表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖し少女あずき  作者: 椎名 園学


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/85

もっと恐ろしいのが来たみたい⋯

「可愛いロリだな」

俺は空気を明るくしようと本音をあずきに伝える

「キモイ。ありがとう。死ね」

あずきは軽く笑って見せた

「あんちゃん、いつかほんまに殺されてもしらんで」

猫助も頬をあげながらそう言った

「じゃ、真剣に頑張るよ。もう来てることだし」

あずきは暗闇にリボルバーを向ける。続いて足音が聞こえ、鬼の顔が見えた

辺りに緊張が走る。だが、なまはげは立ち止まってゆっくり鬼のお面をとった

「驚かせてしまってすいません」

その顔、その声は俺とあずきが知るものだった

「翔太⋯?」

「そうです。いきなりこんな時間にこんな格好で怖がらせてしまってるのはもちろんわかるんですが⋯その、できれば銃口をおろしてもらいたいです⋯」

翔太は申し訳なさそうに小さく頭を下げる。だが、あずきは全く銃口を外さなかった

「あずき、構えなくてもいいんじゃないか?あのクラスメイトの麻生翔太だぞ?」

「知ってるよ。それでも今お面を外して話すまで全く分からなかったってことはそれだけ、妖力を操るのがうまいってことだし、さっき言った私の波紋探知でも翔太の存在は一切確認できなかった。こいつはそうとうな手練れだよ」

あずきは淡々と事実を述べる。俺は何も言い返せず俺までも翔太への信頼が揺らぎ始めた⋯

「僕はもともと普通の一般的な人間だったんです⋯」

翔太は少し悲しそうな顔をし口を開く、そこである音が重なり翔太の言葉をかき消した

「ピンポンパンポーン。現在、血女(ちじょ)はみなさまの前方にいます」

アナウンスが鳴り終わる。目の前には体すべてが真っ赤な血で染まった少女が声を出さず笑っていた

「きゃ」

血女が可愛げに手を挙げる。刹那、血女の手のひらから大漁の真紅の血があふれ出す。

あずきは構えていたリボルバーをそのまま血女に向けて発砲する。

血女平気な顔でそれを交わす。突如、血の中から太いこぶしが現れあずきを殴り飛ばした

「あんちゃん、なまはげ!それに触れたらあかん」

だが俺のくるぶし辺りまではすでに血で浸っている。

「みなさんここは僕が」

翔太はすぐに姿をなまはげに戻ると包丁を握り、血女との距離を縮める⋯⋯

そこでまたアナウンスがなった

「ピンポンパンポーン。現在麻生翔太は一階教室前にいます」

次の瞬間にはもう麻生翔太はこの場から消えていた⋯

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ