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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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純白米

 ひどい辱めを受けた訳だが…まぁスクロールも手に入ったのだから文句は言えないか…それに自業自得の面もある。

翌日回復したのでカナタと一緒に食事を作っている。



「ぶっちゃけダメージをそのまま回復に当てれるならこのスキル使うのはアキラじゃね?」

「俺のダメージは基本的に反動ダメだから受けた時には行動不能レベルだぞ…」

俺も考えたのだが、回復も瞬時というわけでもなく徐々にということなので俺が反動ダメージを使って反撃するには時すでに遅しなのである。



「そこそこダメージ受けるのは後はミレイか?」

「未だに普通にダメージ喰らってるからなぁ…」

防具のおかげでダメージは軽微なのだが被弾率の高さだとミレイがダントツだったりする。

平気で身体で受ける弊害である。



「基本的に長期戦しないからなぁ…」

「それはそう、まぁ火力のあるスキルを大量に所持してるせいだけどな」

どちらかというと火力のあるスキルで力押しというのがうちらの戦法なのであまり長期戦はしないのだ。



それこそワンマンアーミーを所持している母には有用なスキルかもしれない。

「最悪、母行きかな?」

「でも、無敵持ってるからダメージ入るのは戦闘後じゃない?」

「ああ、そうだったな」



イマイチ使い所がわからず、文字通りの骨折り損のくたびれ儲けの気配はしてきていた。

「実際、あの高速移動だったり仲間呼ぶスキルのほうがドロップして嬉しかったかもな」

「まぁ詳細は不明な訳だし持って帰ろうぜ」



スクロールで把握できた効果はダメージを受けると防御力があがり回復する効果のみである。

他にもなにか効果があればいいのだが現状は使いにくそうなスキルである。



「しかし…なんだこのご飯炊いたらとんでもない匂いするぞ…」

「ああ、ヤバすぎるな…」

お米の炊けた匂いというのはなんともいえない香りなのに食欲をそそる香りなのだが…ダンジョンでドロップしたお米はほのかに甘い香りがしており格の違う香りであった。



「すでに腹減ったんだが…」

「まぁまぁこっちもあるんだから」

といって卵の調理に入る。



卵かけご飯で食べるのも良いかと思ったが…。

「やはりここは日本の朝ごはんでしょ」

という事で目玉焼きに鮭という事になった。

ちなみにこの鮭は昨日の熊どもが落としたものである。



「相変わらず綺麗に捌くな…」

とカナタの包丁さばきを感心してみていると…

「あんまり見るなよ…恥ずかしいだろ」

「じゃあ遠慮なくじっくり見るわ」

「おい!」



俺の方は目玉焼きを焼いている。

ちなみに目玉焼きとはいっているが卵自体がダチョウの卵位の大きさがあるのでこれ1つで人数分である。



目玉で一人ひとりに提供できないのは残念だが仕方ない。

という訳でホットプレートで焼きながらそのままテーブルに運ぶ。

デカすぎてフライパンでは焼けなかったのだ。



ちなみに鮭に関してもかなり大物でカナタが綺麗に捌いて焼いてもまだ半分位余っていた。

「ちなみにイクラも入ってたから」

といってイクラまで食卓へと上がった。



朝食だというのに豪華すぎるな…。

巨大目玉焼きにも火が通り、鮭も焼き上がった所で炊きたてご飯と共に全員でいただく事になった。



ちなみにアイラさんは箸が使えない。

元々箸を使う文化はなく、中国に来てからも箸を使って食事をしていなかったので基本的にはナイフとフォークとスプーンである。



「私だけ使えないのも嫌なのでまた教えてください」

と言われていたので機会があれば教える予定である。

ちなみにランに関しては食事を箸でとっていた影響ですでに使えている。

ソフィアがなぜ使えるのかというとジャパニーズ白米を食べる為に練習したらしい。



いざ実食という事で漂うご飯の香りに息を飲んだ。

「これ食ったらもう普通の米に戻れない気がするんだが…」

「ああ、わかる…明らかに匂いが違う」

もしこれしか食べれない身体になってしまったらこのままここで乱獲し続けなければいけないかもしれない。



そんな不安をかき消すかのような匂いに誘われ白米を口に運んだ。

誰も何も言わない…。

それ所か米だけを無心にかけこんでいく。



そして茶碗が空になり全員が天を仰いだ。

「「「「「美味い!!!」」」」」

ほのかな甘味に加えてほどよい弾力、そして何より白米だというのを忘れさせるほどの圧倒的な旨味。



すでに満足してしまったが、ここで終わってはいけない。

白米だけ美味いのではまだまだ、ご飯の真価は多種多様な食材との掛け合わせによる相乗効果である。



という訳で全員がご飯をよそった後に、焼き鮭や目玉焼きに手を伸ばす。

ちなみに俺は目玉焼きには醤油派である。

この派閥問題は一時期論争になったのでここで言及はしない。

それぞれ好きなもので食べればいいと思う!



「ワタクシの分もよこしなさい」

「へいへい」

口に運ぶ前にシトリーに強請られたので先に用意する。

食べたら止まらなくなりそうだったからだ。



シトリーもどうやら皆が夢中で食べるので気になったようだ。

ダンジョン外という事で基本的には実体になることは少ないのだが…これは気になったようだ。



そういえばハワイダンジョンは食材系のドロップレパートリーが非常に少ない。

「そういえばハワイのダンジョンは食材あんまりドロップしないよな?」

「全員のイメージする食材が多種多様すぎてイメージが固まらなかったからでしょうね、肉とか明確なものは落ちるけどこういうものは無理よ」

との事だった。



ちなみに皆はものも言わずに一心不乱に米をかけこんでいた。

一気に眼の前の食材達が胃に吸い込まれていく。



そして用意した側からシトリーはすでにかけこんでいた。

俺も食べようと思い茶碗を手に取ると…。

なにやら全員が白く輝いて見える。



幻覚か?とも思ったがそうではなかったらしい。

自分の肌にも変化があった。

ハワイの日光で焼けた肌が白くなっていた。

元々探索者になって防御力があがったおかげか日焼けの影響は少ない。

とはいえ、強い日差しを浴びているのは間違いないので大なり小なり俺達は日焼けしている。



まぁ一部はしっかりと日焼け止めを塗って対処しているそうだが…。

こんがりやけた小麦色の肌は元の肌の色に戻っていた。

後々わかったことなのだが、俺達が食べた米は『純白米』といって肌の色を正常な色に戻してくれる効果があった。



◯あとがき

あくまでもその人の正常な肌色に戻す効果なので真っ白になったりはしません。


ハルカの悪癖コメントにかなり近い人がいました…。

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