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藤本落語  作者: 藤本GJ
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パワハラや!

駅に60代の掃除のおばちゃんがいた。派遣の方である。


おばちゃんはゴミの分別をちゃんとしてなくて、見回りに来る派遣会社の上司のおっちゃんに注意された。


「駅員さんやゴミ回収の人が困りますので、ちゃんと分別して下さいね」


「何でそんなん言われなダメなんですか!私をいじめて楽しんで!あなたはパワハラや!」



正論を言ったのにいじめ、パワハラと言われ困ったおっちゃん…


どうやら駅員さんにも言ってるらしく


駅員さんが


「ゴミ箱から取りそびれて落ちたゴミ、放ったらかしにしたらアカンで」


「何でそんなん言われなダメなんですか!パワハラや!」



おばちゃん、おそらくニュースでパワハラって言葉をいっぱい聞いて、使いたいだけである。



また、別の日。駅員さんが


「僕らの部屋のゴミ、後で取りに来て下さい」


お願いすると


「働いてる人間、さらにコキ使ってパワハラや!」


文句を言われ、結局駅員さんがゴミ箱を片付ける事になった。



掃除のおばちゃん。仕事放棄やないか…



自分のペースでしか仕事をしないおばちゃん。何かあったら「パワハラや!」で片付けるおばちゃん。



誰も何も言わなくなり、おばちゃんは喜んだ。


良い世の中やわ〜



しかし










おばちゃんの携帯が鳴った。


「来月からはもう結構です」


「何でそんなん言われなアカンの。パワハラや!不当解雇や!パワハラや!」


ブチッ!プープー


何やのこの派遣会社!おばちゃんはかけ直した。ワンコールも鳴らずに


「ただいま電話に出る事が出来ません」


機会音の女性の声。


何で出てくれへんの!パワハラや!



パワハラしてくる相手が誰もいなくなった。

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