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笑い声
駅にいる無愛想な掃除のオバちゃんの笑い声が聞こえて来た。
隣の部屋で掃除してるオバちゃんの笑い声が聞こえる。
笑ってる所なんて見た事ないし珍しいなと思い耳をすませた。
「いや、ホンマにね。ハハハッ!」
「だから壁のカレンダーの落書きがねハハハッ!」
「カップ麺がハハハッ!」
オバちゃんの笑った顔が気になったので、隣りの部屋を見に行った。
駅員と談笑してるのか?掃除仲間と談笑してるのか?
オレが入った瞬間、バッとオバちゃんは振り返ってオレを見た。
オレを睨んだ後、気まずそうに何も言わずに出て行った。もちろん無表情だ。
部屋には誰もいない。オバちゃんは何で笑っていたんだ…
幽霊のオレに一切ビビらず睨んできたオバちゃん。
人間に対して無愛想なオバちゃん。
幽霊よりオバちゃんの方が恐い。
オレは負けを確信し、成仏した。
ホラーテイスト




