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18、突然の

俺は警察の待合室のようなところで実央が帰ってくるのを待っていた。



早百合には『見つけたから心配するな』と連絡を入れておいた。向こうも察してくれたようで、あまり深くは聞いてこなかった。



『実央・・・大丈夫だろうな・・・』



俺は一人イラついていた。まだ状況が整理できないこともあったが、何より実央が俺に知らせようとしなかったことに腹を立てていた。



しばらくすると、扉が開いて実央が入ってきた。刑事が言うには、どうやら実央を襲った男は指名手配中の通り魔だったらしい。ナイフにそいつの指紋がべったり付いていたこともあり、実央の疑いは晴れ、起訴もされないそうだ。



『実央・・・』


『・・・』



実央は思い詰めた顔をして黙り込んでいた。



『実央、帰ろう』



そう言って手をとろうとしたとき。



「パシン!」



『おいっ・・・?』



俺の手を振り払って実央はこう言った。



『あたしに構わないで。・・・さよなら』


『おいっ、実央!?』


『ついて来ないで!!』



実央は走り去った。俺は何がなんだかわからず、立ち尽くしていた。



実央の瞳には、たしかに涙が溢れていた。


―――――――――――――――


そして実央は俺の前から姿を消した。


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