5.次男へ
麻酔が切れた後も、かなりボーッとしているのが自分で分かった。
前回は起きたらチャキチャキしていたのに。
ちなみに私の母の話によると、長男が生まれて全身麻酔に切り替わった後は「うーんうーん」と叫んでいたらしいが、今回はそんな声は聞こえなかったとの事。
ちゃんと麻酔が効いていて、「寒いから毛布掛けて!」と訴えなくても済んだという事だ。
とにかく、痛くはあったけど、順調な帝王切開だった。
長男の時は帝王切開後、二ヶ月近くも痛くて笑えなかったのに対し、今回は笑っても痛くないし三日経ったらお腹の傷もほとんど痛まなくなった。
さらに前回は帝王切開後に何かの感染症にかかり、下痢と嘔吐を繰り返すという地獄も見ていたのだ。
帝王切開後の嘔吐は腹筋を使うので痛くて堪らない。さらに感染が広がるといけないからと、吐いた後のトイレ掃除は毎回自分でしてと言われ、痛む傷を前に泣きながらトイレ掃除をしていた。
その時に比べたら、次男の出産のなんと楽だった事か!!
超順調に快復し、痛みなどはほとんど無し!!
帝王切開だったために食事がしばらく重湯だったのが辛かったくらい! 早く普通食になってー! と願えるくらいだったのは、幸せな事だろう。
お陰で退院した翌々日には長男の入園式に間に合ったし、母も姉の出産に間に合うことが出来た。
なんと、母が姉の家に着いたその日に陣痛は始まり、その日のうちに出産したらしい。
やっぱり次男を三月に生まれるようにしておいて、良かったと言った所か。
可愛い可愛い楕円ちゃんは、暴れん坊将軍となり、今も我が家で一番の暴れん坊だ。
やる事が激しい。とにかく痛い。
次男って、こんなものなんだろうかと思うけど、卵の出来た順からいうと、次男の方がお兄ちゃんだったりする不思議な関係。
私が妊娠中に食べ過ぎたせいか、生まれた時からヒョロッとしている長男に比べて超がっしり体型。まぁ男の子だから良いよね!!
こうして生まれた次男が今日、四歳を迎えた。
二歳三ヶ月という年齢で、私と離れて暮らさなければならなくなったあなたは、私に分からないくらいの辛い思いをしたと思う。
七ヶ月という長い間、よく我慢してくれたね。
今は我儘真っ盛りでちーっとも言う事を聞いてくれないし未だに赤ちゃん返りも酷いけど、当時の反動だろうって事は分かってるよ。
ちょっとずつ、お兄ちゃんになっていこうね!
病気がちな長男に手を取られがちだけど、ちゃーんとあなたの事も大切に思っています。心配しないように!
家族みんなで、楽しく仲良く生きていこうね!
次男くん、生まれてくれて、ありがとう!!
せっかくだからエコー写真♪
①楕円の卵ちゃん。これがまぁ強い卵だった!
②頭が下、手足が白く浮き出て見える。こんなの小さくても、もう人の形をしてるよ!
③大きくなってきたね!
④カメラ目線の大きな顔!
⑤3Dエコーはしっかりとした横顔が撮れたよ! この写真を見て、みんなが男前だと言ってました♪