まじないって漢字で書くとのろいとも読めるよねーー不思議な特殊能力はかくも羨ましいものなり
昨日は更新できず、すみませんでした…
今回、思考文のみになってしまってます
油断するとストーリーが進まなくなってしまうので精進を重ねていきたいです…
ポップコーン販売をしている時は私は貴族のルーナではなく、平民のルーとして過ごしている
ただ、平民と過ごすと言っても普段の白銀の髪はどうしたって目立ってしまう
なので、ルーとして過ごしている時には特別なバンダナをつけている
このバンダナには特殊な呪いが施されている
その呪いとは光の妖精の力を付与することで周囲の人からの認識を歪め、髪色や瞳の色を変えることができるのだ。正しく、私が求めていた変装道具だ
呪いの種類によっては他にも色々あるらしいけど、見た目をころっと変えるのは難しいそうだ
どうしても、現実との齟齬があると認識阻害をかけたところで歪みが生じるのだそう。触らずに遠巻きから見ている分にはギリギリ大丈夫かどうか、らしい
らしいというのは、これらの話は全て聞き齧ったはなしだからだ
さて、《呪い》についてを話していこう
呪いとは魔法の一種で、クラウスの生家のホロスコープ家に伝わる星読みもその一つにあたる
呪いとは端的にいうとその家系に伝わる独特の魔法である
その使い方やどの精霊の力を借りるのか、注意しなければならないことは何か、どんな使い方があるのか等は門外不出の秘伝の技術であり、細々と継がれている呪いもあるようだ
魔法と一緒なので精霊の力を借りてるのとは間違いないんだけど、正確な呪文なんかと使い方がわからないと真似して行おうとしても必ず上手くはいかない特別な魔法、それが呪い
呪いが出来るのは貴族の中でも稀で、その内容如何によってはかなり良い立場につくことができる
わかりやすいのが、神官長を代々輩出しているホロスコープ家だ
うん、実にわかりやすい立場の人間だよね、クラウスって。説明向きというか、こう…すごくありがたいよね!メタくなるけど!
さて、私が今つけているバンダナは無機物に対しての特殊術式付与を行える呪いである《息吹送り》を扱っているエーレ・アウトリタさんという職人の力作だ
本来なら、髪色だけ、瞳の色だけの変化しかつけられないらしいんだけど、今回のバンダナの素材になった魔獣の質が良かったらしくて普段のものよりグッと力を入れることができたんだって
このバンダナは心配性のお父様が私がポップコーン販売をするにあたって危険なことに巻き込まれる可能性が減るようにと用意してくれたもの
かなりのお値段がしたと思うけど、値段については教えてはくれませんでした
ポップコーン何人分になるんだろうなぁ…とその価値について考えた時に気が遠くなりましたが、公爵家の財政はそんなことでは揺らがないと信じることにして考えるはやめた私です
エーレ・アウトリタさんはこの呪いの技術から国としても重要人物のされているんだけど、かなりの職人気質らしく頼まれた仕事でも気に入らない人からの物はどんなに条件が良くても受けないんだそうだ
今回、お父様の依頼を受けたのは過去にお父様と何かあったかららしいけど、これについても教えてもらえなかったので推測するしかできない
エーレ・アウトリタさんは年齢性別不明、初めて作品を出したのは約50年前らしいのでかなりの高齢な人なのは確か。姿を表に出してこないので、謎のヴェールに包まれた人だ
なお、ゲームでは不思議道具を用意してくれるご都合主義を叶えてくれる素敵な人物として名前のみ登場してくる
二次創作においては言わずもがなだ。何でもありの世界の原因はこの人です
アウトリタ家というのは元は隣国の貴族だったんだけど、かつて王国が戦争で勝った際に隣国から傘下に降った家系の一つにあたる。この時には呪いは伝わってない
呪い自体は先祖代々伝え、継いでいくというのが多いらしいんだけど、たまに精霊と深く関わることができる人間が現れて呪いの方法を精霊から教えてもらうことがあるんだって。アウトリタ家は正しくパターンなのだろう
逆にクラウスのホロスコープ家は昔々から続く呪いだね
エーレさんの作品としては他にも色々あるみたいだねど、いずれも世に出る前に裕福な貴族とかが手に入れてしまうので多くの人の目に触れることがない
大抵は気に入った場合にだけ作るオーダーメイドなところのあるから余計かもしれない
それで家計は大丈夫なのか?と疑問に思うかもしれない。しかし、その心配は必要ない
アウトリタ家は貴族階級における子爵だ。隣国に所属しているときは伯爵だったんだけど、傘下に下る際に位が下がったみたい。領地のほとんども王国に取られ、功績として別の貴族に下賜された
アウトリタ家は残った領地で細々と職人稼業に力を入れ、素晴らしい金属の加工技術を手に入れており、領地内で装飾品の作成、領外への販売で収入を得ているようだ
職人一人一人の手作りの装飾品は王都でも人気が高いらしく、この間叔母様のところにいた時にコレクションを少し見せてもらったが、宝石がついていないのに美しい花の形をしていたりと正しく芸術品という見た目だった
ブローチにピアス、ネックレスに髪飾り…どんな技術を持っていたらあんな作品ができるのだろうかと息を飲んだほどだ。あれは、前世の現代社会でも余裕で売れるよ
それくらいの加工技術だった
アウトリタ領も領主と一緒で謎が多く、詳しいことは屋敷の歴史書にも書かれていなかった
なので、余計にお父様とエーレ・アウトリタとの関係性がよくわからない。悪い関係じゃないといいんだけどな




