朝
昨日の疲れを感じず、今日はいつもよりも2時間も早く起きた。この時間ではまだ朝ごはんも出来ていないでので、あずきのようにと朝から湯を張って、体を洗った。風呂は決まって夜だったので、朝から体が熱くなるというにのは違和感を感じたが、いつも昼近くまで続く眠気が嘘のように消えていったのには驚いた。
ゆっくりと使っていたら、時間がだいぶたっていたようで、風呂場の扉がノックされた
「ん⋯。宗太⋯⋯。お風呂変わって⋯」
あずきの声は寝ぼけている時の声だった。起きたばかりのようだ。
もう上がるか。
体は洗い終わっていたのであとは湯から上がるだけ。だが、深夜テンションならぬ早朝テンションの俺はいいことを思いついた。いくら冷酷だと言えど、あずきは女。しかも最近はちょっと俺に優しくなってきてる感じもする。ここはひとつ驚かせて可愛い悲鳴出させてみたい。すっぱだかで出て見せつけてやろう。
俺は湯から上がった。扉に手をかける
「ん⋯⋯。別に「小さい」くらいしか言わないけどいい?」
俺は扉に手をつけたまま、動かさなかった。俺の頭はすでに読まれている⋯⋯
まだあずきには到底かないそうもなかった
朝ごはんが食べ終わり、ベットに戻ると、たんこぶに絆創膏を張ったあずきが寝ころんでいた。
「めずらしいな。この時間にゴロゴロなんて」
「誰かさんにたんこぶ作られるくらい強く殴られたから、体を休ませる必要があるんだよ」
「そりゃあかわいそうに。唐揚げ泥棒には残当だ」
あずきはため息をついてポテチの袋を開けた。
「今日行くところは、結構やばいって最近噂になってるから、心の準備しといた方がいいよ」
「そういうこと知れっというのやめてくれ。前お前がそういって学校に行ったら俺達どっちも死にかけたじゃねえかよ」
「正直あれは猫助と翔太の助けが無かったらあそこでお陀仏だっただろうね」
「ほんとだよ。お前最後体貫通させられてたし」
あの時の光景は夢に出そうなほど恐ろしかった。あの血まみれの女の顔が怖かったのもあるけど、なによりあずきが死ぬって思ったのが恐怖を増幅させてた
「まぁ死なないように頑張ろう。一応君が君が好きそうなものをもっていくから」




