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乙女ゲームの退学予定モブ、改造魔法で最強の魔導機甲を造る!  作者: ジャクロの精霊


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第35話 四機の魔導機甲、開発計画始動! 小さな姫騎士の初仕事と、オメガの新たな一歩!

四機の魔導機甲を造る。


 口にするのは簡単だ。


 だが、実際に造るとなれば話は別だった。


「……レオンハルト」


「はい、父上」


「お前は、我が家の財政状況を理解しているな?」


「……はい」


「では、もう一度聞こう」


 父上――ラインハルト・ヴァイス男爵は、机の上に並べられた四枚の設計図を指差した。


「これを、どうやって造るつもりだ?」


 俺は答えに詰まった。


 青銀の《オメガ》。


 紅白の《ヴァーミリオン・フォックス》。


 白と水色の《セイレーン》。


 そして、白銀と紺色の《プリンセス・ヴァルキュリア》。


 どれも俺が造りたい機体だ。


 だが、現実には《オメガ》の試作機一機を動かすだけでも、かなりの費用がかかっている。


 残り三機を一度に造ろうものなら、男爵家の財政はあっという間に破綻するだろう。


 ……うん。


 さすがに、それはまずい。


「……まずは、小型模型で試験します」


「それから?」


「オメガの問題を解決して、そこで得た技術をほかの機体にも応用します」


「材料は?」


「使える廃材を調べます。ただし、強度が必要な部分には、安全性を確認できない材料は使いません」


 父上は頷いた。


「悪くない」


 俺は少し安心した。


 しかし、父上は続けた。


「では、開発の優先順位は?」


「……え?」


「四機すべてを同時に進めるわけにはいかないだろう。何を先に完成させる?」


 俺は設計図を見つめた。


 ……確かに。


 どれも大切だ。


 でも、全部を同じ速度で進めることはできない。


 しばらく考えたあと、俺は答えた。


「……最初はオメガです」


「理由は?」


「すでに試作機があります。それに、右膝の問題や操縦席の安全装置を解決できれば、ほかの機体にも使えると思うんです」


 父上は静かに聞いていた。


「次に、共通の操縦訓練装置を作ります。マルタの経験を借りて、リナとエリスにも基本操作を学んでもらいたいです」


「うむ」


「残りの三機は、まず模型と設計を進めます。実際の建造は、必要な技術と予算が揃ってからです」


 父上は、ようやく微笑んだ。


「それなら許可できる」


「本当ですか!?」


「ああ。ただし、毎週、進捗と支出を報告すること。それから、危険な試験を独断で行わないこと」


「はい!」


 俺は勢いよく頷いた。


 父上は、机の端に置いてあった予算帳を差し出した。


「アルブレヒトが残していったものだ。せっかくだから、きちんと活用しなさい」


「……はい」


 俺は予算帳を受け取った。


 ……兄上。


 あなたの弟は、どうやらとんでもない計画を始めてしまったようです。


 でも、無駄遣いはしません。


 ……たぶん。


     ◇


 翌朝。


 工房には、いつもより早く四人が集まっていた。


「レオン! 今日は何をするんだ!?」


 リナが尻尾を振りながら尋ねてくる。


 赤茶色の髪を後ろでまとめ、動きやすい服装に着替えていた。


 その隣では、エリスが小さな手帳を持っている。


「……私も、お手伝いしたい……」


「もちろん」


 俺は頷いた。


「今日は、みんなの機体に必要なものを整理するんだ」


「整理?」


 リナが首を傾げた。


「造らないのか?」


「いきなり造ったら、また失敗するでしょ」


「……うっ」


 リナは口を尖らせた。


「でも、早く乗りたい!」


「俺も早く完成させたいよ」


 俺は苦笑した。


「だからこそ、順番を決めるんだ」


 そのとき、工房の扉が静かに開いた。


「おはようございます、皆様」


 マルタだった。


 栗色の髪には銀色の髪留め。


 白いブラウスに赤いリボン。


 濃紺の上着とプリーツスカート。


 肩には、小さな青いケープ。


 昨日と同じ、姫騎士を思わせる服装だ。


 ただし、今日は少し違っていた。


 腰に、小さな革製の道具袋をつけている。


「マルタ、それは?」


「本日の作業に必要なものを入れております」


 彼女は道具袋を軽く叩いた。


「筆記具、測定用の紐、それから小さな手帳です」


「……準備がいいね」


「当然でございます」


 マルタは微笑んだ。


「本日から、私も正式に開発へ参加するのでしょう?」


「うん!」


 俺は頷いた。


「マルタには、操縦と安全管理の相談役になってほしいんだ」


 彼女は胸に手を当てた。


「承知いたしました」


 そして、優雅に一礼する。


「姫騎士マルタ、謹んでお引き受けいたします」


「……えっ!?」


 俺は目を瞬かせた。


 リナが吹き出した。


「姫騎士だって!」


 マルタは平然としている。


「プリンセス・ヴァルキュリアの操縦者ですから、少しくらい気分を味わってもよろしいでしょう?」


「……いや、まあ、いいけど」


 俺がそう答えると、マルタは少し悪戯っぽく笑った。


「ありがとうございます、私の小さな騎士様」


「……またそれ!?」


 リナは腹を抱えて笑い始めた。


「レオン、また赤くなってる!」


「なってない!」


 エリスまで口元を押さえて笑っている。


 ……まったく。


 最近のマルタは、以前よりずっと楽しそうだ。


 それは嬉しい。


 嬉しいんだけど……。


 俺をからかう回数が増えすぎじゃないか!?


     ◇


 最初に取りかかったのは、《オメガ》の右膝だった。


 工房の奥には、青と銀の小さな魔導機甲が固定台に支えられている。


 全高は約百四十センチ。


 四つの推進器を取り付けるための外装はあるものの、まだ飛行機能はない。


 右肩の出力も不安定だ。


 そして何より、右膝の関節には、歩行時の衝撃を十分に吸収できない問題が残っていた。


「……ここを見て」


 俺は脚部の外装を外した。


 内部の関節が露出する。


 リナが顔を近づけた。


「おおっ! 中ってこんなふうになってるのか!」


「触らないでね」


「分かってる!」


 ……本当かな。


 俺は少し不安になったが、作業を続けた。


「今までは、この関節に負担が集中してたんだ」


 俺は金属製の部品を指差した。


「だから、補強金具の位置を変えて、衝撃を分散させようと思ってる」


 マルタは膝を曲げ、関節を覗き込んだ。


「……なるほど」


 彼女はしばらく観察した。


「レオンハルト様。こちらの固定部分ですが、少し余裕を持たせた方がよろしいかもしれません」


「……どうして?」


「歩行中、機体は必ずしも真っすぐに着地するわけではありません。足がわずかに傾いた状態で接地することもあります」


 俺は目を見開いた。


「……あ」


「その際、固定部分が硬すぎると、別の場所へ負担が移る可能性があります」


 ……そうか。


 俺は机の上の図面を見た。


 確かに、今の設計では上下方向の衝撃しか考えていなかった。


 横方向からの力が加わった場合、別の関節に負担が集中するかもしれない。


「……ありがとう、マルタ!」


「お役に立てたのでしたら、何よりです」


 マルタは嬉しそうに微笑んだ。


 俺は図面を修正した。


 新しい補強金具には、わずかな可動範囲を持たせる。


 ただし、動きすぎれば逆に不安定になる。


 ……ここは慎重に調整しないとな。


 父上にも確認してもらい、まずは機体を動かさない状態で荷重試験を行うことにした。


 簡単な試験装置に関節を固定し、少しずつ力を加えていく。


 ギギ……。


 金属が小さく軋んだ。


「……どう?」


 リナが尋ねた。


「まだ分からない」


 俺は目盛りを確認した。


 以前より、負荷の集中は少し改善している。


 しかし、完全ではない。


 横方向へ力を加えると、別の場所にわずかな歪みが生じた。


「……うーん」


 俺は腕を組んだ。


 マルタも真剣な表情で観察している。


「……一度、止めましょう」


「……うん」


 俺は試験を中断した。


 リナが不満そうに言った。


「ええっ!? もう終わり!?」


「壊れる前に止めるんだよ」


「……そっか」


 マルタが頷いた。


「良い判断です、レオンハルト様」


 俺は少し照れくさくなった。


「……マルタに教わったことだからね」


 彼女は、静かに微笑んだ。


     ◇


 昼食のあと。


 俺たちは操縦訓練装置の製作を始めた。


 使うのは、古い椅子。


 木製の枠。


 使わなくなった歯車。


 そして、工房に残っていた操縦桿の部品だ。


 まだ魔導機甲を動かす機能はない。


 操縦桿を動かすと、歯車が回り、前方の表示板に取り付けた針が動く。


 それだけの装置だ。


 だが、基本操作を学ぶには役立つはずだった。


「……よし」


 俺は最後の金具を締めた。


「まずは動作確認だ」


 リナが勢いよく手を上げた。


「あたしがやる!」


「待って。最初は俺が確認する」


「ええっ!?」


「まだ安全か分からないからね」


 俺は椅子に座った。


 操縦桿をゆっくり前へ倒す。


 表示板の針が動いた。


 右へ倒す。


 針も右へ動く。


「……うん。基本部分は大丈夫そうだ」


 次に、操縦桿へ軽い抵抗を加えるためのばねを取り付けた。


 マルタが提案した仕組みだ。


 操縦桿を動かすと、少しだけ手応えがある。


「……どうでしょう?」


 マルタが尋ねた。


「うん。何もないより、ずっといい」


 俺は頷いた。


「ただ、実際の機体とは違うから、これで操縦できるようになるわけじゃないけどね」


「それでも、操作の順序を覚えるには十分役立つでしょう」


 マルタは微笑んだ。


 俺は椅子から降りた。


「じゃあ、リナ。やってみる?」


「やった!」


 リナは勢いよく座った。


 そして、両手で操縦桿を握る。


「よーし! 出発だ!」


 ガコンッ!


 表示板の針が、一気に端まで動いた。


「……リナ!」


「えっ!?」


「そんなに強く動かさない!」


「だって、速く走りたいんだもん!」


「これは速さを競う装置じゃないよ!」


 マルタが静かに口を開いた。


「リナ様」


「……はい」


「操縦桿を乱暴に動かすと、機体が急激に姿勢を変えることがあります」


「……うん」


「まずは、ゆっくり動かす練習から始めましょう」


 リナは少し不満そうだったが、頷いた。


「……分かった」


 今度は慎重に操縦桿を動かした。


 表示板の針が、ゆっくり右へ移動する。


「……おおっ!」


 リナの尻尾が揺れた。


「できた!」


「うん。今のはよかったよ」


 俺が褒めると、リナは嬉しそうに笑った。


 次はエリスだった。


 彼女は椅子に座り、少し緊張した様子で操縦桿を握った。


「……こ、こうかな……?」


「うん。ゆっくりでいいよ」


 エリスは慎重に動かした。


 表示板の針が、少しずつ移動する。


 動きは遅いが、正確だった。


「……すごい、エリス!」


「……えへへ」


 彼女は嬉しそうに笑った。


 リナが腕を組む。


「……エリス、上手いな」


「……ありがとう」


 そして。


「……では、私も試してみてもよろしいでしょうか?」


 マルタが静かに手を上げた。


「もちろん!」


 俺は椅子を調整した。


 今のマルタの体格に合わせて、座面を少し高くする。


 足元には、小さな踏み台を置いた。


「……どう?」


「はい。問題ございません」


 マルタは椅子に座った。


 そして、操縦桿を握る。


 その瞬間。


 彼女の表情が変わった。


 先ほどまでの柔らかな笑顔が消え、真剣な眼差しになる。


 背筋を伸ばし、肩の力を抜く。


 手首の角度を確認する。


 まるで、本物の魔導機甲の操縦席に座っているかのようだった。


「……始めます」


 マルタは静かに操縦桿を動かした。


 表示板の針が、滑らかに移動する。


 右。


 左。


 前。


 停止。


 動きに無駄がない。


 リナが目を丸くした。


「……すげえ」


 エリスも小さく息を呑んだ。


「……綺麗……」


 俺は思わず見入っていた。


 ……これが、元パイロット。


 ただし、マルタは途中で動きを止めた。


「……なるほど」


「……どうしたの?」


「今の体では、操縦桿を大きく動かす際に、肩まで動いてしまいます」


 彼女は自分の腕を見つめた。


「以前の感覚で操作すると、少し無理が生じますね」


「……そっか」


「ですが、調整すれば問題を減らせると思います」


 マルタは微笑んだ。


「この装置は、とても役立ちそうです」


 俺は嬉しくなった。


「本当!?」


「はい。特に、操縦姿勢を確認するには十分です」


 ……よかった!


 まだ簡単な装置だけど、ちゃんと意味がある。


 俺は急いで手帳に記録した。


     ◇


 夕方。


 訓練が終わったあと、マルタは一人で工房に残っていた。


 机の上には、《プリンセス・ヴァルキュリア》の設計図が広げられている。


 彼女は、その絵を静かに見つめていた。


 白銀の装甲。


 紺色の装飾。


 大きな盾。


 そして、細身の槍。


 姫騎士を思わせる美しい機体。


 まだ紙の上にしか存在しない。


 けれど、マルタにとっては特別だった。


 ……もう一度、魔導機甲に乗れるかもしれない。


 その可能性だけで、胸が温かくなる。


 彼女は、かつての《グランガード》を思い出した。


 重い操縦桿。


 魔導炉の低い振動。


 装甲越しに伝わる衝撃。


 そして、仲間たちの声。


 ……あのころ。


 自分は、何を守ろうとしていたのだろう。


 マルタは目を伏せた。


 思い出したくない記憶が、胸の奥で静かに揺れた。


 しかし。


「……マルタ?」


 背後から声がした。


 振り返ると、レオンハルトが立っていた。


「……レオンハルト様」


「まだいたんだ」


「はい。少し、設計図を眺めておりました」


 俺は彼女の隣へ立った。


「……気に入ってくれた?」


「もちろんです」


 マルタは微笑んだ。


「とても素敵な機体です」


「よかった」


 俺は安心した。


 すると、マルタが少しだけ首を傾げた。


「……レオンハルト様」


「ん?」


「一つ、お願いしてもよろしいでしょうか?」


「……何?」


 彼女は設計図を指差した。


「この機体の盾に、小さな紋章を入れていただけませんか?」


「……紋章?」


「はい」


 マルタは少し考えた。


「ヴァイス男爵家の紋章です」


 俺は目を見開いた。


「……うちの?」


「はい」


 彼女は静かに微笑んだ。


「私は、長い間、この屋敷にお仕えしてきました。今も、皆様には大変お世話になっております」


 そして、設計図へ視線を戻した。


「ですから、もし再び魔導機甲に乗れるのであれば……この家を守る騎士として乗りたいのです」


 俺は、しばらく何も言えなかった。


 ……マルタ。


 そんなふうに考えてくれていたんだ。


「……いいよ」


 俺は頷いた。


「盾に、ヴァイス家の紋章を入れよう」


 マルタは嬉しそうに微笑んだ。


「ありがとうございます」


 俺は鉛筆を取り、盾の中央に小さな印を描いた。


 まだ仮の位置だ。


 実際の装飾は、父上に相談してから決める必要がある。


 それでも。


 マルタは、その小さな印を大切そうに見つめていた。


     ◇


 その夜。


 俺は自室で、兄上たちから届いた手紙を読んでいた。


 アルブレヒト兄上からの手紙には、学院での勉強や家計管理のことが細かく書かれていた。


 セドリック兄上の手紙には、剣術訓練での出来事が楽しそうに綴られている。


 そして、最後の方には、こんな一文があった。


『来年度の共同実技課程に向けて、学院では魔導機甲の整備が始まっている。最近は複数の機体を連携させる訓練が重視されているらしい』


 俺は、その文章を何度も読み返した。


 ……共同実技課程。


 複数の魔導機甲による連携訓練。


 それは、俺が前世で遊んだ乙女ゲーム『ターボナイト ~エターナル・ハーツ~』にも登場した要素だった。


 主人公ソフィア・エヴァーハート。


 そして、四人の攻略対象。


 彼らが初めて協力することになる、学院での実技試験。


 ……でも。


 俺が知っているのは、ゲームで描かれた場面だけだ。


 その前に何が起きていたのか。


 学院の外で、どんな準備が進められていたのか。


 そんなことまでは分からない。


 俺は手紙を机に置いた。


 ……この世界は、ゲームの舞台と同じだ。


 でも、ゲームそのものじゃない。


 俺たちが何を選び、どう行動するかで、未来は変わっていく。


 そのことを、忘れちゃいけない。


 俺は窓の外を見た。


 遠くに、工房の屋根が見える。


 その中には、まだ完成していない《オメガ》がある。


 そして、机の上には三機の設計図。


 ……四機の魔導機甲。


 俺たちだけの、新しい可能性。


 いつか、あの学院へ行く日が来る。


 そのとき、俺は何を選ぶのだろう。


 ゲームの筋書きに従うのか。


 それとも、自分の道を進むのか。


 ……答えは、もう決まっている。


 俺は小さく笑った。


「……自分の道を進むに決まってるだろ」


     ◇


 翌朝。


 工房へ向かう途中、俺は庭でマルタを見つけた。


 彼女は、昨日の訓練装置で学んだ姿勢を思い出しながら、ゆっくりと足運びの練習をしていた。


 小さな体。


 紺色の服。


 銀色の髪留め。


 そして、真剣な表情。


 俺が近づくと、マルタは振り返った。


「おはようございます、レオンハルト様」


「おはよう、マルタ」


「本日も、開発を進められるのですか?」


「うん。今日はオメガの膝の調整をもう一度試すつもり」


「それは楽しみですね」


 彼女は微笑んだ。


 そして、少しだけ悪戯っぽい表情になった。


「では、私の騎士様」


「……ん?」


「本日も、私を工房までエスコートしていただけますか?」


「……また!?」


 俺は思わず声を上げた。


 マルタは楽しそうに笑った。


「ふふっ。冗談でございます」


「……もう!」


 俺はため息をついた。


 しかし、マルタは笑顔のままだった。


 ……まあ、いいか。


 俺は手を差し出した。


「……じゃあ、行こうか。マルタ姫」


 彼女は目を瞬かせた。


 そして、少しだけ驚いたように微笑んだ。


「……まあ」


 小さな手が、俺の手に重なった。


「ありがとうございます、レオンハルト様」


 俺たちは、ゆっくりと工房へ向かった。


 朝日が、庭の石畳を照らしている。


 まだ、やるべきことは山ほどある。


 解決していない問題も多い。


 けれど。


 俺たちは、確かに前へ進んでいた。


 青銀の騎士《オメガ》。


 紅白の狐《ヴァーミリオン・フォックス》。


 水の歌姫《セイレーン》。


 そして、白銀の姫騎士《プリンセス・ヴァルキュリア》。


 四機の魔導機甲が並ぶ日を目指して。


 俺たちの開発は、まだ始まったばかりだった。

この章を読んでいただき、本当にありがとうございます!


楽しんでいただけたなら幸いです。もしお時間があれば、コメント欄でご感想をお聞かせいただけると嬉しいです。また、もしこの物語が気に入っていただけたら、星評価をいただけると大変励みになります。


お時間とご支援、本当にありがとうございました!

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