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感動すると言葉がでないものなんだねーーあれれ?おっかしーぞー?

昨日は更新できずすみませんでした!


明日からの2日間、それぞれ二話更新していきますので、よろしければ足を運んでいただけますと嬉しいです!


これからも宜しくお願いします



私の前にいるのは

でも、そんな、なんで?



「クラウス…?」


「遅くなってごめんね、お姫様」



クラウス・ホロスコープ

何故だかわからないけど、杖を構えたクラウスが私の前に立っていた


意味がわからない。なんでここにいるのかとか、どうやって入ってきたのかとか、そもそもどうして杖を持っているのかとか


驚いている私とは対照的にクラウスは余裕を感じさせる微笑みを浮かべているし、どうなってるの?夢?


「ごめんね、先に片付けようか」


「テメェ…!」


私に襲い掛かろうとしていたリーダーの男は突然現れたクラウスに固まっていたようだけど、クラウスの発言に我に帰ったのか拳を握り、殴りかかってきた。目標はクラウスのようだ


クラウスもクラウスで以前の謎解きのように焦りも緊張もない様子でクルリと杖の先で縁を描き、詠唱を行う


「“風よ束ねよ、彼の者を拘束せよ”」


途端に見えないロープでリーダーの男は身動きを封じられる。これが魔法…!私が使ったよく分からないアレとは違う、れっきとした手順に沿った魔法


誘拐されていたとか、そんな感情を置き去るくらいの感動がある。ゲームやアニメで見てきた魔法が今目の前で起きたのだ。胸の中から溢れ出るこの感覚を、なんと表現したらいいのだろうか


こんなことを考える場面ではない。わかってはいても、湧き出るこの感情を抑えられない


「…きれい」


そう、美しかった。魔法が発動される時に僅かに煌く杖先であったり、風が動くその様子が、何よりも芸術的で言葉に出来なかった

私がした魔法とは全然違う。洗練されたような美しさがあった


「…そう、心配して損した」


男の拘束をしっかりと確認したクラウスは私の方を見たけど、私の魔法に感動しているのを見て呆れたように笑った

そして、ぎゅっと抱き締めてきた


「え?え?」


ちょっと、クラウスさん。突然の抱擁は流石に驚かざる終えないというか、その、えーと…え?なんで?


されるがまま抱き締められる

嫌ではないけど、なんだか恥ずかしい


「…君が危ないと知ったとき、どれだけ焦ったか」


耳元でクラウスの声が聞こえる

冷静になると私を抱きしめるクラウスの腕が少し震えていることに気が付いた


そっか、すごく心配をかけてしまったんだな

そりゃ、心配はするだろうけど、まさかここまで心配されるなんて思わなかった


「…ありがとう、クラウス。たすかったよ」


こういう場合、抱き締め返すのが正解だろうから両手をクラウスの背中に回す


お父様やお母様とは違う小さな子供の背中は、それでも私よりは大きくて、さっきまでは頼もしかったのに少し心細そうで、守ってもらった側の人間の台詞じゃないけど、優しくしてあげたくなった 




いつまでそうしていたかは分からないけど、自然と2人とも離れた

至近距離で見つめ合う


クラウスの蜂蜜色の瞳でうっすら涙で濡れていて宝石みたいに輝いている。これも、魔法とは違うけど綺麗だな


「…なに、お姫様」


泣いてたのが恥ずかしかったのかクラウスは珍しくムッとした顔をしてしまった。年相応なそんな顔が、また可愛くて仕方なかった


「ふふ、なにも?」


そんなこと、助けてもらったのに言ってはダメだろうから、言わないけどね


「ねえ、クラウス。どうしてここがわかったの?」


さてさて、そろそろ私の頭の中もクラウスを可愛く思える位には落ち着いてきているので、恒例の状況確認といきましょうか


「星だよ。知ってるでしょ?」


片手で天井を指差すクラウス。多分、示しているのは天井のさらに上、空に輝くお星様なんだろうな

お得意の、“星に導かれて”ってやつですね


「いつもそれなのね」


「ホロスコープ家は星と共に生きるからね。これしかないんだよ」


本人も思うところがあるのか、笑って流されてしまった

まあ、結果てして星の導きでもなんでもクラウスに助けられていることに違いはないし、それが星のおかげというのならお星様に感謝しなくてはならないな。ありがとう、お星様


「でも、たすかったわ。ありがとう」


「どういたしまして。あと、詳しくわかったのはコイツのおかげだよ」


そう言いクラウスはトンっと私の持っている岩石を小突く


「これ?」


私が光を出してからうんともすんとも言わない岩石。見た目も相待ってただただ大きめの石を持っているだけの気分になる。これが美しい宝石の状態だったり、クラウスのように杖だったかなら有り難みはありそうだけど、今の見た目で魔法も使っていないとご利益もなさそうだけど


「これでお姫様が魔法を使ったおかげで、すぐにここが見つかったから。粗方の場所はわかっても詳しくは現地に行かないとわからないからね」


目眩し以外にあの光は役立っていたようだ

あの時は取り敢えず目を潰しておけば何とかなるだろうという中々に物騒な思考もあったけど、思わぬ収穫があったので、こういうのを一石二鳥と言うのだろう(多分違う)


でも、思い返しても私が魔法を使ったときは必死だったから思い返してもよくその時の光景が思い出せない

それよりも、クラウスの魔法をマジマジと見たときの方がやっぱりドキドキした


「旦那様達もじきにここに来るよ。安心して、僕が来たからにはもう危ない目にはあわせないから」


さらっとこう言うかっこいい事を言ってのけるのが女たらしの所以というか、なんというか…見た目が7歳のショタではあるけど、カッコいいに違いはない。イケショタです、はい


それに、さっきの魔法を見た限りガンガン戦力である



うん?そうだ、それだ



「ねえ、クラウス。どうして魔法をつかえるの?」



魔法の実技ってまだまだ先じゃないの?貴方、まだ7歳でしょ?




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