これまでの考察と、これからのこと②
手っ取り早いのは攻略キャラクターに好かれること。好きな相手を無碍にすることはないから
でも、これをするとなると主人公と対峙することになるし、そもそも最初に考えた私の“攻略キャラと恋仲にならない”から外れてしまう
攻略キャラといえども子供相手、流石に恋はできませんからね
じゃあ、どうするのか
まず考えてほしい。ゲームの世界での時間軸での彼らの年齢を。大体10年後くらいになるのだが、まだまだ言っても彼らは子供なのだ。10年後だとして、15〜17歳程度、そう、私の精神年齢に到達するものはほとんどいないのだ
そして、そんな子供に大きな決定権が与えられていると思いますか?はい、NOですね
私が考えるに、私のことを処刑するにしても国外追放するにしても子供の一存では叶わないだろうということ。これでも公爵令嬢、簡単には罰せられない位にはいい立場でもあるのだ。権力のある大人が動かなければどうにもならない事情はいくらでも想像がつく
ああ、ゲームではルーナはその性格から大人たちからも好かれていなかったので守ってくれる人はほぼ皆無、その為、あれよあれよという間にゲームから退場されられることになった
だから、そもそもの決定権を持つ大人と親しくなるのだ。こっちの方が効率的だし、程よく攻略キャラをと接することができるしと一石二鳥。更に、私は中身は大人なので子供たちとの遊びに興じるよりか大人たちと話をしている方が楽しいだろう!という考えである。完璧なプランだ
なので、積極的に関わっていくのは親世代の人たち。私は中身は大人だから知的な会話にもついていけるし、空気を読んで子どもらしく振る舞うことも可能。大人たちの望む都合の良い子供になれるのだ!大人たちは総じて都合の良い子が大好きだ(手がかからないからだけど)、だからこそ、私の立ち回り次第ではどんな風にでも状況を変化させられるはずだ
だから、私は大人達に媚を売るようにしよう。あまりにもあからさまなのはどうかと思うので引き際が難しいけど、死ぬことを思えば簡単だろう。それこそ、死ぬ気で取り組めばなんとかなるだろう
あと、意味のわからないことで切れる上司と接するようは楽しいと思うし、ストレスもないと思う
よし、今後の方針はこれで行こう。『大人には可愛こぶって媚を売る』これが最善だろう
私には国宝的な美しい美女になる素質というか未来を持つルーナの容姿と長年生きてきた処世術がある。そんじょそこらの小娘やらには負けないでしょう
うんうん、いい調子だ。時間が今はあるからしっかりと考えてこれからのことを考えることが出来ている。そう、これだよこれ。取れあえず転生してきたのならこういう思考の流れを作る時間がないとダメだよね。これこそが、わたしが求めていた時間だよ
問題問題と考える前にどんどん押し寄せてきたら、読者が混乱しちゃうもの。あと、私も混乱しちゃう。だから、状況整理はとっても大切よね
それに、情報の整理だってなんでもかんでもすぐに思い出せるわけじゃない。あとから追加で思い出すこともあるし、なんだなんだでその時が来るまで忘れてることもあるんだから、ゆっくり振り返る時間を与えることは必須でしょう。イベント一つ、会話の一言ですら命取りになる可能性もあるのだから
今は無理だけど、あとで覚えてることをノートにでもメモしておこう。時間の経過とともに絶対忘れる。歳のせいとかもあるかもしれないけど、忘れる自信しかない
うーんと、あと考えておくことってあったかな?これからどうするのかは必ず考えないといけないことだけど、他には?攻略キャラに関しては私の思う通りにならない気がするし、考えても仕方ないよね
消えた執事に関しては何度思い返してもわからない。ゲームやら小説やら外伝ストーリーやらのことを思い返しては見てるもののあんなキャラクターが出て来た覚えは欠片もない。敵が味方か、いや、毒を盛ってきた時点で敵認定でいいのか。うん、でも目的も不明だし、何処に行ったのかも、何者かもわからないなんてお手上げ状態だ
私をこの世界に転生させてくれた神様がいるのなら言いたい。せめて、最初くらいはスロースタートにしてくれてもよかったのではないでしょうか
もしくは、私の持っている知識で対応可能な範囲での問題だけを起こすとかにすることは出来なかったのでしょうか
最初からクライマックスくらいの速度で事件が動くので、何度も繰り返して申し訳ないが、本当に大変なのだ
いつか神様に会うことがあったら、この恨み節は聞いてもらおう、そうしよう
「ふぁ〜〜…」
ずっと考えていたからか頭の使い過ぎたらしく勝手に欠伸が口から漏れた
周囲に誰もいないことをいいことにそのまま大口を開けて欠伸をしてしまう
ついでにと両腕を上げて大きく伸びをしておく
頭ばっかり使って全く身体を動かしていないせいでなんだか筋肉が固まってしまったような気がする
あとでストレッチでもして方がいいかもしれないな
よし、善は急げだ。身体を動かそう
よいしょと、最初の時のように上半身を起き上がらせる
その時、タイミングを見計らったようにコンコンと扉がノックされた
なお、外から声を変えるのと同時に声の主はそのまま部屋はと入ってきたのだった
「ルーナ、入るよ」
ノックの意味とは?
ブックマーク、評価ありがとうございます
これからも精一杯書いていきますので、よろしくお願いします




