mission1 (3)
サブタイトルめんどーなので割愛します
2025/05/24 10:14
リビングのソファに二人で腰かけて。
俺は隣に居るおっちゃんへと声をかける。
──で、どうする? おっちゃん。これから。
隣でおっちゃんが俺を見らずに手元の指令書に目を通しながら素っ気ない声で答えてくる。
溜め息を吐いて。
「厄介と言えば厄介だな。ディーマンがここへ戻ってきたとあれば、俺もお前も気楽に行動することはできない」
じゃぁ自宅待機?
問うと、おっちゃんが口をへの字に曲げて「さぁな」とばかりに手を払う。
「そういうわけにもいかない。ここに白騎士どもが来るのも時間の問題だ。
どこかへ移動しなければ捕まっちまう」
じゃぁどうすればいい? おっちゃん。
「せめて宮殿内の内部情報が分かればいいのだが、生憎今は宮殿には近づけない。
そうなると青の騎士団の動きも読めないどころか、いつディーマンがここに来るのかも分からない。
──となると、検問をかいくぐってこの国からの脱出は不可能だ」
宮殿に近付けばいいってことなのか?
「近付くだけじゃダメだな。偵察までしてしないと事は進まない」
俺が偵察に行けばいいのか?
半眼でおっちゃんが呻いてくる。
「お前が行ってどうする? そもそも偵察のやり方も知らないお前に何が出来る?」
そこまで全否定してくんなよ。
どうせなら何かを頼んでくればいいのに。
俺は不貞腐れるようにしてそっぽを向いた。
せっかく提案してみたのに即座に丸めてゴミ箱に捨ててくるおっちゃんに、俺は何も言えずに黙り込む。
そんな俺に、おっちゃんが微笑ながらに言ってくる。
「そこでお前に頼みたいことがある」
──え?
俺は間の抜けた顔でおっちゃんを見る。
いったい今更俺に何を頼もうというのだろう。
「以前、お前がここに来て金盗られた時に、アデルとミリアに捕まって連れて行かれた【カモメ亭】を覚えているか?」
覚えているけどさ、もっと言い方があるだろ。
そこだけ聞くと、なんか捕縛されたみたいに聞こえるんだけど……。
おっちゃんが真顔で俺に言ってくる。
「お前はそこへ行け。今すぐにだ」
は?
俺は目を点にして首を傾げる。
その反応を見て、おっちゃんが人差し指を突き付けて忠告してくる。
「行けといっても、その格好のまま出て行くんじゃないぞ。
ちゃんと準備を整えてからここを出発しろ。
準備を整えるまでその玄関は開かない仕組みになっている。
まずは──『この家からの脱出』がスタートだ」
……。
俺はずるっと肩を滑らせた。
口端を引き攣らせながら言う。
いや、何の仕組みだよ。ゲームか何かか? これは。
さも当然とした顔でおっちゃん。
「勿論ゲームか何かだ。俺はここを動けない。【カモメ亭】にはお前一人で行け。
連絡手段はいつものように脳内で行う。ちなみにアドバイスは有料だ」
課金かよ。最低だな、おっちゃん。
「じゃぁ後のことは頼んだぞ」
いや、待てよ。おっちゃんはここで何するんだよ?
「俺か? 俺はここでお前に指示を出す。そういうゲームだ」
ガチゲーかよ。
もう諦めて空笑うしかない俺。
おっちゃんが鼻で笑ってくる。
「本編じゃないと忠告していたはずだろう? お前はもう一度タイトルとあらすじをよく読み直してこい」
いや、なんか……えー。
「えー言うな。本編ほど落とされないはずだから気楽に俺の任務を遂行してこい」
この家からの脱出?
「そうだ。まずはこの家から脱出してみろ。何か困った時は俺がここに居るから聞けばいい」
幽霊は? さすがに出てこないよな?
「今が夏じゃなければホラーはない。それだけだ」
どういう理屈だよ。
「理屈もクソもない。とりあえず今からゲームスタートだ」
2026/05/24 11:26
だいたい1話が一時間程度だから負担なくていい
しかも本編よりも頭使わないからボケーっとして無心で書けるからいいな、これ(꒪⌓꒪)沼る




