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入学式当日の朝

 「お早う、雪葉。」


 「お早う、お義父さん。」



義父娘の会話も慣れたものだ。

最初は父と呼ぶのが違和感があったから・・・。



 「今日は入学式だったな。おめでとう、雪葉。」



微かに微笑みながら言った。

因みに義父は名のしれたカメラマンで余り家にはいない。

昨日今日は日本で仕事があるらしい。



 「有難う、お義父さん。」



そういうと義母が台所から朝ごはんを運んできた。



 「あらあら・・・制服似合うじゃないの。

  向こうについたら写真を取りましょうか。入学式は9時からだから8時過ぎにでるわよ。」


 「うん。」




そう言って朝食を食べて部屋に戻る。



そして、昨日双子の兄が言ったとおり電話が鳴った。



 『もしもし?』


 《急なのに、英語で・・・。》


 『昨日電話が来るって聞いたからです。

  お仕事お疲れ様です、兄様。』


 《ああ。雪葉も入学おめでとう。》


 『有難う。』


 《伯母と伯父とは上手くやってるのか?》


 『うん、2人共優しいけれど、ちゃんといけないことも叱ってくれるよ。』


 《叱られるようなことしたのか?》


 『1年ぐらい前だっけな、学校で倒れちゃったでしょ?

  その時に無茶するなって怒られちゃった。』


 《・・・そっか。》



上手くやれていることに安心しているようだ。

と言うかこっちのほうが安全だし、治安もいいから安心できる。


 「雪葉~そろそろでるわよ~。」



義母に呼ばれた。



 「はーい!」



 『ごめん、もう出かけるから。。。、』


 《ああ、じゃあ・・・また連絡する。》


 『・・・ありがと、じゃあね。』



そう言って切った。




 「冬也から?」


 「うん、入学おめでとうだって。」


 「良かったわね、じゃあ行きましょう、」




そう言って家を出た。


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