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妖し少女あずき  作者: 椎名 園学


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27/40

犬と人間の付き合いは氷河期までさかのぼるんだよ

今度はさっきと完全に異なり、犬はひどく吹き跳び民家の中に突っ込んでいく。あずきの作戦が見事にささった

「あの犬は学習してるけど、基本的に犬は知能が人間より劣ってるからきっと、また角をまがった時体を妖力で覆うと思う。けどそこ君だけがいたらきっと、安全だと認識して妖力を解いて君を食べることだけを考えるから、私は君の影に隠れてその安心しきったところを奇襲するから。もし私がでるのが遅かったら君死ぬかもしれないからよろしくね」

「「よろしくね」ってなんだよ」と思っていたがあずきがうまいことやってくれた。

「ダメージはあるみたいだけどさすがに致命傷にはならないみたいだね。一応本気で殴たんだけど」

民家から出てきた犬はかすかによろけて出てきている。だが犬の瞳は今までとは比べ物にならないほどさっきに満ち、飛び出した牙が大きくなっているように見えた

咆哮をあげることもなく犬は助走をつけ俺たちに飛び込んでくる。犬はあずき一人軽々飲み込めるほど大きく口を開く。

俺らとそれを喰おうと突き進む黒い犬にのちょうど真横、犬よりさらに一回り二回り、3回り以上巨大な化け猫が黒い犬に体当たる。その化け猫は自分ごと犬を何件もは下敷きに破壊しながら吹き飛んだ

「だいぶいいのが入ったんじゃないかな」

砂煙があがり辺りが霧に包まれる。霧が解け辺りを見渡せるようになるといつもの大きさに戻った猫助がこっちに歩いてきていた

「久しぶりにあのフォルムを使ったんやが、かなり本調子に近かったみたいやで」

「けど私の今の攻撃で学習して君が攻撃する寸前に妖力でガードしたみたい」

あずきが指さす先には黒い犬がボロボロの姿になって歩いてきていた。だが状態は瀕死に近く鋭かった牙も折れたのかボロボロになっていた

「あとは銃だけでも十分かな」

立っているだけでもしんどそうな犬の足を重点的にあずきは弾丸を浴びせる。

リボルバーの引き金が引かれる度、犬は足がおぼつかなくなっていきついに立っていることすらできなくなった。だが犬の瞳は撃たれる度、鋭くおぞましくなりあずきから視線を離すことは無かった

「あずきもういいんじゃないか?ほっといても死にそうだし」

「詰めが甘いと復讐しに来るかもしれなから攻撃するなら確実に殺すまでしないと」

あずきは振り返り俺を向いてそういった。その時、犬はあずきの隙を待っていたかのように目をかっと開きあずきに飛び掛かった。

ヴァン!!。またリボルバーの引き金が引かれた

あずきの撃った弾が黒い犬の頭に直撃した。紫の血が流れる犬は横たえる

それをあずきが確認していた時、目の前の民家の屋根から黒い影があずきに襲い掛かる

反射の瞬きが終わった後、俺の目には肩を小さな黒い犬にかみつかれるあずきの姿があった

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