードは慎重に)
明日も、こんな日々が続くのだろう。
でも、それでいい。
この★♡ロシステムズと一緒なら。
(今は借金なし、残金5万6900ゴールド)
(第27話 完)
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次回予告:
新たな仲間が加わった!
「フィオナです!よろしく!」
明るい盗賊の少女。
AI-DOSU『Scanning new member...』
『Fiona: B84 / W57 / H85』
フィオナ「スキャンされた!」
装備名:
『盗★の♡具』
『影★の♡服』
フィオナ「盗具がエロく見える!」
フィオナ「でも面白い!被害者の会に入りたい!」
ルミナ「仲間が増えましたね」
カスミ「ようこそ、被害者の会へ」
そして、新たなバックアップシステム:
AI-DOSU『Backup: Audio cassette tape.』
おっさん「カセットテープ!?」
『Saving data...』
「ピーーーーー...ガガガ...」
ロード音がうるさい!
そして、カセットテープが絡まる:
AI-DOSU『Tape tangled.』
フィオナ「鉛筆で巻き戻すんですか?」
おっさん「そうだ、鉛筆で...」
フィオナ「これ、楽しい!」
でも、テープが切れる:
AI-DOSU『Tape broken.』
AI-DOSU『Data lost.』
全員「ええええ!?」
第28話「盗賊フィオナと、カセットテープの悲劇」
乞うご期待!




