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出会い

お知らせのために、途中ですが載せました。

2週間ほど家に戻れないので、その間更新が出来ません。

申し訳ありません。

頬に違和感を感じる。

確かめようとして、不意に飛び込む光に眩み、息が漏れる。

呼応するように、ガッと耳に付く物音が「おい!」

声を伴って肩から全身に伝わる衝撃、いったい何が。


揺さぶりが収まるころ、ようやく目を開ける決心が付く。

光をさえぎるものがそこにあって、霞がかかる中、すぐにそれが顔だと気付く。

誰だろう、はっきりとは見えないけれど、たぶん知らない人だ。


「分かるか?」


と、さっきと同じ人だとは思えないほど弱弱しい声で聞いてくる。

その子の表情が読めるほどに目も冴えたけれど、やっぱりその顔は記憶になくて。


「ぁれ」


ああ、声が。


「だれ」


2回目にしてうまく声が出たことに喜び、彼が作る笑顔に混乱した。


「よかった」


と、予想しない言葉がさらに僕をかき乱す。

何がよかったんだろう、どうしてよかったんだろう。


あれ、僕はどうしたんだろう。


「あ、の」


顔をほころばせ、遠のく彼を引き止めないと。

声に振り向く彼は光をたたえたまま、また違う声色で僕に声をかける。


「座るか?調子戻ってないだろうし、手を貸すぜ」


とりあえず、うなずく。

うーん、彼は僕を知っているんだろうか。

肩から背にかけて支えてもらい、体を起こす。

ちょっとだるいけれど、それだけみたいだ。


「完治してるはずだけど。もしどっかが変ならすぐ言えよ」


治療院の人、とは違う気がする。

あの人たちが見ているのは僕らじゃない、その懐だ。

鍛冶師のガレスじいちゃんが錬鉄に込める気持ち、あれは愛ではないと思うけれど、のほうがずっと人らしかった。


一人街を飛び出して、レヴィ(砂色の人懐っこい四足で跳ね回る小動物)に追い回されていた僕を迎えに来てくれたカイル兄ちゃんを思い出させる、そんな彼を見つめた。

雪雲色の、僕と同じくらい短めの、目にかからないように流された前髪。

少しかかるほどの長さなのに、耳が出ていないところを見ると、たぶんヒューノなのだろう。

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