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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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沙月side

 ミレイさんが戻ってきたのでそのまま堅牢のスキルを解除してもらおうとも思ったのだが中の状態が不明な為、全員が出てくるまで待機することになった。



「こっちは無事⋯とは言えないみたいだけど終わったみたいね」

ルーシェルの死体が転がっている以上、すべて想定通りという訳にはいかなかったのは確かなのだが⋯。



「アキラさんのお母様はやはり規格外でした⋯としか言えませんね」

「えっと⋯やっぱりアキラのお母さんだったの?」

「はい、戦ってる間に記憶が戻った?みたいで⋯まぁ今は気を失ってるので後で詳しく話を聞いてからですけどね」



アキラさんとの激闘を経て相打ち⋯いや、余力を残していた分、お母様の方が多少上だったように感じた。

「それでこの後はどうするの?」

「まぁ他の人達の勝敗次第ですけど⋯正直皆さん勝ってると思うのでその前提で話を進めます」



アンノウンがルーシェル殺害と『色欲王』スキルで『王権』を奪ったことをミレイさんにも説明する。

当初はルーシェルを飼い殺しにする手筈になっていた。

ルーシェルはスキルこそとんでもない強さだが、個人の強さはアカネさん以下。

西園寺さんに頼んで隷属させて貰うことにしていた。



ルーシェルを隷属させてしまえば、眷属である幹部たちも一緒についてくる。

楽な仕事であった。

ただ、スキル諸共、聖歌さんに移ってしまったのでその手は使えない。



「幹部たちだけで国を運営することは出来そうなの?」

「防衛力には難がでますけど近隣諸国では相手になりませんから、問題はないと思います」

まぁ以前のように好き勝手やる訳にはいかなくなるのは間違いないでしょうが⋯。



「正直、こちらにちょっかいをかけて来なければ理念としては分かる部分があるんですよ」

「やってることはこちらと一緒だものね」

人材を集め、戦力を増強し手を出せないようにする。



やってることはうちと一緒である。

あちらと違うのは他者と友好的に接するか⋯それとも敵対するか⋯その違いでしかない。



人間同士で争うよりもダンジョンを探索していたほうが大きな利がある。

人1人で国家を落とせるほどの戦力を持てる以上、正直争う必要がないのだ。

敵対して得られる利益と比べればダンジョンを一つ攻略した方が余っ程利益が大きい。



発展途上国という立場上仕方なかったとは思うのだが、彼らは喧嘩を売りすぎた。

というか大人しく共存してればよかったうちに手を出したのがすべての間違いである。



「まぁ一度でも喧嘩を売ってきた以上潰す気でしたけど⋯」

特にアキラさんに手を出したのは許しがたい⋯。

「各国の戦力を纏めれば潰せそうな気もしましたけど」

「それこそ無理なの分かってたじゃないですか」

良くも悪くも今は各国での繋がりが薄い。



国連という組織は今も残存はしているが、中国とロシアが抜けた後も徐々に抜ける国が増え今では組織としての程を成しているとは言い難い状態である。



基本的に自国内にダンジョンがあれば自活出来るようになった関係で他国との関係が希薄になった影響がもろにでている。



「それに大規模に動けばロシアの二の舞ですから」

そもそも戦争行為を行う事は出来ないのでもし制圧しようと思うと少数精鋭で今回のDDDのように攻め込むしかない。

そうなると各国の有力な探索者を派遣することになる。



「ダンジョン探索において先を行っているDDDに国内の有力な探索者を送るなんてリスクは背負いませんよ⋯それこそ何かあったら賠償金代わりにスクロールを要求した方がマシです」

「それもそうね」

という事で厄介極まりない国なのだが、今回の件でルーシェルは死んだ。

正直後は幹部達で国を運営していけばいいだけの話にはなる。



「幹部達だけで国の運営を出来るのであれば良いんですけど⋯正直こっちに対する抑止力が欲しい所ですね」

ルーシェルを隷属させて間接的に眷属達に対しての抑止力にしようとしていたのだが大元が死んでしまった為、幹部連中に対する抑止力がない。



その気になれば牙を剥いてくる状態というのは好ましくない。

「スキルを奪うってどの程度まで奪ってるんでしょうね」

ミレイが呟く。



「例えば、アキラの特攻スキルを奪った場合は初期のスライム特攻までリセットされた状態で奪うのかそれとも現状の状態のままで奪うのかで大分変わってこない?」

「ああ、確かに⋯もしかしてそのまま奪ってる可能性もあるんですかね⋯」

「ただでさえチートスキルみたいな大罪系スキルならありえそうじゃない?」

そのまま奪っている可能性が高そうなのでそこは聞いてみるしかない。



「まぁもし無理なら無理で全員隷属させるだけの話でしたけど⋯」

移送の関係で非常に面倒だがやれなくもない。

眷属中だと隷属させる事が出来ないのでやらなかっただけで眷属が解除されているのであれば隷属させることは可能だ。



心配事といえば⋯それをネタに何を要求されるのか怖いことくらいである。

「10人も隷属させるのに一体何を要求されるんでしょうか⋯」

今回は国に戻って国家運営をしてもらう必要があるのでそのまま西園寺さんに任せる訳にはいかない。



そんな心配をしていると他にも何人か部屋から戻ってきたようだ。

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