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双子の弟。
私には、双子の弟がいて、同居をしている。二人とも少し不思議な特徴があり部屋に篭りきりで浮世離れした。考えで時折変なおもちゃを作っては、それを分解して、また組み立てを繰り返していた。
「涼くん、礼くん、また部屋を散らかして。今度は何をしてるの?」
妹のみどりは、その日弟たちの部屋でその様子を見ていた。
「並行世界の実験。」
「部屋壊さないでよ。近所迷惑になるから。」
「わかってるって。出来上がったら姉ちゃんたちにも見せるから楽しみにしてて。」
「楽しみにして良いものなの?」
「上手くいけばね。ちょっとした別世界が体験できるかも。」
「アトラクション的な感じの?」
「実際に身体を動かしたりしないから、ダイエットには向かないけどね。」
「ふうん。」
「コンピュータを使って何かする感じ?」
「ううん、そんなデータ的なのとは違うヤツ。説明できないよ。」
みどりは、両親の事が頭をよぎる。
「異世界に居る人と遊んじゃったりできる?」
「並行世界って、そういうのとはちょっと違うんだよね。似た様な世界だったり、ここに住んでる人が別のことしてたり。礼、ちょっとその工具貸して。」
「これ?はい。」
普段からおとなしい性格の二人。学校での成績はお世辞にも良いとは言えないけど、小学校の担任や同級生から一目置かれながら今に至っている。




