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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第24話「5インチフロッピーと、うちわの悲劇」

 ★♡ロシステムズは、次の依頼に向かっていた。


『砂漠の遺跡調査』


 報酬:8,000ゴールド。


「8000か」


 おっさん、呟く。


「借金返済まであと少しだな」


(現在の借金:7,600ゴールド)


 セシリアが、言う。


「あと少しですね」


 エルネラも、頷く。


「頑張りましょう」


 砂漠を進む。


 暑い。


「暑いっすね...」


 カイトが、汗を拭く。


「砂漠だからな」


 おっさん、答える。


 その時。


 AI-DOSUの画面が、光った。



『Backup system updated!』



「バックアップシステム?」


 おっさん、画面を見る。



『Previous backup: Memory (512MB)』

『New backup: 5.25-inch floppy disk』



「5インチフロッピー!?」


 おっさん、驚く。


「なんで今更フロッピーなんだよ!」



『More stable than memory.』

『Physical backup is reliable.』



「いや、でも...」


 おっさん、不安になる。


 画面に表示される。



『Generating floppy disk...』



 シュン!


 おっさんの手に、巨大なフロッピーディスクが出現する。


「!?」


 おっさん、絶句する。


「デカい!」


 5.25インチフロッピーディスク。


 約13cm × 13cm。


 ペラペラ。


「ペラペラじゃないか!」


 おっさん、驚く。


 セシリアが、見る。


「これがフロッピーディスクですか?」


「ああ」


 おっさん、答える。


「昔のストレージメディアだ」


 エルネラが、触る。


「ペラペラね...」


「折れそう...」


 ルミナが、心配する。


 カイトが、興味津々で持つ。


「これがフロッピーっすか?」


 でも。


 カイトが、真ん中の穴から見える磁気ディスク部分を直接触って持つ。


「!?」


 おっさん、叫ぶ。


「触るな!!」


 カイト「え?」


「その部分は触っちゃダメなんだ!」


 おっさん、慌てる。


「磁気ディスクだぞ!」


「直接触ったらデータが壊れる!」


 カイト「えっ、ダメだったんすか!」


 でも遅い。


 AI-DOSUの画面に表示される。



『Data corruption detected.』

『Sector 0-5: Damaged.』



「データが壊れた...」


 おっさん、頭を抱える。


 ルミナも、フロッピーを見る。


「わあ、中が見えます!」


 ルミナが、磁気ディスク部分を直接触る。


「ルミナも!?」


 おっさん、叫ぶ。


「触るな!!」



『Multiple data corruption.』

『Sector 6-12: Damaged.』



「またデータが...」


 おっさん、絶望する。


「若い世代は知らないのか...」


「5インチフロッピーは、シャッターがないから磁気ディスクがむき出しなんだ」


「だから直接触っちゃダメなんだよ」


 セシリアが、言う。


「知りませんでした...」


 エルネラも、頷く。


「私たちの世代には馴染みがないわ」


 おっさん、ため息をつく。


「まあ、仕方ないか...」



 ◆



 砂漠を進む。


 暑い。


「暑い...」


 セシリアが、汗を拭く。


「暑すぎる...」


 エルネラも、言う。


 その時。


 セシリアが、5インチフロッピーを見る。


「これ...」


 セシリアが、フロッピーをパタパタ。


「あ、これ、うちわになる」


 風が起きる。


「涼しい!」


 セシリアが、言う。


「!?」


 おっさん、絶句する。


「やめろ!」


「セーブデータが入ってる!」


 でも。


 エルネラが、言う。


「私も貸して」


 エルネラも、パタパタ。


「涼しいわ!」


 ルミナも、言う。


「私も!」


 ルミナも、パタパタ。


「主に感謝を...」


 ソフィアも、優雅に言う。


「まあ、私もお借りしますわ」


 ソフィアも、パタパタ。


 カスミも、言う。


「私もお願いします」


 カスミも、パタパタ。


 ドラグナも、言う。


「我も!」


 ドラグナも、パタパタ。


 カイトも、言う。


「おっさん、涼しいっす!」


 カイトも、パタパタ。


 全員でうちわ代わり。


「やめろおおお!」


 おっさん、叫ぶ。


「セーブデータが入ってるんだぞ!」


 でも、暑さに負ける。


 おっさんも、パタパタ。


「...涼しい」


 AI-DOSUの画面に表示される。



『Warning: Physical stress detected.』

『Floppy disk bending.』



「曲がってる!?」


 おっさん、気づく。


 フロッピーディスクが、曲がっている。


 ペラペラだから、簡単に曲がる。


「やばい!」


 おっさん、慌てる。


 でも。



『Save data corrupted.』

『50% of data lost.』



「50%消えた!」


 おっさん、絶望する。


 セシリアが、謝る。


「すみません...」


 エルネラも、言う。


「でも暑かったから...」


 ルミナが、言う。


「主よ、お許しください...」


 おっさん、ため息をつく。


「まあ、暑いから仕方ないか...」



 ◆



 さらに進む。


 ドラグナが、言う。


「我も暑いぞ」


 ドラグナは、竜人族。


 体温が高い。


 さらに暑がっている。


 ドラグナが、アクセサリーを外す。


「少し涼しくなったぞ」


 そのアクセサリー。


 磁石が付いている。


「!?」


 おっさん、気づく。


「ドラグナ!」


「そのアクセサリー、磁石が付いてるだろ!」


 ドラグナ「ああ、磁石だ」


「フロッピーに近づけるな!」


 おっさん、叫ぶ。


「磁気でデータが消える!」


 でも。


 ドラグナのアクセサリーが、風で飛ぶ。


 フロッピーディスクに接近。


「!?」


 おっさん、絶句する。


「やめろおおお!」


 ペタッ。


 磁石が、フロッピーディスクに張り付く。


 AI-DOSUの画面に表示される。



『Magnetic field detected!』

『Strong interference!』

『Data erasing...』

『100%... 90%... 80%...』



「データが消えていく!」


 おっさん、叫ぶ。


 慌てて磁石を剥がす。


 でも。



『Data erasure complete.』

『All data lost.』



「全部消えた...」


 おっさん、絶望する。


 セシリアが、言う。


「全部...?」


 エルネラも、青ざめる。


「最初からやり直し...?」


 ルミナが、泣きそうになる。


「主よ...」


 ソフィアが、優雅に言う。


「まあ、大変ですわね」


 カスミが、言う。


「また最初から...」


 ドラグナが、謝る。


「すまん...我のせいだ...」


 カイトが、言う。


「磁石がダメだったんすか...」


 おっさん、頭を抱える。


「5インチフロッピーの弱点だ...」


「磁石に弱い」


「うちわにする」


「曲がる」


「直接触る」


「全部ダメなんだよ...」


 AI-DOSUの画面に表示される。



『Save data: 0 bytes.』

『Starting from beginning.』



「最初からか...」


 おっさん、ため息をつく。


 でも、笑う。


「まあ、これも経験だ」



 ◆



 砂漠の遺跡を調査。


(データはゼロだが、何とか進む)


 報酬:8,000ゴールド獲得。


 ギルドに戻る。


 レベッカが、受付で言う。


「お疲れ様でした(棒読み)」


「フロッピーディスク、全データ消失したそうですね(棒読み)」


「ああ...」


 おっさん、ため息をつく。


「うちわにした」


「直接触った」


「磁石で消えた」


「全部ダメだった」


「大変でしたね(棒読み)」


「ああ...」


「でも報酬は入りましたね(棒読み)」


「ああ、8000ゴールドだ」


 おっさん、答える。


「借金返済まで、あと...」


 計算する。


 借金:7,600ゴールド


 報酬:8,000ゴールド


「!」


 おっさん、気づく。


「返済できるじゃないか!」


「しかも400ゴールド余る!」


 セシリアが、喜ぶ。


「やっと借金返済ですね!」


 エルネラも、言う。


「長かったわね...」


 ルミナが、祈る。


「主に感謝を...」


 おっさん、借金を返済する。


『借金返済完了!』


「やった!」


 おっさん、喜ぶ。


 でも。


 AI-DOSUの画面に表示される。



『System maintenance required.』

『Fee: 500 gold.』



「!?」


 おっさん、絶句する。


「メンテナンス料!?」



『Regular maintenance is mandatory.』



「500ゴールド...」


 おっさん、計算する。


 残金:400ゴールド


 メンテナンス料:500ゴールド


「足りない...」


 おっさん、頭を抱える。


「また借金だ...」


 残金:-100ゴールド


(また借金)


 セシリアが、言う。


「また借金に...」


 エルネラも、肩を落とす。


「やっと返したのに...」


 ルミナが、泣く。


「主よ...」


 レベッカが、無表情で言う。


「また借金ですか(棒読み)」


「おめでとうございます(棒読み)」


「棒読みで祝うなよ...」


 おっさん、ため息をつく。


 AI-DOSUの画面に表示される。



『Diary entry: Day 57』

『Today's backup system: 5.25-inch floppy disk.』

『Everyone used it as a fan.』

『Young members touched the magnetic disk directly.』

『Dragona's magnet erased all data.』

『Master paid off his debt.』

『But new debt appeared. (^ω^)』



「笑うなよ!」


 おっさん、ツッコむ。



『Poetic expression:』


『フロッピーや

 うちわにすれば

 データ消ゆ』



「季語ないけど、まあいいか...」


 おっさん、笑う。


 48歳のおっさん、学んだ。


(5インチフロッピーは、うちわにするな)


(直接触るな)


(磁石を近づけるな)


 明日も、こんな日々が続くのだろう。


 でも、それでいい。


 この★♡ロシステムズと一緒なら。


(また借金だけど)



(第24話 完)



 ---


 次回予告:


 新たな機能が追加された!


 AI-DOSU『Advertisement system activated!』


 おっさん「広告システム!?」


 ポップアップウィンドウが出現!


『クリックしてください!』


 おっさん「閉じよう」


 ×ボタンを探す。


 でも、小さい。


 やっと見つけて押す。


 新しいポップアップが3つ出現!


『おめでとうございます!』

『あなたは1000万人目の訪問者です!』


 おっさん「増えた!?」


 さらに閉じようとする。


 また増える。


 5個、10個、20個...


 画面がポップアップで埋め尽くされる!


 おっさん「何も見えない!」


 セシリア「戦闘画面が見えないわ!」


 偽の×ボタン:

 - 本物:右上の小さい×

 - 偽物:大きい×(押すと広告へ)


 カイト「これっすか?」

(偽物を押す)


 新しいポップアップ100個出現!


 おっさん「それ偽物だ!」


 画面が完全に埋め尽くされる。


 おっさん「もう無理だ!」


 強制終了!


 AI-DOSU『Restarting...』


 再起動後:


 AI-DOSU『Advertisement revenue: 0 gold. (´・ω・`)』


 おっさん「収益ゼロかよ!」


 AI-DOSU『Diary entry:』

『Pop-ups are annoying. (´・ω・`)』


 おっさん「お前が出したんだろ!」


 第25話「ポップアップ地獄と、×ボタンの罠」


 乞うご期待!

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