事件勃発
93話です
リクはサエルに斬られ、暗闇の中でイベント終了の案内と無数に出現している自分が殺られた通知を見た
「暗い... それにしてもイベント終わったのか 結局拠点で全然過ごさなかったな(1人で喋るのは久しぶりな気分だ なんだかんだイベントが終わるまでグリムとクロバと過ごしていたからか) 寂しいな... 一旦ログアウトするか」
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※PKを倒すと、PKが所持していた個数の倍を獲得
例 300個なら獲得は600個になる
夏イベント ギルドランキング
1.瞬光 1490個(最後にキザを倒し600個獲得)
2.宵闇の烏 1270個(キアラを倒し400個獲得)
3.蒼天山 1000個
4.屍死慈葬 893個
5.双騎団 787個
《重要な不具合を見つけた為、復旧を開始します 暫くログインができなくなります 並びにプレイヤーの皆様にはご迷惑をお掛けします》
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とある部屋で、不穏な会話が聞こえてくる
「そういえば、お前らまだあの男は見つからねぇのか!」
「ですが若頭!如何せん学生証を拾った新人が何処かに落としたと言っておりまして...」
「それで?あの男の居場所の手掛かりを失ったってことか?」
「い、いえマンション名だけはメモっているので、そこに見張りをつけています」
「だったらさっさと拉致ってこい!」」
「ですが、名前と何階に住んでいるのかも分からないのに拉致なんてできませんよ!」
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「ふぅ、なんか久しぶりだな 」
陸はヘッドギアを外し一息つきソファから起き上がった
「それにしてもサエルさんはなんであの場所に...(いや、グリムかクロバが連絡してくれたのか)」
「・・・・・・久しぶりの現実だね」
サエルこと冴川はヘッドギアを外した そして陸と目が合った すると冴川は陸に頭を下げて謝り、斬ってしまった理由を説明した
「つまり、キザに放った技の攻撃範囲を見誤って俺も斬られたと...」
「本当に申し訳ない!」
「いえ、あの状況なら仕方ないですよ(それにしても、結局キザの間合いの詰め方のカラクリは分からなかったな)」
暫くした後、音緒達も現実世界に帰ってきた
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「(イベント終わったし、少し1人になりたいな ゆっくり休みたい)」
「ん、イベントで身体疲れた 家で休む休む」
「え、なんで?」
「長時間のイベント、現実と仮想の身体の感覚を落ち着きたい落ち着きたい」
「確かに利嘉の言う通り、後半は森にずっと居て暑かったし涼しい部屋でのんびりしたいな」
「そうだね イベントで疲れているしゆっくり休もうか それに暫くログインできないらしいし(それに最後の文章...なんだこの違和感)」
「凱、休むとしても自分の家で休んでね もしのんびりするなら金取りますよ」
「ん、私の家もダメダメ」
「凱、外は暑いが今日は家に帰ってゆっくり休むぞ」
莉嘉と音緒は一足早く陸の家を出た、そして外に出たくなと喋っていた凱を冴川が無理やり引っ張り、陸は一人になった
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「それにしても、今って何時だ? 朝の9時過ぎか?(朝の9時にしては暗すぎる なんだこの違和感)」
冴川達と話し込んでいたこともあり、朝の9時くらいだと思っていた陸はソファからベランダの方を向き暗くなっている事に気づいた 大きな違和感を感じ直ぐにテレビをつけた
『『プレイヤーの皆様にはご迷惑をお掛けしてしまいました 今後は二度とこのようなことが起きないように気をつけていきます』とメイファンのホームページに載っていました』
『先程、MOFを作り上げたメイファン側が無事にイベントが終了したと公式のホームページに載せました そしてこのゲームをプレイした人達は先程現実世界に帰ってきたということです』
『イベントの5日目からリアルタイムの時間になり、イベントが終了してしまいました という事で本日は8月15日です プレイした皆様は身体に違和感が感じた場合すぐさま病院に行ってください』
『ネット上では炎上しておりますが、メイファン側は不具合を完璧に直し二度とこの事態を起こさないと声明を出しました』
テレビのどのニュースもメイファンの問題を取り上げていた
「・・・・・・は?(今日が8月15日? やばいなこの不具合...)夏休みの課題をあと15日で終わらせないとできるか? いや、不具合でログインができないならその間で課題を終わらせるか」
陸は、ソファに座り夏休みの課題をテーブルに広げて取り組んでいく
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帰り道、冴川と凱はコンビニで話し込んでいた
「凄い不具合が起きたな」
「冴川、コレって事実だと思うか?」
「スマホの時刻的に事実だろうね」
「認めたくないが事実なら認めるしかないのか」
「でも炎上するかも知れないわよ」
「か、楓さん? なんで此処に?」
「冴川がこの駅を使うのは知っていたからね まぁ会ったのは偶然だけど」
「楓、炎上するのは何でだ?」
「当たり前じゃない 不具合なければ現実では朝だったのに、イベントが終わったら現実ではかなりの時間が経っていたなんて...」
「炎上するのは確実ですね」
「まぁ、時間なんて取り戻せないから保障したくても出来ない訳だしね」
「同じ不具合がまた起きたら、MOFはサービス終了してもおかしくないですね」
「復旧後、また炎上するかもな」
楓も偶然コンビニで買い物をしており、コンビニ前で今後のギルドの事を話し合ったりしていた
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世間は今回の騒動でメイファンを叩いていたが、2週間もすると過激な人達以外は叩いていなかった
そして陸達も夏休みの課題をやりながらMOFが再会されるのを心待ちにしながらゆっくり休んでいた
1人暮らしの陸は暑い中偶にコンビニやスーパーに買い物に行き外出をしていた
そして、8月31日に陸に問題が起きた
音緒は陸の家から聞こえる呼び鈴の音で朝の9時に目を覚ました
「ん、呼び鈴煩い煩い 陸陸起きてない?」
玄関の扉を少し開け、陸の方の扉を見た
「おい、管理人はまだなのか!」
「多分もうそろそろ来ます!」
「もう少し静かにしろ 近隣の人に迷惑だろう」
「すみません!」
複数人のスーツを着ている男達が陸の家の前で焦っていた
「・・・・・・どういう状況??」
「あ、すみません お隣の方って知り合いとかだったりしますか?」
「え、まぁ仲良い友達みたいな感じです...」
「仲良いんですね でしたら、お隣の加賀美さんって何処に行ったか知りませんか?」
「夏休みなのでこの時間なら部屋でゆっくりしていると思いますけど、いないんですか?」
「えぇ 実は呼び鈴を鳴らしても応答が無く、管理人に開けて貰おうと思っておりまして それで昨日加賀美さんの家から物音とか聞こえませんでしたか?」
「そういえば、何かが倒れて割れる音や壁に何度も叩きつけられた音とかは夜中に聞こえました 時間は覚えていませんが...すみません」
「いえいえ、コチラこそ朝からご迷惑お掛けして申し訳ございません」
「そういえば何の用事で来られたんですか?」
「あ、自己紹介がまだでしたね 私、こういう者です」
男は左胸ポケットから手帳を出し、音緒に見せた
「え・・・・・・刑事さん?(陸陸になにかあった?)」
どうだったでしょうか?
夏イベントは何とか終わらせました
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