第9話 やっぱり家がほしい⑦ 配下が出来た
次の日、起きると朝ごはんをみんなで食べた。
ドックフードしかないので試しにミーアとオークにも出してみた。
2人はなんともいえない微妙顔で食べていた。
やはり犬用の食べ物らしい。各自で持っていた物に切り替えていた。ミーア、人間なのにドックフードだしてすまん。おれが上手いんだから大丈夫かと思った。
食後、ミーアは隣町まで行くといって集落をでていった。お礼をしてくれるとのことであったが期待せずに待つことにしよう。
オークは昨日いっていたとおりしばらくはここに残ってくれるらしい。
心なしか疲労感がみえる。昨晩の枕投げが大変だったようだ。
コボルト達がニヤニヤしたりオークの肩に乗っかってはしゃいでいる。ご愁傷様だ。
途中で味方だったはずのミーアにまで裏切られたらしい。
「さて、やるか」
一息ついたあと、みんなを呼び寄せる。
今日の予定を説明する。
待ちに待った家づくりだ。
オークのお陰でだいぶ早く終われるかもしれない。
工具類は揃っているので早速取りかかるように指示をだした。
おれはというと・・・
スキルボードを開く。ガチャの時間だ。
確かラッキーポイントが溜まっていたはずだ。
見ると1400ptあった。昨日の一連の騒動でポイントが付いているかと期待したが、人間を襲うつもりのなかったオークをボコボコにしたのがいけなかったのか全く溜まってなかった。考えた結果、スーパーガチャを引くことにした。ボタンを押す。
【鑑定Lv5】SR
良いのが出てきた。鑑定といえば異世界で生き抜くための必需品だ。だが、SRだったということで、この世界では珍しいのかもしれない。
前世の異世界ものの小説とかだと誰もが使えるようなイメージだったので、そこはギャップに感じた。
早速、コボルトとオークに鑑定を使用してみた。
使用するとおれのスキルボードと似たような画面が表示された。Lv5なので所々見れないところはあるが、結構みることができた。これで一人一人に得意なスキルを使って作業してもらうように指示が出せる。
気になった点があった。コボルトの種族を見たところ、コボルト(亜種)とされていた。鑑定レベルを上げれば他にも何か見えるのかもしれない。
あとはオークに【耐久Lv6】と言うのがついてた。
・・・嫌な予感がする。元々ついていたものかもしれないが、おれが何かを目覚めさせてしまった可能性もある。そういえば、肉球への視線の注がれ方が凄かったな。
・・・後で試しに肉球パンチを再びくらわしてみようと思う。
◇
1日の作業が終わった。結論から言うと、オークが凄かった。めちゃくちゃ器用に家を作っていった。
そこまで立派なクオリティは求めていないので最低限コボルト11人が暮らせるもので良かったのだが、それなりの小屋が完成してしまった。しっかりしている。
コボルトが木を切り、おれが清掃Lv8を使い木の形を整え、オークが組み立てる。といった感じだ。
凄い勢いで組み立てていった。
夕方には時間が余ったので、自分の住むところにも取り掛かっていた。材木が結構余ったのであと2つくらいはできそうだがそこまでやるにはまだ時間がかかりそうだ。
スキルは意外と調整ができるようで、おれが思い描いたクオリティに近いものを作ることができた。
だがLv8ということで荒があったりと完璧ではないようだった。スキルとは奥が深いようだ。
その日の夜、1日を終えて、皆が寝る準備をしている。新しくできた小屋にみんなで雑魚寝するかんじだ。
おれが寝る場所は部屋の中にある犬小屋だ。
そういえば忘れていた。。
「オーク、今日はありがとさん!」
・・・おれは寝る前にオークに剛腕肉球パンチを食らわした。オークはぐぉっという声を上げたが昨日とは違い耐え切った。昨日は気絶したのに。やはり昨日何かに目覚めたのかもしれない。
おれがあれこれ考えているとオークがおれに向かってこういった。
『この村に住んで犬様についていきます!』
初めて配下ができた。距離感に気をつけていこうと思う。
次回につづく。
ステータス
名前 イヌガミ
種族 犬
称号 コボルトキング
魔法 なし
技能 固有スキル【スキルガチャ(1日1回)】
獲得スキル
SR【威圧Lv10】【幸運Lv3】【鑑定Lv5】
RR【清掃Lv8】
R【話術Lv3】【交渉Lv3】【気配遮断Lv3】
N【体術Lv2】【気配感知Lv2】【剛腕Lv3】
【俊敏Lv3】
耐性
【物理攻撃耐性Lv5】
保有ラッキーポイント 400pt
所持アイテム
「ドックフード4袋」「枕10個」「工具」「抽選券1枚」
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年末年始なので少し頑張ります。




