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妖し少女あずき  作者: 椎名 園学


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こっくりさんを漢字で書いたらなんて書くか知ってる?

「猫助はなんか聞きたいこととかないのかよ?」

このまま俺が聞いていても、さらに恥をさらしそうなので猫助にバトンを渡す。

猫助は「わいか、ほな」と咳払いし

「みーちゃんと付き合うことはできまっか?」

こっくりさんは有無を言わず「いいえ」に進んだ

「あらーあきまへんわ。これおかしなってます。昨日の朝もわいみーちゃんとデートしたばっかですもん。みーちゃんときたらわいに「あーん」したんですよ?ほんでその後、次のデートまで決まった次は夜のランチで高級キャットフードを食べた後ゆっくり休憩いや、まぁそれは建前なんやけど、まぁそこで楽しみを⋯」

「ごめんだけど。猫助の恋愛には興味ないから」

必死にみーちゃんとの愛を熱弁する猫助をあずきは無情に断る。

猫助はやや不満げな顔を見せる。

「あずきはんもやってみたらどうですか?」

猫助はふてくされたように頬を膨らませる

あずきは「じゃあどうせなら私も」と顔をあげ

「今の借金は返しきれますか?」

そう思えばあずきが借金借金言っていたが具体的にどのくらいなのか額知らない。

10円玉が動き出す。今度は俺よりも猫助の時より速く「いいえ」に進む。そして「いいえ」の周りを3回もいやらしく回った

「ちっ」あずきは低い舌打ちをかましポケットからリボルバーを取り出し10円を無言で6発全て打ち切った

「こんなもの当てにならないよ」

「人のこと言えねぇぜ?」

クールで生意気ぶっていたあずきに罰があたった。俺は笑みをこぼす

「別に君を撃ってもいいんだよ?」

「すいません」

リボルバーを向けられては、俺は謝るしかない。

「二人とも。始まったで」

弾丸を真正面から受けた10円玉は傷一ついていない。

10円玉はゆっくり移動し

「い」「は」「ん」

と三文字に動く。

そこで鳥居が黒く染まり、文字は真っ赤な色に変わる。天井からは血にも見える真紅の液が多少の粘り気を帯びて垂れ始めてきていた。

「こ」「う」「か」「も」「ど」「せ」「と」「り」「い」「に」「も」「ど」「せ」

誰も触れていない10円玉は一人でに移動する

「と」「り」「い」「と」「り」「い」

10円玉が黒くなり始めた⋯

「あずき⋯戻さなくていいんだよな?」

「大丈夫このまま置いておけばいい」

血の匂いが鼻に入り不安を感じた俺にあずきが答える

「お」「ま」「え」「ら」

「に」「が」「さ」「な」「い」

その時、空いていた教室の扉が閉まり鍵がかけられる

そこで初めて俺は知った。こっくりさん、いや狐狗狸さんが動物の霊であることを

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