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藤本落語  作者: 藤本GJ
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本性

バイト先にいる水野のオバちゃんは元々水商売をしていた65歳である


6月。新しく一緒になった30歳の冴えない顔した兄ちゃんに社会とは何たるかを教えていた


「最近の子はすぐ辞めるやろ。責任感が無いわな。この仕事でもそうじゃない。4月に飛んだの5人おるけど、責任感が無いわ。まずやり切らないと。4月の途中で辞めたら、他の人が穴埋めなアカンから迷惑がかかる。入った日は責任持って出る。1カ月はやり切る!入った日は責任持って出るのが社会人としての基本やで」


「フフッw」若い兄ちゃんは責任の連呼に笑ってしまった


「笑い事じゃないよ!」オバちゃんは怒った


「人が真剣な話してる時に笑って、社会経験浅いですよ!私は海千山千!色んな人に出会って対応してきた自負がある!責任持たない人が多いんですよ最近は!やる気も無いようなんばっかり」













なぜ若い兄ちゃんは笑ったか?


若い兄ちゃんはオバちゃんと仕事する前に、オバちゃんを知ってる先輩方にどんな人か聞いていた


「毎月のように急用出来て変わって、変わって〜って言うてくるから気ぃ付けや」


「出られへん日に出れるって言うて変われって言うクソババアやで」


「変わっても礼も言わん。感謝せんオバハンやから距離置いた方が良いで」



そう言う事を事前に聞いてたので


「入った日は責任持って出る」ってどの口が言ってるんだと思い笑ってしまったのだ


「入った日は責任持って出る」


「変わって、変わって〜」


表と裏を両方知ってた兄ちゃんは、ハッタリに笑ってしまった


本性は情報収集した兄ちゃんの方がやる気も責任感もあった


「変わって」って言うてくる事を想定して仕事をしてた

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