職員室で・・・
「先生、何のようなんですか?」
「おー小野寺。よく聞いてくれた。
この前の事件で話を聞きたいそうで、夏休みイギリスにと手紙と電話がきた。」
嫌な予感当たりましたね。
面倒くさい・・・イギリスとか・・・でも、どっちみち行かなくちゃいけないか。
他の人は結構喜んでるよ。
海外旅行も余り行かないみたいでね・・・。
「先生、これって拒否出来ますか?」
「おー・・・佐久間、どうしたんだ?」
「いや・・・こんな人数分は不思議だと思ったので・・・。」
もっと言ってやめるように言って!
こっちも隠すのが面倒くさいから!!
「確かにな・・・英語ができんと危険だしな・・・。」
先生ー、他の子顔真っ青ですよ~。
「先生、わたしやっぱりいいです。」
「俺もや・・・。」
「僕も・・・。」
実際に誘拐されると違いますよね?
わかるよ・・・恐怖感が。
「困ったなぁ・・・佐々城行かないか?」
だから、私は夏休みは行かなくちゃいけないんですよ!!
あ・・・口に出してないから通じないか。
「一応聞いておきますが、何故私なのですか?」
「イギリスにいた事もあるし、イギリス英語も出来るだろ。」
「出来ますけど・・・。」
「頼む! 相手はあのラドフォード様だ!!」
「「??」」
「侯爵だからですか?」
侯爵・・・王族公爵と公爵についで地位の高い貴族。
先生も一応逆らえないのだろう。
「まぁそうだな。」
「私は夏休み何時もイギリスの祖母の家にいるんですが?」
「・・・結局行くんじゃねーか。」
「イギリスに行ったとしても侯爵の家に行かないことも出来ますが?」
「・・・お前はいけ。
もう一人ぐらい行かないか~?
出来れば英語のできるやつ。」
それって佐久間君にいけってことですよね?
攻略キャラ? らしき人は嫌だよ?
「分かりました。」
ちょっと!
そこはNOでしょ!!
「先生、飛行機のチケット、送り返しておいてください。
私はもうチケット買ってあるので。
その日以外は祖母の家にいるとお伝え下さい。」
「おぉ。助かった。」
もう気が重い。
夏休みまであと1周間と3日。




