第10話 やっぱり家がほしい⑧ 称号がついた
「出来たなー」
コボルト達の家が出来て数日たった。
余った材木も利用して新たに小屋2つを作り、出来た小屋は3つになった。木を持ってきすぎたのが逆に良かった。ちなみに小屋自体は結構前に出来ていたのだが細かい手直しに時間がかかってしまった。
おれはというと手足、肉球なので細かい作業は出来なかった。なにか役立つスキルがあれば違ったかもしれない。
オークとコボルトに頑張ってもらった。
新たに作った2つうちのひとつはオークが住むことになった。毎晩の枕投げに疲労困憊らしい。了承することにした。
だがこの数日でコボルトとオークはだいぶ仲良くなったようだった。
しばらくスキルボードの確認をしていなかった。
みるとラッキーポイントは2100ptとなっている。どういう計算なのかわからないが増えたから良しとした。正直、良いことや悪いことをするとポイントの加減対象となっていることから、日々の生活でも変動しているのだろう。何が何点とかを検証するのは難しいからそこはもう気にしないことにした。
そのうちウルトラガチャも引きたいところだが10000ptは集めるのが大変だ。今はポイントを貯めるよりスキルを増やしていく方が良いだろう。
◇
完成した小屋を見ながらまったりくつろいでいると、気配感知にひとつの反応があった。また人間が接近しているようだった。
すぐに俊敏を使い反応のあった場所に駆けつける。
するとどこかで見た顔がそこにはいた。
『犬さん、帰ってきましたよー』
ミーアが馬車に色々積んで戻ってきたのだ。
正直期待していなかっただけに結構嬉しかった。
ミーアは家具や料理道具などの生活必需品をいっぱいもってきてくれた。人が使うものだがコボルトやオークも使うことができるだろう。使い方をみんなに教えるようにお願いした。
その日の夕方、小屋への運び込みが終了し、長かった家づくりがようやくおわった。コボルト達が目を潤ませている。嬉しいようだ。
元々住んでいたのが小屋と呼べるわからないナニカだったのだから、当然だろう。ものすごい感謝された。
この日からコボルト達に【お犬様】と言われるようになった。
・・・コボルト達よ、おれをまつるな。
【称号〖お犬様〗を獲得しました。】
・・・なんか獲得した。
次回につづく
ステータス
名前 イヌガミ
種族 犬
称号 コボルトキング・お犬様
魔法 なし
技能 固有スキル【スキルガチャ(1日1回)】
獲得スキル
SR【威圧Lv10】【幸運Lv3】【鑑定Lv5】
RR【清掃Lv8】
R【話術Lv3】【交渉Lv3】【気配遮断Lv3】
N【体術Lv2】【気配感知Lv2】【剛腕Lv3】
【俊敏Lv3】
耐性
【物理攻撃耐性Lv5】
保有ラッキーポイント 2100pt
所持アイテム
「ドックフード4袋」「枕10個」「工具」「抽選券1枚」
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