右と左がわからない
私が小学生の時のお話です。
当時、私は左右がわかりませんでした。なので毎日のように上履きを右左間違えて履いていたのです。けれど履き心地としましてはそれほど違和感を覚えなかったので、小学校6年になるまで殆ど変わることはありませんでした。
上履きに限らず道を歩いていても右左が分からなくて困ったり、お手伝いをして「右のものをとって」と言われてどれかわからず困惑して別のものを持ってきたり。
今では靴に関しては履き間違えはなくなり、左右も殆ど間違えなくなりました。
けれど視野の問題でしょうか、それとも見方が他の人とは異なるからでしょうか、物をとるように言われると困惑します。
この困惑の原因はですね。木を見て森を見ずという言葉で説明できます。
要するに全体の一部分にしか視点が集まっていなくて全体像をうまく捉えることができないのです。
こういう場合はどうして貰えると助かるか。ズバリ、細かく説明してほしいのです!
「一番右の棚の三番目の段にある小さい皿」
という風に言えば、ある程度は指示をこなすことができるでしょう。
でも、こんな面倒臭い手間をかけてはお手伝いになりませんから、多くの親が怒ってしまって自分でやりたくなる気持ちも、私にはよくわかります(笑)