熾刀之世界
どうやらこの周辺は山で囲まれているらしい。
私が目覚めたのは、その中心にある岩壁の塔
塔というより、この辺り一辺の森の波長を担うかのような大きな岩だ。
私はその岩の頂上近くの岩穴で目覚めた。
この世界の植物、他にも動物や、ありきたりな岩さえも、なにか違った龍動的な力を感じる。
それにしても、他の生態系を調べるには、この岩は高すぎる、降りるにも、何もなしに、降りたらおそらく即、絶命であろう。
しかも数刻せぬうちに、辺りは暗くなりはじめる勢いだ。
聞こえてくるのは、聞いたことのない鳥の声。
洞窟の外が次第に暗くなり初め
焦燥とわずかな沈黙、起きたばかりの我が意識
朦朧としたなか、微かに感じる魂の産声を感じた。
、、、
私は何故ここにいる
消えかけていた記憶と魂の玉響へ、己の記憶がほぼ残っておらぬことに、私は困惑と暗冥の狭間にいた。
此処はどこだ、、?
まず、記憶が断続的で、いま、ここに意識があることに少し違和感がある。
心底に微かに感じる魂が、この世界から拒絶されたというか、ズレを感じるのだ。
それはまるで蜃気楼のように、
実態のない魂がこの世界に偶然 発生したかのやうな
、、、、
周りが少しざわつく。
風が、辺りの木々を薙ぎ倒すかのように、
びゅーびゅーと、
先程まで聞こえていた鳥の聲も聴こえなくなった。
ウッヅ
なんだ、、




