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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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常駐者

 全員で集合して食事を取ることになった。

本当はホテルで食事をする予定だったのだが母の移動がとても面倒だったので断念した。



「『睡拳』ヤバすぎるな⋯」

「試そうとするからですよ⋯」

一度どれほどのものかわからないので一度触れて確かめて見ることにした訳だが⋯。



敵意に反応しているのかただ触れただけでは何も起きなかった。

しかし少しでも敵意を込めた瞬間に上段蹴りが飛んできた。

やはり起きているときほどの鋭さはないので普通に受け止めたのだが⋯。

その後も普通に反撃してくるのでなんとか応戦しつつ敵意を抑えることで動きが静止した。



「まぁでも起きてる時ほどは強くないからなんとかはなるかも」

「それ出来るのは限られますから無茶しないでくださいね」

と沙月に叱られつつキャンピングカーの側でバーベキューをすることになった。



「私もお母様に挨拶した方がいいでしょうか⋯」

とアイラさんが俺に唐突に質問をしてくるので驚く。

「婚約者については俺が説明してからで大丈夫です⋯」

「でも京香が⋯」

「こら、母さんは余計なこと言わない!」



もう1人の母と中の良いアイラさんは何か吹き込まれていたようだ。

「私も話がしたいって言っているのでその時にでも挨拶させてください」

と言って顔を真っ赤にして去っていってしまった。



「まぁそうだよな⋯親友だったんだし⋯ってか⋯俺めっちゃ怒られる⋯」

親友を死なせてしまった俺はとんでもない事になるのでは⋯と身体が考えただけで震えた。



「そんなの気にする弾じゃないよ」

と囁かられたような気がして背後を向くと沙月が立っていた。

「京香さんからの伝言です。気にするなだそうです」



また思考がマイナス方面にいくのを止めてくれたようだ⋯。

「ありがとな」

といって沙月の頭を撫でる。



「ちょっと⋯婚約者なんですから子供扱いはダメです」

「悪い悪い、どうも沙月はまだ学生なのもあって慣れてなくてなすまん」

「まぁ撫でられるのは好きなので良いです⋯もっと撫でてください」

とイチャイチャしているとサキがやってきた。



「先ほどはお見苦しい所をお見せしました」

「母のファンなのは知っていたが、あそこまでとは思ってなかったわ」

「私にとっては信仰の対象レベルなので⋯」

とんでもないことをさらっと言い張っていた。



「そこまでなら俺の持ってたグッズとかはどうなってるんだ⋯?」

「大切に保管してますよ。倉庫に」

「厳重過ぎない?」

「今、こっちに保管庫作れないか沙月に相談中なんですよ⋯やっぱり手の届く範囲にあった方が都合が良いので」

「土地は余ってるので建てるのは良いんですけど要望が細かすぎて⋯」

「保管状況は大事なのよ!」



現状も温度や湿度なんかも完璧に管理されていてめちゃくちゃ高い倉庫を借りているそうだ。

怖いんだが⋯。

これがガチファンか⋯確かに熱狂的というより狂信的なファンも多かったときいているが⋯。

そういえば葬式の際にも問題になってた気がする。



「それで今後は国を任せるとしてどうするんだ?」

カナタが声をかけてくる。

「まぁ合同で攻略というよりは何かあった時の避難場所って感じですかね。お互いにってことですけど」

「こっちは勝手にダンジョンに転移出来るけどあっちは眷属に飛ぶことしか出来ないんだろ?誰か常駐させるのか?」

「まぁそうですね⋯その予定ですけど誰か良さそうな人いました?」

と沙月が全員に問いかける。



「私のは聞いてた通りダメよ、粗暴すぎて正直一緒にいたくないわ」

と真っ先にアイラさんが意見を述べた。

聞いてた通りの性格だったのならラッキーは無理だろうな⋯。



「戦闘じゃなくて支援がメインだったからいいかもしれないけど、あの子いなくなると向こうが困りそう」

スミレの相手はサポだったと思うが雑用全般という感じだったみたいなので引き抜くと向こうの運営に問題が出そうだ。



「そうなるとファクトリーも無理でしょうね」

ツバキの相手も生産の要なのでNG。

他のメンバーも難色を示していた。



まぁそりゃそうか⋯。

そうそう都合の良い人材がいるわけがないか。

「ええっと⋯言うか迷ったんですが⋯いるというかそもそも移籍希望者がいます」

とアカネが手を上げた。



「本当ですか!?」

と沙月が驚きの声を上げていた。

「いやぁ⋯でもですね⋯うーん⋯」

非常に煮えきらない態度である。



「レインですか?」

沙月が尋ねる。

アカネの相手をした相手となるとレインになるから沙月の予想は恐らく正しい。



「そのとおりなのですが⋯えーっとアランに惚れてしまったみたいで⋯」

「「「「「「はぁ!?」」」」」」

全員が口を揃えて声をあげた。



それから沙月達に根掘り葉掘り聞かれていた。

結果としては⋯。



結局戦闘中の吊り橋効果的なもので盛り上がっているだけではないのであれば候補者としては最適かもしれない。

「元々対人戦闘には不向きな固有スキルに加えて事務能力は高いので非常な優秀な人材です」



「懸念点があるのは事務能力の高さが気になりますね」

「そうなのか?高ければ高い方がいいんじゃ?」

「DDDの方の事務能力が下がるのが気になるんですよ」

レインが戦力というよりは事務能力の高さから抜けた時にDDDに与える影響の大きさが気になる所なようだ。



「もう1人の候補者は一応いるんですけどね⋯」

「ああ、アレはまぁ誘えば来そうだからな」

「全く⋯人垂らしなんですから」

と白い目を向けられる。

そんなこと言われても知らんがな⋯。



そしてそんなこんなしてどうやら母の方が目覚めが早かったようだ。

沙月に呼ばれて先ほどとおなじメンバーで母の元にいく。


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