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Making Of Fantasy VRゲームの能力が何故か現実でも扱える 陰キャなので現実ではできる限り目立たずに生活していく...  作者: リクント
事件編

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95/97

銃声

95話完成しました



時刻は現在の8月31日の朝9時に戻り、事務所の一室に陸は手足を縛られ目隠しされた状態で椅子に座らせれていた


「おい、お前いい加減起きろ・・・おい、水ぶっかけろ」


若頭は下っ端に指示して、水が入っているバケツを陸にぶっかけさせた そして大量の水が当たった衝撃によって陸は目を覚ました


「っ、冷た!・・・・・・あぁ、拉致られたのか」

「この状況下でよく冷静になれるな」

「この声...あん時のナンパ失敗した人か?」

「若頭、ムカつくのは分かりますが一旦落ち着いてください 死体処理が面倒になります 痛めつける程度にしましょう」

「あ?ムカついてねぇよ!」

「痛めつけるって言ってもアンタらの中だと半殺しって意味でしょ? チッ、死体処理が面倒なら誘拐するなよ」

「っ、なんでコイツこの状況下で煽れるんだ(ウチの者を返り討ちにした奴だから、そのお礼に痛めつけようと思っていたがなんかコイツ気持ち悪いな)」

「(コイツはやっぱり怪しい 若頭の命令で誘拐したが、誘拐は失敗だったかもな)若頭...」

「あぁ...オマエらコイツを見張っておけ、俺と森山は少し席を外す 不審な動きが少しでもあったら痛めつけておけ」

「「分かりました!」」

「ん? 山本、若頭の言葉を無視するなよ...」

「・・・・・・分かりました(あの時の奴がこんな高校生のガキなんて...) こんなガキの監視は俺1人で十分だ」


若頭と森山は陸を今後どうするかの話し合いをする為にこの部屋から立ち去った

しかし、その判断は後に間違えだったと気づく


「なぁ、山本?この前の件で暴れすぎで頭冷やせって言われてただろう?だから、1人で監視するのは認められねぇって」

「あぁ、お前が1人で監視をして何か起きたら若頭本当にキレるぞ?」

「チッ、分かった(荒事を禁止にされてストレス溜まる...) 」

「そういえば深夜に誘拐したとはいえ、もしサツが呼ばれていたら俺達のこともバレるんじゃないか?」

「まぁ高校生を誘拐したら事件にはなるだろうが、コイツは一人暮らしそれに学生は夏休みのはず」

「とりあえず、今日サツが来る事はないか...」

「なら今すぐ殺って、死体を埋めるか沈めるかして証拠隠滅すれば問題ない」

「だから!さっき言った通り、若頭の指示がないのに勝手に行動するなっての!」

「あぁ五月蝿いなぁ...」


山本という男は、懐から拳銃を取り出した






・・・・・・・・・





部屋から出た若頭と森山は、扉前で話し始める


「アイツどうしますか?」

「なぁ、森山おまえがもしこういう状況になったらあんな風に落ち着けるか?」

「あんな風って...誘拐されたらですか?」

「誘拐もそうだが、高校生の若者が目隠しされ椅子に縛り付けて身動きが一切取れない状態で、ガラ悪い奴らに囲まれていたらだ」

「まぁ普通の高校生なら... あ、普通この状況で落ち着いている奴なんているはずないのにアイツは落ち着いている...正直気味悪いですね」

「あぁ、気持ち悪い... まだ学生証を持っていれば、俺らの事を言いふらさない事を条件に返して解放はできただろうがな... 学生証で身元が割れているのを理解できているなら不用意に周囲に言わないだろうし」

「まぁ今更無くしたものにアレコレ言ってもどうにもできませんよ」

「だったら、無条件に解放か?」

「目隠ししているので顔は見られていません ですが、俺達の声は聞かれています それに以前街中で出会っています」

「それは...俺達が街中であの高校生と会わなければバレないか?(今後の事を考えると解放した方が面倒だが、不気味な奴だ だったら解放して遭遇しないように気をつければ...)解放も殺るのも面倒だな」

「そもそも若頭が誘拐して来いって言ったから、こんな面倒な事になったんですよ!」

「うっ、それは言うんじゃねぇ!あん時はナンパに失敗した上にその後アイツらが気絶していたって... だが、今は復讐どうこうより俺達の命の方が優先だ」

「ならアイツは解放するんですね」

「その方がいいだろう 若い者は色々と言うだろうが、このまま監禁していたら嫌な予感しかない」

「とりあえず、他の者達には俺が連絡しておくので若頭は中に居る奴らに指示しておいてください」

「分かった(森山達は睡眠薬で眠らせたらしいし、若い者に指示でもするか)」


森山は携帯で組員達に今回の件についての連絡を行い、若頭は陸を監禁している部屋の扉を開けながら中に居る部下達に解放する事を伝えた


「お前ら、とりあえずその高校生に関しては解放する その高校生をこのまま監禁していたら、嫌な予感が...」





若頭は喋りながら部屋に入った しかし、部屋の中の光景を見た瞬間動きが止まった


部屋の中では、山本以外の見張りをしていた部下達は山本に殴られその場で倒れ込んでいた、そして山本は目隠しをしている陸の頭に拳銃を向けていた


「おい、山本... 俺は見張っておけって言ったと思うが?何で拳銃を向けている?理由を言え」

「若頭こそ何を言っているんですか? このガキを解放するなんて、目隠しをしているとは言え声は聞かれているんですよ?だったら、殺った方が俺達の為にもなるでしょう?」

「(コイツ、禁いつ暴走するか不安だったがよりにもよって最悪なタイミングで... 逆にコイツが独断でやった事にすれば、いやさすがに...)」

「いい加減殺るのか殺らないのか決めて欲しいんだけど?(《血液創造ブラットクリエイト ブレード》)」

「黙れ!望み通り殺ってやるよ...」

「(あの高校生は死ぬのが怖くないのか?)とりあえず銃は下ろせ」

「若頭何かあったんですか?」


森山は若頭が部屋の入口に立ち焦っている事に気づき、急いで部屋に入って来た

「あぁ、実は...」


若頭が森山に現状を伝える為に振り返った瞬間、銃声が鳴り響いた

突然の銃声に条件反射で耳を塞いだ若頭と森山は撃たれたであろう陸の方を見ようとした


「殺ったのか?(死んだなら下っ端の独断でやった事にすれば...)」

「若頭!あの高校生、生きてます!」



・・・・・・・・・



山本は銃の引き金に手をかけ、銃弾を放とうとした

しかし、陸は事前に《ブレード》を足に創造クリエイトし、足の拘束を解いていた

そして銃弾が放たれる寸前、陸は地面を強く蹴り足を拳銃の銃口下部分に軽く当てた そして頭から狙いが外れた銃弾はそのまま壁にめり込んだ



「(危ない危ない... ホムラ付与エンチャントしてなかったから、当たっていたら危なかった)」


足に出していた《ブレード》を血液操作ブラオペで足から抜き取り、手を傷つけないよう慎重に尚且つ素早く操作し手を縛っていた拘束を解く そして目隠しを外し、久々の光に眩しさを感じながら椅子から立ち上がり周囲を警戒する


「どうやって拘束を解いたかは気になるが、今度はしっかり身動き取れない状態にして殺してやる」

「あぁもういいよ さっきので失敗してるんだしさ もう一回やっても無駄だしさっさと解放してよ まぁ強行突破もあるけどそれしたら、お互いリスクを負うし」

「山本、この高校生は確かに生かしたらマズイ だが血を流さずに解放して解決するならその方がいい」

「若頭の言う通りその高校生は解放した方が良い 利用できるものは利用した方がいい」

「(森山のやつ何言ってんだ?)高校生、出口まで案内してやるからついてこい」

「はいはい あ、でも次殺ろうとしたら返り討ちにさせて貰いますから」

「安心しろ 今の一連の動作を見て敵に回したら厄介な小僧ってのは理解した 殺らないからついてこい」


若頭は出口まで案内すると言って陸を呼び部屋から出た



「はぁ〜・・・・・・・・・殺せ」



部屋から出ようと扉を開けたその瞬間、建物の外にまで聞こえる銃声が何発も鳴り響いた

どうだったでしょうか?

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