第17話 幼なじみと甘いサツマイモパイ
ミルフェの町に、冬の足音が近づいていた。
朝晩の冷え込みは日に日に厳しくなり、通りを行き交う人々も厚手の上着を羽織るようになっている。
『ルナのハサミ』の店先の「千年樹」は、すっかり葉を落とした枝を冷たい風に揺らしていた。
◇ ◇
店の中は暖かく、薪ストーブでは薪がぱちぱちと燃え、鉄瓶の口から細い湯気が立ち上っている。
「みゅ、みゅっ!」
白くて小さな魔獣ミクが、自分の尻尾を追いかけ床の上をころころと回っていた。
「ミク、そんなに回ったら目が回っちゃうよ」
「みゅ?」
ルナが声をかけると、ミクはぴたりと動きを止め、ふらふらと二歩ほど歩いたかと思うと、ころんと横に倒れてしまった。
ルナは苦笑しながら、小さな体を抱き上げた。
店の隅では、灰色の大狼レイグがいつものように昼寝をしているが、その耳がぴくりと動いた。
とん、とん、とん、と誰かが店の扉を叩いた。
ルナが返事をするより早く、扉の向こうから明るい声が響いた。
「ルナー! いるー?」
ルナの顔がぱっと明るくなり扉を開けると、そこには栗色の髪を肩のあたりで束ねた少女が立っていた。
リンダ。ルナと同じ十六歳で、幼い頃からの友達だった。
赤茶色の上着に厚手のスカートの恰好、頬は冷たい風に当たったせいか少し赤い。
「こんにちは、ルナ! 久しぶり!」
「久しぶり! リンダ、元気だった?」
「もちろん! ルナも元気そうね!」
「うん! ねえ、いつ以来だっけ?」
「春に会ったきりだから……半年以上になるかな?」
「もうそんなに経つんだね」
リンダはミルフェの町外れにある農家の娘で家族と一緒に畑仕事をしている。
幼なじみとはいえ会えるのは半年から一年に一度ほどだった。
久しぶりの再会に、二人の顔には自然と笑みが浮かんでいた。
「今日はね、母さんが焼いたお菓子を持ってきたの!」
リンダは掲げた小さな籠の上にかぶせていた布をめくり、綺麗に並んだ、こんがりと焼き色のついた小さなパイを見せた。
「わあ! 美味しそう!」
「サツマイモのパイよ。うちの畑で採れたお芋をたっぷり使ってるの」
「サツマイモ! 私、大好き!」
「知ってるわよ。昔から甘いものには目がないんだから」
「もう、リンダったら!」
「今年の収穫はどうだった?」
「なかなかよかったわ。うちはサツマイモが一番多いけど、小麦やエンドウ豆も育ててるの。畑を替えながら作るから、毎年けっこう忙しいのよ」
「そっか。お仕事、お疲れさま」
「ルナだって、お店を頑張ってるじゃない」
「うふふっ。お互いさまだね」
「そういうこと!」
リンダは店に入ってきた。
そして、足元を見た途端、ぴたりと止まった。
「……え?」
床の上では、ルナの腕から下ろされたばかりのミクが、ちょこんと座っていた。
「みゅ?」
リンダは目を見開いた。
「ちょ、ちょっと待って、ルナ」
「どうしたの?」
「この子……何?」
「ああ、ミクのこと?」
「ミクっていうの?」
「うん。小さな魔獣の赤ちゃんなんだよ」
リンダはゆっくりしゃがみ込んだ。
「……か、可愛い~っ!」
「ふふっ。そうでしょ?」
「ものすっごく可愛い!」
「わっ!」
リンダは勢いよくミクを抱き上げた。
「きゃー! 何このふわふわ! 綿菓子みたい!」
「みゅっ!?」
「耳の先、ほんのり桃色なのね! ああ、もう、可愛いったら!」
リンダはミクを胸に抱き、頬をすり寄せた。
「みゅ、みゅう……」
「リンダ、ちょっと待って。ミクがびっくりしてるよ」
「だってルナ! こんな可愛い子、初めて見たんだもの!」
「それは分かるけど……」
「ねえ、ミクちゃん。お姉ちゃんのこと好き?」
「みゅ?」
「きゃー! 返事した!」
「いつも返事はするよ」
リンダはミクを抱いたまま、椅子に腰を下ろした。
「ねえ、ルナ。この子、連れて帰っちゃ駄目?」
「駄目に決まってるでしょ!」
「えへへ。冗談、冗談」
そう言いながらも、リンダはミクを離そうとしない。
小さな頭を撫で、耳を眺め、また頬ずりをすると、ミクは短い前脚を伸ばしリンダの腕から抜け出そうとした。
「みゅう……」
「リンダ!」
「ミク、降りたがってるよ。もう離してあげて」
「えっ?」
リンダは腕の中を見下ろした。
ミクは小さな前脚をぱたぱたと動かしている。
「あ……本当だ」
リンダは慌ててミクを床へ下ろした。
「ごめんね、ミクちゃん。可愛くて、つい……」
「みゅっ!」
ミクは床に着くなり、ぴょこぴょこと走り出した。
向かった先は、もちろんレイグのところである。
大狼の前脚の間に潜り込むと、そこから小さな顔だけを覗かせた。
「みゅ」
「……あら」
リンダは少ししょんぼりした。
「嫌われちゃったかしら」
「嫌いになったわけじゃないと思うよ。ちょっと疲れちゃったんだよ」
「そっか……」
リンダはレイグの方を見た。
金色の片目が、薄く開いている。
「この大きな狼がレイグね。噂には聞いてたけど、本当に立派ね」
「ふふっ。でも、いつもこうして寝てばかりなんだよ」
レイグは、ふん、と鼻を鳴らした。
「さあ、お茶にしよう。パイ、楽しみ!」
「うん! 母さんの自信作なんだから!」
ルナは鉄瓶の湯を使い、二人分のお茶を淹れた。
リンダが持ってきたサツマイモパイは、表面がこんがりと色づいていた。
ひと口かじると、薄い生地がさくりと崩れ、中からほくほくとしたサツマイモの甘みが広がった。
「んーっ! 美味しい!」
ルナは思わず目を細めた。
「でしょ? 母さんに伝えておくね」
「うん。ありがとう」
「そうそう。パイに使った小麦も、うちで育てたものなのよ」
「えっ、そうなの?」
「今年は小麦もよく育ったの。母さんが粉にしてもらって、こうしてお菓子を焼いてくれるんだ」
「すごいね。畑の恵みがいっぱい詰まってるんだ」
「ふふっ。そう言ってもらえると嬉しいわ」
二人は向かい合って座り、温かな茶を飲んだ。
窓の外では、冷たい風が枯れ枝を揺らしている。
けれど、店内にはサツマイモパイの甘い香りと、薪の燃える音が満ちていた。
「そういえばさ、ルナ」
「なあに?」
「昨日、あの子がまた来たのよ」
「あの子?」
「ほら、昔、二人で助けた一角ウサギ!」
「あっ! あの子?」
ルナは嬉しそうに身を乗り出した。
「元気にしてる?」
「元気も元気! 相変わらず食いしん坊よ」
「ふふっ。まだポタージュが好きなの?」
「大好き! もうね、うちに来る理由は絶対にスープよ!」
リンダは呆れたように笑った。
「昨日なんか、玄関の前にちょこんと座ってたの。母さんが扉を開けたら、真っ先に台所を覗き込むんだから!」
「覚えてるんだね、台所の場所」
「そうなの! しかも、ポタージュができるまで動かないのよ」
二人は顔を見合わせ、声を上げて笑った。
「懐かしいなあ……」
ルナは湯気の立つカップを両手で包んだ。
「あの子と出会ったの、何年前だったっけ?」
「ええと……私たちが八歳の頃じゃなかった?」
「そうだったね」
ルナの目が、少し遠くを見るようになった。
◇ ◇
今日のような寒い日に町外れまで二人で遊びにいったとき、草むらで偶然小さな鳴き声を聞いたのだ。
駆けつけてみると、まだ幼ない一角ウサギが片脚を傷つけて動けなくなっていた。
額には、指先ほどの小さな角が一本、白っぽい毛は泥で汚れ、体は寒さに震えていた。
「ルナ、覚えてる? あのとき、あんた、泣きそうな顔してたんだから」
「えっ? 私?」
「そうよ! この子、死んじゃったらどうしようって」
「そ、そんなこと言ったっけ……」
「言った、言った!」
リンダは楽しそうに笑った。
「でもね、すぐに助けなきゃって言い出したのもルナだった」
「……そうだったかな」
「そうよ。私なんか、どうしたらいいか分からなくて、ただ立ってただけだったもの」
ルナは首を横に振った。
「そんなことないよ。リンダが一緒に運んでくれたじゃない」
「そうだっけ?」
「うん。二人で抱えて、おばあちゃんのところまで走ったんだよ」
「ああ、そうそう! エマおばあちゃん!」
リンダは懐かしそうに手を叩いた。
「びっくりしてたわよね。泥だらけの私たちが店に飛び込んできたんだもの」
「落ち着きなさいって言われたね」
「そうそう!」
エマは傷を確かめ、二人に手伝わせながら一角ウサギの脚を手当てした。
そして、寒さで弱った体を温め静かな場所で休ませた。
ルナとリンダは、毎日のように様子を見に行った。
「でもさ、あの子が一番元気になったのって、母さんのポタージュを飲んだときだったよね」
「そうだった!」
ルナは思い出して笑った。
ある日、リンダの母親が、畑で採れたエンドウ豆を柔らかく煮込んだポタージュを作ってくれた。
一角ウサギには、味付けをする前に取り分け、冷ましてから浅い皿に入れて出したところ、それまで食の細かった一角ウサギが夢中になって舐め始めたのだ。
「もう、びっくりしたよね」
「うん! お皿が空っぽになっても、ずっと舐めてたもの」
「母さん、嬉しくなっちゃって、次の日も作ったんだよ」
「それで、すっかり大好物になったんだね」
「そういうこと!」
リンダは得意げに胸を張った。
「うちの母さんのポタージュは、魔獣まで虜にするんだから!」
「ふふっ。本当に美味しいもんね」
やがて一角ウサギの脚は治り、二人は町外れの森へ返しにいった。
別れの時、ルナとリンダは少し泣いてしまった。それでも二人は、森の中へ跳ねていく小さな背中を手を振りながら見送った。
◇ ◇
それからしばらくして……一角ウサギはリンダの家の前にひょっこり姿を現したのだ。
「最初に帰ってきたとき、私、びっくりして大声を出しちゃったのよ」
「覚えてる。私にも知らせてくれたよね」
「だって、嬉しかったんだもの!」
それからというもの、一角ウサギは時折、やってくるようになった。
「でも今じゃ、すっかり常連さんよ」
「ふふっ。いいなあ」
「いいけどね、ちょっと困ることもあるの」
「困ること?」
「スープがない日でも、あの子、玄関の前で待ってるのよ」
「ええっ?」
「母さんが空のお皿を見せるとね、鼻先でつんつん押すの。『早く入れて』って言ってるみたいに!」
「ふふふっ!」
ルナは笑い出した。
「それで、どうするの?」
「母さんが根負けして、また作っちゃうのよ!」
「あははっ!」
「しかも、飲み終わったら、さっさと森へ帰るんだから!」
リンダは頬を膨らませた。
「もう! 私に会いに来てるんじゃないのかしら!」
「きっと、リンダのことも好きなんだよ」
「本当?」
「うん。だって、怖かったら家の中まで入ってこないもの」
「……そっか」
リンダは少し嬉しそうに笑った。
そのとき。
「みゅ?」
小さな声がして、二人が振り返ると、ミクがレイグの前脚の間から顔を出していた。
どうやら、サツマイモパイの香りが気になったらしい。
「あっ、ミクちゃん!」
リンダの顔が、ぱっと輝いた。
「おいで、おいで! 今度は優しくするから!」
ミクは首をかしげた。
「みゅ?」
リンダが椅子から立ち上がりかけたとき、ルナが静かに呼び止めた。
「リンダ……追いかけないの……ミクが来たくなったら自分から来るよ」
リンダは素直に椅子へ座り直した。
リンダは両手を膝の上に置き、その姿は、まるで先生に言いつけを守るよう注意された子どものようだった。
ミクはしばらく二人を見つめ、それから、ぴょこ、ぴょこと近づいてきた。
ミクは椅子の脚のところで立ち止まり、鼻をひくひくさせる。
「みゅ」
リンダはそっと手を差し出し、ミクはその指先の匂いを嗅ぎ、小さな頭をすり寄せた。
「……ルナ」
「なあに?」
「……触ってもいい?」
「うん。優しくね」
「ミク、さっきはごめんね」
リンダは指先でミクの頭をそっと撫で、ミクはみゅうと鳴きながら気持ちよさそうに目を細めた。
ルナは微笑んだ。
「ほらね。ミクだって、ちゃんと自分で決めたいんだよ」
リンダは頷いた。
「私、可愛いとつい夢中になっちゃうんだよね」
「知ってる」
「そういえば、あの一角ウサギのときも、リンダ、ずっと抱っこしたがってたね」
「ええっ、そうだった?」
「うん。おばあちゃんに『怪我してるんだから休ませてあげなさい』って注意されてた」
「あっ……思い出した……私、全然変わってないじゃない」
「ふふっ。でも、優しいところも変わってないよ」
「ルナも小さい頃から魔獣のことになると一生懸命で、変わらないよね」
◇ ◇
リンダは店の中を見回した。
きれいに並んだブラシや櫛。丁寧に畳まれた布。薪ストーブのそばで、気持ちよさそうに眠るレイグ。
そして、ミクを見守るルナの優しい眼差し。
「昔から、こういうお店が似合う子だったんだね」
ルナは少し照れくさそうに笑った。
「そんなことないよ。まだまだ、おばあちゃんに教わったことを思い出しながらやってるんだから」
「でも、立派だと思うよ」
「……ありがとう」
窓の外では、初冬の風が枝を揺らしていたが、店の中には穏やかな時間が流れていた。
「ねえ、ルナ」
「なあに?」
「また、ポタージュを食べにおいでよ」
「いいの?」
「もちろん! 母さんも喜ぶわ」
「うん。行きたい!」
「ただし、一角ウサギが来たら、私たちの分がなくなるかもしれないけどね!」
「ふふっ。それは困るなあ」
二人が笑うと、ミクも嬉しそうに鳴いた。
「みゅっ!」
その声に、レイグが片目を開け、しばらく三人を眺めていたが、やがて、ふん、と鼻を鳴らして目を閉じた。
二人はそんなレイグを見て、くすりと笑った。
◇ ◇
小さい頃からの友達と、何年経っても笑い合えることが、二人はとても嬉しかった。
「リンダ、また遊びに来てね」
「もちろん! 今度はもっとお菓子を持ってくるわ!」
「ふふっ。楽しみにしてる」
リンダが立ち上がり、上着を羽織ろうとしたときだった。
「あらあら。もう帰るのかい?」
店の奥から、エマが顔を出した。
「あっ、エマおばあちゃん!」
リンダの顔がぱっと明るくなった。
「ご無沙汰してます! お元気でした?」
「ほほほ。元気だよ。リンダもすっかり立派になったねぇ」
「えへへ。畑仕事で、腕だけはずいぶん逞しくなりました!」
リンダがおどけて腕を曲げてみせると、エマは楽しそうに笑った。
「今日はサツマイモのパイを持ってきてくれたんだって? ありがとう」
「はい! 母さんが焼いたんです」
「お母さんにもよろしく伝えておくれ」
「はい!」
「そうそう。ちょっと待っておいで」
エマは店の奥へ戻ると、小さな陶器の壺を持ってきた。
壺の口には布がかぶせられ、細い紐でしっかりと結ばれている。
「これを持ってお帰り」
「えっ? 何ですか?」
「リンゴと蜂蜜のジャムさ。昨日作ったばかりなんだよ」
「わあ! ありがとうございます!」
「パンにつけても美味しいし、お母さんと一緒に食べておくれ」
「はい! 母さんも喜びます!」
リンダは壺を大切そうに両手で受け取った。
エマはその顔を眺め、目を細めた。
「それにしても、二人とも大きくなったものだねぇ」
「えっ?」
「昔は泥だらけになって、小さな一角ウサギを抱えて飛び込んできたのにねぇ」
「あっ! おばあちゃんも覚えてるの?」
ルナが驚いたように尋ねた。
「忘れるものかい。二人とも、今にも泣き出しそうな顔をしていたからねぇ」
「もう、エマおばあちゃん!」
リンダが頬を赤くすると、エマは声を上げて笑った。
「ほほほ。でも、あのときの優しい気持ちは、今も変わっていないようだね」
ルナとリンダは顔を見合わせた。
そして、少し照れくさそうに笑った。
「それじゃあ、そろそろ帰ります!」
「ああ。気をつけてお帰り。お母さんにもよろしくね」
「はい!」
リンダはルナの方へ向き直った。
「ルナ、今日は楽しかった!」
「私も! また来てね」
「もちろん! それと、ミクちゃんにも会いに来るから!」
「うん! でも可愛がりすぎは駄目だからね」
「分かってるってば!」
リンダは笑いながら、足元にやってきたミクの頭をそっと撫でた。
「またね、ミクちゃん」
「みゅっ!」
ルナとエマは店先まで出て、リンダを見送った。
リンダは何度も振り返って手を振り、やがて冬の町並みの向こうへ歩いていった。
冷たい風が、大木の枝を静かに揺らしている。
「いい友達を持ったねぇ、ルナ」
エマが穏やかに言い、ルナは嬉しそうに頷いた。
久しぶりに会っても、昨日まで一緒にいたように笑い合える幼なじみがいることをルナは幸せに思った。
◇ ◇
店に戻ると、薪ストーブの火がぱちぱちと音を立てていた。
見ると、ミクがレイグの前脚の間で、ぐったりと寝そべっている。
「ミク、今日はずいぶん頑張ったね」
ルナがそっと抱き上げると、ミクは小さな前脚を伸ばし、その胸元に顔を埋めた。
「みゅぅ……」
「ふふっ。リンダ、すごかったもんね」
ルナは柔らかな布を膝に広げ、ミクを寝かせた。
指先で小さな耳の付け根をゆっくり撫でてやると、ミクは気持ちよさそうに目を細めた。
「今日はもう、ゆっくりお休み」
「みゅ……」
ミクの小さな体から、ふっと力が抜け、すうすうと穏やかな寝息が聞こえ始める。
その様子を眺めていたレイグが、片目を開け、ルナの膝で眠るミクを見て大きなあくびをひとつ。
そして、また目を閉じた。
「ふふっ。レイグまでお昼寝?」
ルナは小さく笑った。
「お疲れさま、ミク」
「……みゅ」
眠ったままの小さな返事に、ルナとエマは顔を見合わせ、静かに微笑んだ。
(つづく)
お読みいただき、どうもありがとうございました。
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