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暇だ暇だと思っていましたが、フラグ回収早くないですか!?ーー最近の振り返りと新たなイベント



皆様こんにちは、ルーナ・ナハトヒンメルンです。私の5歳の誕生日から2年の月日が経過しました

と、いうのは嘘です。あっという間に時間は経つものですが、実際にはあれから2週間しか経っていません


この手の話ではよく数年の月日が一気な経過して学園に入学するというのもある種のセオリーですよね。現実は物語のように一瞬で時間が経過することはないですが


この2週間に何があったかというと、特別何もありませんでした


私の少し遅れた誕生日を祝ったあと、次の日にはお爺様が、その次の日には叔父様夫婦がそれぞれご自分の家へと帰られました。その際に、各お家に遊びに行く約束もしましたが、それはまた後日の予定です



体調の方はあれから特に問題なく、本当に毒を盛られたのだろうかと疑問に思うレベルです。実際に起きた出来事を見れば、それは事実なのですが、2週間経った今でも夢の中のような気持ちさえしている毎日です


最初のうちは常に心配そうにしていた両親ですが、ようやく気持ち的に落ち着いてきたのか穏やかな表情を見せてくれるようになりました

予想通り、失踪した執事については何もわかりませんが、不安もなく平和な日々を送っております



クラウスはというと、元からの能力値が高かったのか教えられる仕事をすぐに覚え、屋敷のみんなからも好かれる人気者になっています。仕事がたとえ出来なくてもあの容姿なので、可愛がられはしたとは思いますけどね


意外なのはゲーム本編では主人公に絡んだこと以外では本気を出さないというか、頑張らないクラウスがサボらずに仕事をこなしていることでしょうか

必死になって頑張っているというわけでもないようですが、毎日屋敷の中をあっちへこっちへと忙しそうに動き回っています



私はというと最初の2、3日は安静を取るようにとベッドから動かないように言い聞かせられていましたが、元気になったとお医者様からお墨付きをもらったので好きに動けるようになりました

特別することがまだなかったので、記憶の整理がてら屋敷の中を見て回ったり(身体が小さいので全ての部屋を覗くのに数日かかった)、クラウスのことを観察したりしていました

盗み見ではないですから、勘違いしないように


そのおかげなのか、クラウスの燕尾服姿を直視できるようになりました。やったね、私


よくある家庭教師は6歳かららしく、5歳の今は自由時間のようです。日本と同じ義務教育なのかな?

つまり、今は保育園児や幼稚園児というわけだ。宿題はないし、お昼寝し放題と社会人だった時には出来なかったのんびりを堪能している毎日です

子供の頃よりも確実に休めなくなった大人になってこそ休みの有り難さが身に染みるのだ…



さて、だからといって毎日ぐーたらするのも勿体ない。なので、忘れた時用のメモとしてこの世界に関する事柄で覚えているものを延々ノートに書くようにしてみた。ゲーム以外の外伝ストーリーやファンブックの内容なんかもあるので、書いては思い出し書いては新しく付け加えての繰り返しだった。正直、まだ書き足りないというか、思い出せてない範囲がある気がしてならない


まず

ナナコイ本編が始まるのは学園に主人公が入学した所から。具体的には主人公が15歳になったところから物語はスタートする

主人公はそれまでごく普通の平民として生活しているのだが、ある出来事により魔力を有していることがわかり、特例として魔法学園に入学することになる


貴族は学園に入学するまでに6歳から基礎的な教育を施され、10歳になる頃に漸く魔法の実技を行うことができるようになる。このタイミングで大抵の貴族は家族から魔法を使うのに必要な杖を渡されるのだ

そして、学園に入学するまでの5年間でベースとなる魔法や自分の得意魔法などを学び、その知識や技術をより高めるために魔法学園に入学する


魔力を有する平民、当然周囲からの目は良いものではない。しかし、流石は主人公誰に対しても分け隔てのない優しい態度と温和な性格、愛らしいその容姿で少しずつ味方を増やしていく。また、イベントをこなすごとに逞しさや心の芯の強さなど別の良さも表に出てくるようになり、エンディングを迎える頃にはみんなの人気者になる。うん、ありがち!

この人気者になる過程で邪魔をするのもルーナの役割である。途中退場になるはなるが、途中で行方不明からのエンディングにコソッと出てきてサクッと処理されることもある。引き立て役にもほどがあるね


イベントも学園ものらしい文化祭的なものや魔法の授業もあれば、貴族様が通う学校らしい舞踏会や演劇もある。攻略キャラとの街へのお忍びデートも楽しみの一つかな


イベントに関しては数が多すぎるので全部は把握できてない。いざその現場になれば思い出したりもあるとは思うけど、現段階じゃ無理だなとペンをぽいっと机に転がす


インクが乾いたのを確認してからノートを閉じる


今までのゲームの内容を書いてるのは誰かに読まれてもわからないように日本語で記載してる。私が今話している言葉も言語もナナコイの中、つまりこの世界特有のものだけど、ルーナの身体のおかげなのか日本語のように理解ができるし話もできる。便利な世界である

私のような状態になっている元プレイヤーがいる可能性も踏まえつつ、少なくともこの世界の人間にゲームの内容をわからないようにするには日本語は最適だ 

なんの言語か聞かれたら、「私が作った言葉なの」と笑顔でも見せたけば絆されるだろう、うん



さてと、2週間も休みを与えられると今度は何をしていいのかわからなくなるのが社会人。突然の自由を持て余してしまうのである

なんとか理由をつけて活動を繰り返していたものの、もうネタは尽きてしまった。やることがない


本音を言えば、何かしてないと落ち着かないので早く勉強でもいいからさせてほしい。ずっとある自由は自由にあらず。どこかのキャラクターも言ってたでしょ、終わらない夏休みは地獄だと


刺激を求めて三千里、なんて思いながらお散歩に行こうかと椅子から身体を下ろした矢先、コンコンと扉がノックされる


うーん?なんだか何かが起きる予感


「どうぞ」


「失礼します、お嬢様」


入ってきたのはエミリー。あとから確認するとエミリーは私付きの侍女らしく、気づけばそばにいて私の生活のサポートをしてくれている


「どうかしたの?」


なんとなく、何かが起きる予感がした

もちろん理由はあるのだけど



「王宮でのお茶会のご招待が来ております」


エミリーの手にある白い便箋がその予感の理由である





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