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初めての街(3)

シルティア「あ、あの時の…」


ティブソン「お前ら?! なんでここに? 待ってろって言ったのに…」


パルシア「あんたがあまりにも遅いからよ!」


冒険者の小柄な女性「です です」コクコク

言い合いをしてるとパルシアともう1人の小柄の女性に憲兵の内の1人が「なんだ?お前ら いきなり入ってきやがって あ゛ぁん?」とガンを飛ばす。


するとパルシアが「フィー こいつのケヴィン見たいで苛つくから殴っていい?」とプルプルと震えイライラしている。フィーと呼ばれている小柄の女性が「だ、ダメだよ! 問題になっちゃうよー 落ち着いてぇ」と宥める。


その時グラシンが「静かにしろ!!」と場を静まらせる。


グラシン「嘘かどうかを確かめるって言ったな…どうするつもりだ? 」


パルシアが「この魔道具を使うのよ」と言い財布のような小さな袋から手のひらサイズの銀色の輪っかを取り出す。


グラシン「こ、これは…まさか…『真実の腕輪(しんじつのうでわ)』じゃないか…」


グラシンが驚いている中俺は、?を浮かべている


シルティア「真実の腕輪? なんですか?それ」


グラシン「真実の腕輪とは真偽を確かめるため、疑いのある者の腕に腕輪をはめ質問する。質問に対し嘘を着くと腕輪をはめている者の腕は切断される。」


シルティア(うわっ…なにそれ怖い!!)


グラシン「持ってる分には問題無いが…この魔道具は販売、製造が中止された物だろ…どこでこれを?」


パルシアが自慢気に「うちのフィーはね フルネームをフィーリス・ロングバートって言うのよ! これでお分かりかしら?」


グラシンが「ロングバートだと?!」と驚き、その場の全員がフィーリスの方を見る。するとフィーリスは「う、うぅ」と顔を真っ赤にしパルシアの後ろに隠れてしまう。


そんな中、俺はこの空気を壊すように「ロングバートという名前とこの腕輪になんの関係があるんです?」と疑問を言ってしまう。


パルシアに「君、本気で言ってる?」と言われてしまうが、グラシンが「7歳の子供だ知らなくても仕方ないだろう」と言いパルシアは「確かに…」と納得する。


グラシン「ロングバート家は、この街から少し離れた東方にあるガルダン魔法国に属し、ロングフィル領を治めている。そしてそこに居る娘の父はアドロン・ロングバート伯爵であり、この腕輪を含む世界にある魔道具の85%がロングバート製の物なんだ。」


俺は凄い家系の娘なんだと思いながらパルシアの後ろからチラッと顔を見せるフィーリスの方を見るが再び顔を真っ赤にしパルシアの後ろに隠れる。


パルシア「凄い家系でフィー自身も凄い魔法使いなんだけど…見ての通り人見知りが激しいんだよね…」


ティブソン「とりあえずこれで真実かどうか分かるんだ!やってみようぜ!」


パルシア「そうね、で、この子なんでこんなに疑われてるの?」


パルシアの言葉に沈黙が走る。


グラシンが呆れながら「お前はどういう気持ちでこの魔道具を出てたんだ…」と言う。実際、俺もそう思う。

するとパルシアが「仕方ないじゃない!会話も途中からだもの!それにこんな小さい子が責められてたら間に入りたくもなるでしょ! ねぇフィー?」と言いフィーリスも「うんうん」と頷く。

するとティブソンが呆れながら「実はな…」と説明する。


パルシアが焦りながら俺に、「君!正直に言いなさい!じゃないと腕が切り離されるのよ? それでもいいの?私は君のような子供にそんな痛い目にあって欲しくないの!だからお願い強がらないで素直になろ? ね?」と言い人見知りであるフィーリスも焦りながら勇気を出し俺に「体は大事にしないとダメですぅ」と声を裏返しながら言い裏返った事が恥ずかしくなったのかまた顔を赤くしパルシアの後ろに隠れる。


グラシン「この冒険者たちの気持ちを汲み取り 今正直に言うなら冒険者たちも罪に問わず、君の刑も軽くしてやる!!だから正直に言うんだ!! 私だって君のような子供に厳しくしたくてしてるんじゃないんだ!!これが最後のチャンスだ!」


グラシン副兵長の言葉を聞いてもグラシン副兵長が実は優しい人なんだなぁという見方になるだけで考えは変わらない…だって事実だから!!


シルティア「本当に僕の物です!!」


周りの人達はため息をつき、グラシン副兵長は「そうか…そこまで強がるか…」と言い憲兵に真実の腕輪をつけさせるよう命じ俺は腕輪を付け、腕輪にあるボタンを押し起動させる。


周りは沈黙し俺の方を見てパルシアとフィーリスはティブソンの後ろに隠れ見ないようにしている。


グラシン「では質問する!この魔核の全ては本当にお前の物か?」


グラシンの質問に俺は自信を持ってはっきりと言う

シルティア「はい!僕の物です!!」


僕が答えた時パルシアとフィーリスが「イヤァァ」と叫ぶ。

そのパルシアとフィーリスにティブソンは「お、おい見ろよ2人とも」と言いパルシアとフィーリスはシルティアの方を見る。

パルシアは「嘘? 真実の腕輪が作動してなかったとか?」と聞くがグラシンは「いや、正常に作動していた…」

するとフィーリスが「だ、誰かに貰ったんじゃないですか?」と言う。

ティブソンはフィーリスの言葉に「確かに…それなら納得だな!」と答える。


俺はこのなんとも言えない空気に対し笑わせる為にフィーリスの発言に自分の物というのは証明出来たし本当の事だけど冗談に取られる事でも言って見るかと思い「いえ 全部自分で倒した物です」と笑顔で答える。


すると皆が俺の方を見て沈黙する。


シルティア「あれ?何です?この空気…てっきりティブソンさんやパルシアさん辺りが笑いながら「冗談でしょ?」的な事言うかなと思ったんですけど…」


グラシン副兵長がこの沈黙を破り発する


グラシン「少年よ…真実の腕輪…作動中だ…」


シルティア「え?…」


俺は7歳が緑や青、そして5cm程の赤い魔核を持ってる事で疑われてたのにそれらの魔物、ましてはA級とも言われる赤の魔核の魔物を倒してるなんて分かりゃァそりゃぁ こういう空気になるか…と思った

緑はG〜E級の魔物の魔核

青はD〜B級の魔物の魔核

赤はA級の魔核

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