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Snowy owl~幸せを探して~  作者: 神在琉葵
フクロウじいさん
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フクロウじいさん22




「今日はこっちの方に行ってみないか?」


次の朝、俺達は呪われた城の方向へユリウスを導いた。




すぐにでもみつかるかと思っていたが、意外にもフクロウじいさんの家はなかなかみつからなかった。




「腹が減ったな。ここらで少し休もう。」


木陰に座り、俺が水筒の水に口を付けた時…




「コンパスが…」


ユリウスの緊迫した声が響いた。




「コンパスがどうかしたのか?」


ユリウスは、おもむろに俺の方にコンパスを向けた。




一目でユリウスの落胆の意味がわかった。

コンパスの光が消えていたんだ。




「アレクシスはどこかに飛び去ったってことか?」


「……だろうな。

つまり、フクロウじいさんとやらには捕まっていなかったということだ。」


「そうかもしれないな。針は相変わらずだし…これじゃあ、アレクシスがどこに行ったかわからないな。」


ユリウスの眉間に、深い皺が刻まれた。




「とにかく一刻も早く探そう。

さっきまではコンパスは光ってたんだ。

アレクシスはまだ近くにいるはずだ。」


「え…?昼飯は…」


ユリウスは立ち上がり、またさっさと歩き出した。

俺達も仕方なく、奴の後を追った。




そこからさらに少し歩くと、森の中に小さな一軒の家をみつけた。

その周りには家と同じくらいの大きな檻があり、その中には白いフクロウが何羽もいた。




「なるほど。ここがフクロウじいさんの家だな!」


「なぁ、あんたら…アレクシスの見分けはつくのか?」


「私はわからないけど、ユリウスなら…」


「もしかして、ここに捕まってないのか?」


アランは、檻の中を指差した。

ユリウスは檻の中をみつめながら、ゆっくりと首を振る。




「ここにはアレクシスはいない。」


「間違いないのか?」


「アレクシスは特別なフクロウだ。

それに、私がアレクシスを見間違えるはずがない!

そもそも、ここにいるならコンパスも光るはずじゃないか!」


ユリウスの感情的な声にフクロウ達が一斉に羽ばたいた。




「誰じゃ!」


騒ぎに気が付いたのか、急に扉が開き、中から眼鏡をかけた白髪の老人が顔をのぞかせた。



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