電話
今日は疲れた~。
遠足って小学校じゃいかなかったから新鮮だなぁ。
4時だったら・・・向こうは起きたばかりぐらいかな。
そう思いながら日課である双子の兄に電話をかけた。
コールが5回なった所で出た。
《はい?》
寝起きの声だ。
向こうだと7時は早い時間なのかな?
そう思いながらも気にしないで話すことにした。
『お早う御座います。』
《雪葉かい?》
『そうだよ、兄さん。』
挨拶以外は気が抜けた会話だ。
《そっちは夕方?》
『そうだよ、学校が終ったの。』
《友達は出来そう?》
何その・・・母親の聞くような質問は・・・。
まぁ・・・兄だからかな。そう思い少し笑みが溢れながら返事を返した。
『やっぱり同じ小学校だったのが千夏しかいないから・・・。』
《いっぱいいたら驚くよ。》
言えていることなので否定はしない。
『まぁ・・・そうだね。
そう言えば、今度遠足で山に登るんだって。』
《じゃあもう班とか決まったのかい?》
『決まったよ。女の子は私ともう一人しか居ないの。』
《人数の比を考えればそうだと思うよ。
女子校じゃないからね。》
『そうかもしれないけれど・・・。』
《なんていう子なの?》
『小野寺紗希さんっていうの。
後男子が3人の班だよ。』
《変な男子はいない?》
心配性だなぁ・・・。
冬也兄さんもそうだけど。
『変と言うか訛りがある子はいるよ。』
《それは違う意味でしょ。》
それ以外思いつかない。
『岡地君って言って・・・大阪から来た人。
うちの班って出身校がバラバラが多いみたいで。』
《後は何処?》
『えっと・・・小野寺さんと同じ小学校の遠藤君と
近くの有名な私立にかよっていた佐久間君だ・・・。』
驚いているので・・・言葉が止まってしまった。
『どうしたの?』
《佐久間君って下の名前は!?》
『透・・・だったと思うけれ・・・ど?』
どうしたんだ・・・柊夜兄さんは・・・。
『本当にどうしたの?』
《いやいやいや・・・》
『・・・・・。』
大丈夫なのだろうか・・・。
『兄さん?』
《あのさ、今イースターホリデーで休みだからそっち明日行くから。》
『ちょっと・・・!?
着られちゃった・・・・。』
確かにイースターホリデーは学校にもよるけど2週間程休みのところもあるけど、
名門伯爵家だからパーティーとかあるはず・・・。
次男坊だけど大丈夫なのかな。
そう思いながら一日の終了が気になってしまった。




