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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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作戦会議

 母達の一時帰国の日がやってきた。

とりあえず『王権』のスキルで帰国して向こうで色々とするらしい。



「色々と復旧が終わったら、ダンジョンの調整しないといけないみたいだから一度戻るわ」

母が帰る事で安心してるメンツもいた。



「姿勢崩れてたらまた折るからね」

と圧をかけられていた。

矯正の成果自体はかなりのものでミレイとアイラさんに関してはかなり動きが洗練されていた。



サキも教えを忠実に守っているのかかなり良くはなったのだが、長年の積み重ねからかまだ姿勢が崩れる時があるのでまだまだ矯正が必要そうだった。

ちなみに沙月とカナタとスミレは相当ひどいらしく1度の矯正では治せなかったそうで二度目を喰らっていた。



全員特定の動きに特化しすぎてその作業姿勢で定着してしまっているそうでそれを治す必要があるそうだ。

沙月は、長時間の座り作業による骨盤等の歪み、カナタは不安定な態勢での長時間作業による特定の骨の歪み、スミレはアイドル活動によって作った筋肉と美容師としての立ち作業で筋肉が変な付き方をしているそうだ。



「どんまい!」

としか俺は3人に言う事が出来ず、3人は恨めしい視線を俺に向けていた。



「あーしは違うのに…」

スミレはずっと不満そうな顔をしていたが…。

「ほんとに良いの?」

母からの言葉を聞いて悔しそうにしぶしぶ特訓に付き合っていた。



ちなみにランとカレンは合格。

ソフィアとツバキは矯正後は問題ないそうでかなり動きがよくなっていた。

アカネは保留というよりはとりあえず姿勢の矯正までで無理な(折ったり外したり)矯正はしていない。



「各自強くなりたいならしっかりやれば確実に強くなれるわよ。なんせこれには経験値もスキルも必要ないのだから」

と言われて各自気合いを入れていたのだが、まぁ元々がひどい組は少しかわいそうではあった。



「そんな顔するんじゃないわよ、別に会おうと思ったらすぐに会えるでしょ」

と俺に向かって言葉を発する母。

「別になんとも思ってないさ…」

「嘘ね、昔の海外ツアーとかで送る時と同じ顔をしてるわよ」

そう言われて気恥ずかしさから顔を隠す。



「まぁ長いこといなくなってた私が言うのも説得力がないかもだけど今の私をどうにかできる奴なんていないでしょ?安心しなさい」

「心配してる訳じゃねーよ…というより心配したことは一度もなかったかも」

これまでも遠くに行く母を見送る事は多かった。

しかし、心配した事は一度もなかったように思う。



「それはそれで心外ね」

「久々に会ったから少しホームシックみたいなもんかもな、まぁ大丈夫」

「そう、それより次に来た時にはあのスキルちゃんと使いこなしなさい」

「善処するさ」

正直未だに使いこなすというよりは使われてる印象が強い。



「じゃあ行くわね」

と言って頭を撫でられた後で出発していった。

全く子供じゃないっていうのに…。



「寂しいならくっついててあげましょうか?」

とからかってくるカレン。

「フンッやかましいわ」

といってカレンの頭をワシャワシャする。



「あっひどい!せっかく慰めてあげようと思ったのに」

「これくらいで落ち込むほどやわな神経はしてねーよ」



「さて次回来る時までに悪魔攻略の為の作戦を立てますよ」

ということで全員で作戦会議の為にダンジョン外の家へと移動する。

ダンジョン内で行うと日和にバレる危険性があるからだ。

そのせいもあってダンジョン内では明確な作戦などの話は避けている。



そしてクレアを含む全員集合した上で話し合いを開始した。

「まず討伐対象の悪魔は、ここのダンジョンの最下層にいる日和さんです」

日和と会った事がないメンバーも多いのだが、悪魔になる過程や目的を含めて全員に展開はしてある。



「討伐にあたっての障害は2つ、1つ目は単純に倒す対象の強さ」

強力な身体能力に加え、周囲に撒き散らす発情能力…これが一番の障害である。



「発情能力についてはモンスターには効果が無い事と『悪魔同調』中のアキラさん、それと『無敵』中の聖歌さんは効かないとの事なので…」

という前置きの上で俺、聖歌、スミレorツバキ、シルバーorグレイまではメンバーが決定している。



「能力を考えると大量展開出来るグレイが良いのではないかという話ですが…」

「いやそれよりは回復が可能なシルバーの方がいいかもしれないぞ」

状態異常を回復する『祝福魔法』はかなり有効に作用する可能性がある。

それに加えて『魔纏』はかなり強力な防御手段となる。



ここについては2人の仕上がり次第になるので保留となった。

2人は任された大役に不安そうにしていたが…。

「大丈夫だ、命の危険になるようだったら普通に撤退するから、あんまり気負う必要はないぞ」

と伝えると2人は少し安堵の表情を浮かべていた。



「残りの人ですが…最大戦力をぶつけるのであれば2人が候補になります」

残りの1人は俺と沙月、それに母も交えて相談して2人に絞っていた。



「ミレイさんとサキさんのどちらかになります」

そして沙月の口からこの2人が選ばれた理由が説明される。

ミレイが選ばれた理由は、変化能力によって複数の役割を持てる事と『魔眼』によって発情が無効に出来ることである。

自身に洗脳の魔眼を使うことで発情状態にならないというのは強みの一つであった。



「効果時間が切れちゃうと効いちゃいますけどね」

自陣への『魔眼』の効果はあまり長続きしない上に戦闘が非常に難しくなるので援護が基本となる。

精密なコントロールなどは期待出来ないのでそこが難しい所である。




サキに関してはほぼ、説明は不要である。

現パーティ内での安定した最大火力が出せるのは彼女なのは間違いなく。

速攻で決めるという上では非常に優秀な存在だ。

しかし問題は、発情対策である。



「サキさんが入る場合は必然的にシルバーを入れての発情対策を徹底した編成になると思います」

『祝福魔法』でどこまでケアできるかがこのメンバーの場合の懸念点になる。



「そして2つ目の問題は、日和さんをどうするのかという問題です」

といった所で全員が少し顔を伏せる。

そう、この問題が解決しないことには攻略を実行に移すのは不可能なのだ。

そしてこの件が大きく解決出来るアイテムを先日入手することが出来た。


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