第二話Aの5 ドッカンドッカンやりたかった(戦術図アリ)
『『『グギャギャギャギャ!?』』』
そして、総大将が逃げてしまった結果バターゴブリン軍は……。
『『『──撤退ダァァァァ!』』』
奴等は大事な頭のバターを地面に落としながら総撤退した……。クッ……! 一体、あの頭のバターは何なんだっ……! て、そういえば!
「と、父さん……!?」
俺はあたりを見渡すが、父さんの姿は無かった……。あの声は一体……。
「ああ~! アブなったぜ想一郎! 卑怯なゴブリンめ! 気をつけないとなっ!」
ディンゴが俺のそばに来て、スクワットしながら言った。すると、偵察に出ていた魔術師騎兵中隊が、遅れて生還する!
「──ナウスス様! 遅ればせながら偵察より帰還いたしました! 戦闘に遅れてしまい申し訳ありません……! 我が偵察隊はどうやらやり過ごされたようです……」
「おお! ソフィアか! 無事じゃったのか!」
「おいおい! ナウスス! 『無事じゃった!』じゃねーよ! ──おい! ソフィア! 偵察の意味わかってるのか!? 想一郎様が機転を利かせてくれたお陰でなんとか凌げたが、最悪全滅だったぞ! 勘弁してくれ!」
(まったく! 帰りが遅いから、てっきりやられちまったのかと心配したぞ……)
「申し訳ありません……!」
ソフィアは悔しそうに唇を噛む。そして小言を言った。
(くっ……! 私も戦闘でドッカンドッカンやりたかった……!)
そこかよ! まぁともあれ、偵察とか、情報収集にその分析はかなり重要だと分かった。この反省を次に生かそう!
「ところでソフィア・ローズ・コールマン大佐!」
「イエス! マイロード!」
「他に何か偵察で得た情報はあったか!」
「ハッ! 実は、敵の本拠地を発見いたしました! 場所は……ここです!」
ソフィアは地図を差し出し指差してみせる。
「──すばらしい!」
「おお! まじか! 想一郎!」
「ぬぅ! 想一郎! 座標がわかれば……!」
ディンゴとナウススが俺に指示を仰ぐ! よし! で、あるならば! 俺は思い切って命令を下す!
「──今度は我々が奇襲する番だ! 敵本拠地への砲撃と奇襲作戦を練るぞ!」
「「「イエス! マイロード!」」」
↓想一郎二世代・第二次荒廃街道の戦い(被奇襲戦)
「さぁ~! 次から私の出番ね!」
「そうにございますねお嬢様。次は7回連続Bにございます」
「はぁ~もう! 待ち遠しいわ!」
「最後には相関図のご予定とか」
「さぁアリスちゃんと暴れまわるわよ! オ~ホッホッホ!」
「お嬢様ほどほどに──」
──ちゅどーんちゅどーん!
(はぁお嬢様……私の平穏はいつ来るのやら……)




