表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Making Of Fantasy VRゲームの能力が何故か現実でも扱える 陰キャなので現実ではできる限り目立たずに生活していく...  作者: リクント
事件編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

94/97

拉致事件

94話です


「え?・・・・・・刑事さん?」

「はい 本当なら最初に見せるのが基本なのですが、遅れて見せてしまい申し訳ございません」

「あ、いえ 全然大丈夫です...」

「改めて、警視庁 公安部所属 警部補 月海です それでお隣の加賀美さんとはご友人との事ですが、具体的にどういったご関係か聞いてもよろしいでしょうか?」

「話し合ったりし始めたのは先月からです 偶々やっていたゲーム内の人と同一人物で... 仲良くなりました 」

「ゲームというと、最近炎上したMOFでしょうか?」

「え、はい そのゲームです」

「なるほど 最後に不躾な質問なのですが、あの騒動後に身体に違和感はありませんか?」

「いえ、特にありません...」

「分かりました ご協力ありがとうございます お隣の加賀美さんの事で思い出した事があったら、コチラの連絡先に電話してください 部下が出ますので」

「あ、わ、分かりました」

「そうだ この学生証って加賀美さんので合っていますかね?」

「え? 確か、前に一瞬だけ見えた学生証がそんなのだったような でも最近見つからないって呟いていました」

「ありがとうございます それでは失礼致します(学生証を偶々道端で拾って探した人物が、メイファンで働いている人の息子とは それに協力してもらいたい事もあるし...)」



警察手帳を見せた月海は音緒に頭を下げお礼を告げた

それと同時に音緒は扉をゆっくり閉め、隙間から月海が部下と話し始め、陸の家に入るのを見つめながら扉を完全に閉めた


「月海警部補、お疲れ様です!」

「それで部屋の中は確認したのか?」

「は、はい! 争った形跡が多少あり、血痕を発見致しました! そして玄関のドアノブにピッキングした後を確認致しました」

「(怪我、いや殺人か...)当の本人である、加賀美 陸についてはどうだ」

「それが、コレといった手掛かりは無く現在他の者がエレベーター内と入口裏口の防犯カメラで手掛かりを探しています!」

「そうか とりあえず部屋の前に数名待機 そして鑑識を呼んで争った場所の指紋を採取して貰え」

「それと、何処から情報が漏れたのか分かりませんが1課とマル暴がこの家に来るとの事です」

「は? 今回の事案的に関係ない部署がなんで...」

「いえ、部下が防犯カメラを確認したところマル暴が近頃監視している暴力団組員数名がこのマンションに入っていったと情報を貰ったらしくそれで来るらしいです しかも裏口の防犯カメラを確認した所、その組員達が入口の時には持っていなかったカーペットを丸めて出ていった所も確認しました」

「もしかして暴力を振るわれ誘拐された...」

「いえ、防犯カメラを見ると組員達も怪我はしており血も出ているとの事です ですが、誘拐されたと思われる被害者の加賀美 陸さんも部屋の具合から殴られて怪我をしている可能性があります」

「とりあえず先程言った通り、数名は鑑識が来るまでここで待機 他の奴らはとりあえず聞き込みにいくぞ 1課とマル暴が来たら、それとなく情報共有しておけ(隣人の発言と部屋の荒れ具合そして血痕 その暴力団の情報と誘拐なら近辺の防犯カメラを確認し車のナンバーを... その後Nシステムで最後に映った場所近辺を捜索だな)」




部下数名を陸の部屋に待機させた後、月海は他の部下達と一緒にマンションを出た





・・・・・・・・・





時刻は8月31日の午前2時まで遡る


「夏休みってあっという間だな 課題は無事に終わったし明日は1日のんびり過ごそう... (それにしても、ログアウトする前にバグを復旧してくれるって言ったが、そのバグってゲーム内の身体アバターが幼くなっている点か... つまり今度ログインしたら本来の身体アバターになっているの・・・・・・)なんだ?」


陸は冷房を効かせたリビングのソファで横になり寝ようとしていた だが、眠くなった瞬間に玄関の方から奇妙な音が聞こえてきた

「昨日は1日中家に居て玄関は開けてないよな...(あれ鍵って閉めてたよな?)」


記憶を遡り、最後に外出した日の行動を振り返り鍵をきちんと閉めた事も思い出した

「じゃあ何なんだこの音... 」


陸はリビングのソファから起き上がり玄関ドアにゆっくりと近づき、のぞき穴から外の様子を確認した


「おい、ピッキングまだか!」

「大声出すなよ 慎重にやっているんだから!」

「2人とも静かにしろ...それとピッキングは慎重にやるのもいいがもう少し早くやれ この部屋の住人を拉致ってこないと若頭の機嫌が治まらないんだからな」

「森山さん... この部屋の住人って1ヶ月前に組の人達を10名を気絶させた人物って本当なんですか?」

「あぁ 若い衆が撮った写真を見たが、身長と体型が同じだ それに何処かに落とした学生証の写真を一瞬だけ前に見ていてな 同一人物だ間違いない」

「ですが、気絶されられた中には暴力的で危険な奴らが2人位居たのに本当に気絶していたんですか?」

「あぁ、その2人は今は荒事を禁止にしている」


のぞき穴から外の様子を確認すると黒い服を着た男達が部屋の前にいた 耳を立てて会話を聞くとピッキングで玄関ドアを開けようとしているらしい事を聞き取ることができた


「っ、(マジか!そういえばあの眼鏡の男 前にカエデがナンパされた時の賢そうな奴か) 復讐か?」


その時、閉めていた玄関のドアノブが回り玄関ドアがゆっくりと開いた その刹那、陸は一瞬でリビングに戻りリビングの入口傍に身を潜めた


「外に居たのは3人なら、返り討ちにできるな(問題は返り討ちにした後だな 大人しく帰ってくれればいいんだが...)《血液創造ブラットクリエイト 刀》」


・・・・・・・・・


「とりあえず、1番近い所から確認していけ」


暴力団の組員達3名が部屋に侵入しゆっくりと玄関ドアを閉め、玄関から近い部屋を順番に開けていく

「ここはトイレ」

「こっちは風呂場みたいですね」

「それでこの部屋は寝室か...」

「森山さん 寝室に標的は居ましたか?」

「いや、いないな もしかしたらリビングで寝落ちしているのかもな」

「寝ていた場合は手足縛るんですよね?」

「あぁ 寝ていたら拘束する 起きてたら眠らす」


森山を含めた三名は、部屋を順番に確認した後にリビングに足を踏み入れた

「(今が1人を気絶させる絶好のチャンス!)」


鞘にしまっている『血液刀』を一番最後に入ってきた男目掛けて振り下ろした

「っ、痛ぁぁ」

「森山さん、この人ですか?」

「あぁ武器を持っているようだが、とりあえず身動き止める」

「気絶しないのかよ!」


陸はすぐにソファの方に移動して、三名と距離を取る

だが、侵入者の暴力団組員達は一斉に飛びかかり陸を地面に倒すと、すぐに手足を縛り動きを封じた

「なぁ、そこの眼鏡の人 前に会ったよな?(《血液創造ブラットクリエイト ニードル》)」

「あぁ あの時うちの者がお世話になったからな その復讐って所だ 大人しく寝てろ」

「早く打て!」

「いまポケットから出そうとしてるから少し待って!」

「(血液操作ブラオペ)」

陸は手間取っている組員達を見ながら、血液創造ブラットクリエイトで小さい針を数本創り出した

その小さい針を、血液操作ブラオペで操作してキッチンに近いテーブルに置いていたコップに当てた コップは床に落下し衝撃で破片が床に散らばった


「「「っ、」」」


組員達は一斉に落ちたコップの方を見た その瞬間を見逃さずに、陸は縛られている両足を力ずくで引きちぎり組員達を壁の方に蹴り飛ばした だが、陸が蹴り飛ばすその前に腕に何かが刺さった


「ふぅ、あとは全員の鳩尾に1発入れて気絶させ(っ、急に睡魔が襲ってき...)」

「っ、ギリギリ間に合って打てました」

「いや何も間に合ってないだろう!もう撃つしか!」

「チャカは使うな!というか、もう眠っているもう一度キツく縛ってここを出る」

「「分かりました」」

「何処に連れて行く気だ...」

「普通に生きている人には無縁な場所にだ」

「ハッ、何処だよ それ答えになってねぇよ...てか、この睡眠薬合法じゃないでしょ...(血液吸収ブラットドレイン 血液創造ブラットクリエイト解除)」

「合法かどうかは分からないが、即効性なのは確かだ」



膝を突いた陸は、薬を打たれて睡魔が襲ってきている中『血液刀』を吸収し、壁に突き刺さった小さな針は創造クリエイトが解除された事により、血液に戻り飛沫血痕のように壁に血痕を残した その時には陸は床に倒れて寝息を立てて眠った



・・・・・・・・・


「眠ったな 手足をさっきより強力に縛り、念の為目隠しもさせておけ」

「「分かりました...」」


組員達は陸が眠った事を確認してから、手足をキツく縛り目隠しも行った そして床に敷いていたカーペットに陸を包みマンションの裏口からこっそりと出た



「(それにしてもあの時のコップは何故落下した? 以前見た時もそうだが、コイツ本当に人間か?)まぁいいか 利用できるものは全て利用する」

マンションから出た組員達は、近くに停めていた車に陸を横たわらせて静かにこの場を去っていった

どうだったでしょうか?


温かいコメントやリアクションお待ちしております

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ