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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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メンバー選定

 全力を出せる相手がいるのは本当に有難いのだなと実感することになった。

「その『悪魔同調』を使ってギリギリ倒せるか倒せないかって所ね」

「やっぱりその見立てかぁ…」



自分でも『悪魔同調』を使った状態で悪魔とは同等位の実力だと思っていた。

しかしそれは使用している状況での話。

向こうは時間制限無しで相手が出来る以上、俺が同等という事は1人で倒し切るのは不可能である。



「その発情能力は厄介ね」

「そうなんだよ…」

『悪魔同調』中は俺は効かないが、他のメンバーは効いてしまう。



あの状態は、戦闘にはとても不向きで恐らくそのまま戦闘不能になる可能性が高い。

俺が同等であっても時間制限がある以上それでは勝てない。



「メンバーは決まってないのでしょう?」

「まだな、まぁ俺は確定として残りは未定かな、退避を考えてカレンは入ると思うが」

まぁこれに関しても戦闘不能にされたらどうしようもないので保留だったりする。



「ちなみに言っとくとモンスターに性欲は無いわ」

という言葉にある事に気付く。

「そういう事か?」

「ええ、あなたが同等で抑えられるというのならその均衡を崩すにはそれなりに力がいるでしょ?」



母のその言葉にメンバーの選定には大きな進展ではあったが…。

「そうなると、実戦経験が足りないな…」

スミレとツバキをメンバーとして採用し、そしてテイマーモンスター携えて挑む。

これが最適解となる。



「『精霊化』による短期決戦をするには不確定要素がでかすぎるなぁ…」

「正直、撤退自体は出来るのだからトライアンドエラーでも良いと思うわよ」

このダンジョンの仕様として命の危機に陥れる事はあっても確殺を目的とはしていない。



命がかかった状態からどうやって復帰するのかが重要とされているからだ。

気楽に挑んでも良いとは思っているが…。

「まぁ発情の件が解決するなら一度挑んでもいいかもしれないな…」

発情させられてしまうと撤退もままならないと考えていたのでモンスターが効かないという事は、グレイかシルバーを入れておけば撤退出来そうである。



「やっぱり知り合いっていうのが気が向かない理由?」

母は一通りその辺りの事情は説明されている。



「うーん、まぁ一応隷属契約をしているのが残ってるしな…ちょっと責任を感じている面はある」

裏切られたと言っても良いのだが、まぁ日和は自分の目的の為に動いただけの事である。



そこの所は皆も分かっている。

だからこそ皆も痛い目に合わせてやろうという気持ちはあっても討伐しようとは考えていない。

そこが共通認識なのは助かるところではある。



「まぁ後で仲間になったメンバー的にはピンと来てないと思うけど…」

「そのスタンスでいくなら最後まで貫きなさいブレたら終わるわよ」

「甘えを捨てろって言われるかと思ってたよ」

「そんなことは言わないわ、それを成し遂げる覚悟があるならそれもまた強さよ」

恐らく遠回しに頼れと言っている気がしている。



ベストメンバーという話であれば、俺と母で前衛を勤めつつサキ、沙月、カレンというメンバーが恐らく最適解になる。



「『無敵』って状態異常も効かないのか?」

「文字通りね」

なるほど…こちらの問題だからといって意地を張るなと言いたいようだ。



「それなら頼ってもいい?母さん」

「ええ、任せなさい」

実に頼もしい限りである。



「向こうの国の方はいいのか?」

「復興の関係もあるから一度帰るわ、その後はカレンちゃんに迎えに来てもらおうかしらね」

眷属へのワープに関してはすでにクールタイムを終えていつでも帰れる状態となっている。

まぁなぜまだいるのかというとクレアの件である。



彼女の件がまだアメリカを含め、日本からもOKがでていない。

ソフィアが忙しくしているのもその件だ。

ちなみにクレアについても亡命者として尋問をされている状況である。



「彼女の件が片付いたら一度帰るけど、まぁ王としての責務もあるでしょうし気軽にこれるかわからないわね」

ちなみに王としては『幻影』スキルを使用してミラーにルーシェルを勤めさせるつもりのようで矢面に立つのは彼女らしい。



「王が変わったってなったら問題だもの、最悪時期を見て戴冠して私に引き継ぎをしてもらうかもしれないけど、しばらくはそのまま」

他国から攻められたばかりというのもあるが、基本的にルーシェルが立ち上げた独立国で王が死んだとなれば色々と問題が生じる。

それを避ける為の措置だ。




「だから甘えたければ今ならいくらでも甘えていいのよ」

「人の事を砂浜に転がしておいてよく言う…」

そう先ほどから母は隣に座り、俺は砂浜に倒れ込んでいる状況だ。



「まだまだ使いこなせてないわね、それじゃ私の隣は任せられないわよ」

「ってか前戦った時より強くなってるのは反則だろ…」

以前もかなりギリギリ…なんとか相打ちといった感じだったのに『超回復』のせいで完全に均衡が崩れていた。



「音の振動を身体に乗せるってなんだよ…」

「『音支配』の効果ね、元々使えてたんだけど記憶が戻ったせいで十全に使えるようになったもの」

身体に音を纏わせることで触れた相手にその音の振動を叩き込むというとんでもない技である。



「あなたの『振動操作』も似たようなこと出来るでしょ?」

「こっちはそれやるとこっちにもダメージくるんだよ」

ちなみにサウンドアーマーを突破するのに『振動操作』を受かって無理やり相殺している。



纏わせるだけでも普通にこっちはダメージを受けるのに向こうはダメージを受けないのは理不尽である。

「ほら休憩はそのへんにしてやるわよ」

「ほんと容赦ない…」

まぁしかし、実戦相手としてはこれ以上の相手はいない為、ありがたく相手をしてもらうことにする。



実際、全世界でまともな悪魔の討伐は達成されていない。

それに母の話ではバアルは母でも敵わないという話だった…いくら備えたとしても備えすぎという訳では無い。

全く…本当にめんどくさい女である。

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