↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンがある世界で女性のステータスを大幅に上げるバフスキルを獲得したら、ハーレムみたいなクランが出来上がって最強のクランになりました  作者: ミコジ
SS級ダンジョン

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/77

帰還と熱い夜

SS級ダンジョンを出て、俺たちは祝福の絆のクランハウスに帰ってきた。もう夕方だった。クランハウスの中はメンバーたちが出迎えてくれた。


「おかえりなさい! みんな無事でよかったわ!」


「ただいまです。父さんたちは生きていました。手紙がありました」


俺は手紙を渡した。メンバーたちが手紙を読んでざわめき始める。


「神級ダンジョンに向かったの…」


「向こうの世界を守るために…」


「優斗様らしいわね」


俺は楓さんに向き直った。


「探索者協会への報告は幹部の方たちにお願いできますか?」


「もちろんよ。私たちがやるわ」


「どこまで世間に発表するのかは偉い人たちに任せましょう。とりあえずみんな疲れただろうから今日はゆっくりとしよう」


楓さんが頷く。


「ええ。みんなよく頑張ったわ。今日は休みなさい」


「ありがとうございます。俺たちは自分たちの家に帰ります」


「明日の朝、これからの事を会議するから来てちょうだい」


「了解しました」


俺は百花繚乱のメンバーと一緒にクランハウスを後にした。家までの道を歩きながら萌香が大きく伸びをした。


「あー疲れた! 帰ったらお風呂入りたい!」


「私もだわ。6日間もまともにお風呂に入ってなかったから」琴音も頷く。


「お湯はあったけどゆっくり浸かりたかったの」悠花もぼやく。


「やっぱり家が一番だね」瑞葉が盾を背負ったまま笑う。


梨々香は俺の後ろを歩きながら少し緊張した顔をしている。


「梨々香どうした?」


「あの…私、今日から綾斗くんたちの家に住むんですよね。まだ実感がなくて…」


「当たり前だろ。もうメンバーなんだから」


「はい! よろしくお願いします!」


皐月が梨々香の肩を叩く。


「緊張しなくていいわよ。みんないい子だから」


「はい…」


家に着いた。玄関のドアを開けると見慣れたリビングが広がっている。


「ただいまー」


「おかえり! 」誰もいないリビングに声が響く。


「6日間空けてたから誰もいない当たり前か」俺が笑うと萌香が靴を脱ぎ捨てて走っていった。


「お風呂お風呂!」


「待て萌香! 順番だろ!」


「えー先着順でしょ!」


「みんなで入ろうよ」琴音が当然のように言う。


「は?」


「6日間一緒にいたんだから今更でしょ」琴音が全て脱ぎ始めている。


「ちょっと待てって、何をして…」


俺が焦っていると、萌香と琴音、悠花、瑞葉、皐月、そして梨々香までがぞろぞろと脱衣所に向かっていく。


「ちょっと! 何をしてるんだ!」


「お風呂に入るのよ」萌香が当然のように答える。


「7人で? この家の風呂に7人は無理だろ!」


「大丈夫、大丈夫」琴音が手を振る。


「無理じゃないか?」


「私たちのクランハウスを建てるときはみんなで入れる大きいお風呂を作ろうね」萌香が笑う。


「それはいい考えだけど今は狭いだろ!」


「狭い方がくっつけていいじゃない」琴音がニヤリとする。


「そういう問題じゃなくて…」


梨々香が裸を手で隠しながら小さな声で言った。


「ごめんなさい…みんなが行くって言うから…」


「いや梨々香は謝らなくていい。お前たちはダメだ」


俺がため息をつくと悠花が抱きついてきた。


「綾斗…乳首吸う?」


「いきなり何だよ!」


「6日間我慢してたの」


「してないだろ!」


「してたもん」


悠花が胸を押し付けてくる。俺は小声で呟いた。


「かわいい子の裸が見れて嬉しいけど…」


「じゃあ入ってきなさいよ」皐月が冷静に言う。


「いやでも…」


「6日間一緒にいて何もなかったわけじゃないでしょ。今更恥ずかしがる必要ないわよ」


「そういう問題じゃなくて狭いって言ってるんだよ」


「狭い方が楽しいじゃない」萌香が笑う。


結局俺も風呂に入ることになった。7人で小さな風呂に入るのは拷問に近い。肌と肌が触れ合い、お湯が溢れる。


「狭い…」


「くっついてる…」梨々香が真っ赤になっている。


「梨々香落ち着け。別に何もしないから」


「は、はい…」


萌香が俺の背中を洗い始める。


「綾斗背中流すね」


「ありがとう萌香」


「私も流す」琴音が反対側から。


「俺の背中二人掛かりかよ」


「贅沢でしょ」琴音が笑う。


皐月が冷静に体を洗いながら言った。


「綾斗はおっぱいよりお尻派?」


「は? なんでそれを知ってるんだ」


「後ろからお尻に視線を感じるもの」


「マジ?」


「あのね…」俺が言い淀むと6人が並んでお尻を見せてきた。


「どのお尻がいいの?」


「何やってんだお前たち!」


「命をかけた戦いの後は性欲が高まるって言うから」琴音が真顔で言う。


「それ誰の理論だよ!」


「私の理論よ」


「学者じゃないだろ!」


萌香が笑いながら振り返る。


「綾斗どれがいい?」


「どれもいいから服を着てくれ」


「服は着ない」6人が同時に言う。


「なんでだよ!」


「だって綾斗の反応が面白いんだもん」萌香が笑う。


「面白くないよ…」


梨々香が小さく手を挙げた。


「あの…私のお尻は…」


「梨々香のお尻もかわいいよ」


「綾斗くん!」


梨々香が顔を赤くして俯く。


結局その夜は全員とやってしまった。命をかけた戦いの後の性欲が高まるという琴音の理論はあながち間違いではなかったかもしれない。6日間の緊張が解けた反動もあったのだろう。7人は布団に横たわり互いの温もりを感じながら眠りについた。


「綾斗…」悠花が俺の胸に顔を埋めて呟く。


「ん?」


「生きててよかったね」


「ああ。生きててよかった」


「お父さんたちも生きててよかったね」


「ああ。生きてたよ。父さんたち」


「よかった…」


悠花が安心したように微笑んで目を閉じた。萌香が左側で、琴音がその隣で、瑞葉が右側で、皐月がその奥で、梨々香が俺の腕の中で、それぞれの眠りについた。


明日は朝から会議だ。父さんたちを追いかけるための作戦を練らなければならない。でも今夜は少しだけこの温もりを感じていたい。


「おやすみみんな」


「「おやすみ」」6人の声が重なった。


明日からまた戦いが始まる。でも今夜は安心して眠れる。父さんたちは生きている。俺たちは生きて帰ってきた。それだけで十分だ。


俺は目を閉じて深い眠りに落ちていった。

評価、ブックマークありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。