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退院

 「取りあえず、退院していいけど・・・ちゃんと検診にしてね。」


 「わかりました。」


 「有難う御座いました先生。」


 「いえ。無理をさせずに・・・。」



 「雪! 退院おめでと!!」



タックルをくらった。

私、一応けが人なんだけど・・・。




 「あ、ありがと。」


 「和泉様?」


 「え・・・ああ・・・清澄様。」


 「大丈夫よ、麗子はいないから。」



安心したようだ。



 「でも、抱き付いているのはいけないと思うわ。

  重症の怪我人よ?」


 「あ・・・ごめん。」



すぐに離れてくれた。



 「雫さん、彩子さん。わざわざ有難う御座います。」


 「いいのよ。去年まで私の右腕だった子が退院したら来るわよ。」



まぁ・・・副会長だったけれど・・・。

うれしい。



 「そうですわ、退院おめでとう御座いますわ。」


 「有難う御座います。」


 「彩子、来てたのか。」


 「あら、兄様?

  わたくしが来てはいけなかったの?」


 「いや、そうはいってないだろう。」


 「ふふふ」



仲の良い御兄妹だこと。



 「じゃあ、帰るか。」


 「そうだね、お義父さん。」


 「お気をつけてくださいね。

  美人ですから、変な人に会わない様に・・・。」


 「クスクスッ 私にそういう人は寄りませんよ。

  それでは失礼致します。」




そう言って無事退院した。

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