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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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真相

 どうやら、全員揃ってこちらの階層にきたみたいなので入口でお出向かえをするそうだ。

残りのメンバーも含めて全員で向かう。



ホテルの入口に到着して待っていると⋯。

サポとファクトリーとレインだったかの3人は驚きのあまりホテルを見上げて固まっている。



そして他のメンバーはというと⋯。

「ここにくる道中のモンスターにやられたのか?」

と沙月に尋ねる。



「いえ⋯聖歌さんが腕試しといって後ろからずっと攻撃をしてたので⋯」

と苦笑いを浮かべながら答えてくれた。

「ああ⋯俺もジョギング中にちょっかいは出されたな」

走るだけなんて勿体ないとか言われた気がする。

咄嗟の状況でも動けるようにと言われて水鉄砲を撃たれていた記憶がある。



母のシゴキを受けてか他の7人は死屍累々と言った状況だった。

特に3人は装備もボロボロの状態ですでに死に体の状態のように見える。



「すごいわね。これがダンジョンの中?」

「はい、ここのダンジョンの管理者が変態だったのでこんなものが建ってるんだ」

実際、便利に利用させてもらっているのだから文句をいう筋合いはないのだが⋯。



「1階層からここまでの階層の難易度もおかしい」

とボロボロの、ええっとマインだったか?資料で見たのだが乱れすぎていてちょっと確証が持てないのだが⋯。

文句を口にした。



「エベレストを再現してるとは恐れ入ったわ、良い運動になった」

と笑う母。

確かに普通に考えれば1~10階層まであがってくるのにあんなフィールドを用意している方がおかしいのだ。



たくさんのダンジョンに入っている訳では無いがDDDのダンジョンも、渋谷のダンジョンも基本的には1~10階層は特殊なフィールドじゃなかった。



「最初張り切りすぎて作ったのに後は雑だったからな」

「しかたないじゃないリソースがないんだもの」

「リソースがあっても構成が間違ってるって話だろ」

とシトリーとやりとりをする。



「全員⋯とはいかないけど生きてるようね」

といって現れたのはアカネが使役しているアレスだった。



全員がアレスの出現に固まっていた。

「アレスさん?生きていたんですか?」

とレインが問いかける。



「ええ、まぁこの通り使役されてる状況で昔の力も何もないけどね」

ちなみにアレスの姿は以前宿っていた女性の姿だ。

恐らく長らく器として入っていた事もあり姿があの形で固定されているらしい。



「ルーシェルは死んだそうね⋯まぁ喧嘩を売る相手を間違えた。それに尽きるわね⋯連絡がとれる状況なら手を出すなと伝えてた所なのだけど」

実際、危険な芽を沙月が残しておくとは思えないので手を出してこなければこないで何かしらの策を用いて潰されていた気もする。



「ほらさっさと光魔法で回復させなさい」

と母に言われてサポが皆を回復させていた。



中の案内はアレスが行っていた。

まぁその方がスムーズだったという話だった。

ホテルの部屋を案内した後に会食会場へと集合することになった。



アカネはアレスの関係で同行しているが念のためミレイ達も同行している。

そして俺、沙月、アイラの3人と母でホテルの一室で話をすることになった。

ちなみに全員、母によって手が出せない命令をくだされているので危険はない。



「どうしたの話って?」

「伝えたい事があって⋯」

母に母(京香)が亡くなった事を伝えた。



「そう⋯亡くなったの⋯情報を仕入れる事は出来たかもしれないけどごめんなさいね。知らなかったわ⋯病気?」

「えっと⋯」

言い淀む。



「そこから先は私からご説明します、アイラさん良いですか?」

「私はいつでも大丈夫」

「私は『霊媒師』というスキルを持ってまして、今からアイラさんに京香さんを口寄せします」

「えっ?」

聖歌さんが驚きの表情を浮かべている。



「本人から説明してもらった方が良いと思いまして」

「わかったわ⋯」

すぐに飲み込んでくれた。

さすがの判断力である。



そしてアイラさんに京香さんを降霊させた。

少し時間を置いて

「久しぶりね、聖歌」

と言葉発した。



その言葉だけで察したのか

「京香⋯あんた何死んでるのよ⋯」

といって母は涙を流す。

「悪かったわよ、それにそれはこっちのセリフよ。ずっと死んだと思ってたんだから」



「それもそうね」

と言いながら母(聖歌)が近づき母(京香)を抱きしめた。

そして2人してひとしきり涙を流した。



しばし2人の時間が流れ⋯。

2人とも落ち着いたのか離れてお互いにソファに腰掛けた。

「それにしてもあなたなんで死んだのよ?」

その質問に俺と母(京香)は気まずい顔をする。



そして事情を説明する。

俺が手を下してしまった事も説明しようとしたのだが、そこは京香によって抑えられた。



事情を聞いた上で母(聖歌)が下を向いて震えている。

「アキラ、あのクソ野郎の所に連れていきなさい。私が殺してやる」

と怒りに震えていたようだ。



「ああ、えっと色々明るみに出て捕まった後に獄中死してる」

「チッ、逃げられたのね⋯運のいいヤツ⋯生きてたら死にたいって懇願するほどに痛めつけてやったのに⋯」

と手がワナワナと震えていた。



そう、母(聖歌)のモットーはやられたらやり返すを心情としている。

それは何であってもである。

悪意には悪意を、恩には恩を返すのが母(聖歌)である。



「そのスキルでそいつを呼び寄せれたりしない?あの幹部連中の誰かの身体使ってもいいからさ」

「おい、ちょっと、独裁者みたいな空気でてるぞ」

「いえ、このスキルには色々と制限がありまして⋯特定の人物を呼べるスキルって訳じゃないんですよ」



沙月も空気を察してか条件については話さなかった。

もし話していたらなぜ母(京香)がいることの説明もしなければいけなかった。



「そう、残念だわ⋯まぁ死んだ後の楽しみにしておきましょう⋯」

と恐ろしい事を言っている。

死者は基本的に輪廻の輪に帰るらしいので会うことはできないと思うが⋯。



「話はわかったわ⋯でも2人とも私に隠してる事があるでしょ。話しなさい」

と先ほどまでの柔らかな表情から一気に真剣な表情へと変わり威圧をされながら質問される。



やはりこの人に隠し事はできないのだと⋯。

2人で覚悟をして俺が母(京香)を殺してしまった事を話した。



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