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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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実験

 サキとの戦闘のダメージは完全に回復したので砂浜の砂を落とすのと汗を流すのも兼ねてホテルの風呂に入っている。

今回の負けは作戦負けといえば聞こえは良いが完全に戦闘スペックで上をいかれた結果でもあった。



「ああいう奴はどれくらいいるんだろうなぁ」

「あれほどの動きをするのは悪魔でもほんの一握りじゃなかしらね」

「そうか…」

そう、あの魔法に興味を抱いた理由はもう一つあった。

あの状態であれば以前みたシトリーやストラスの肉体スペックを完全に上回っていたからだ。



「あれを使えれば勝てそうなんだが…」

確かに反動ダメージはデカいし効果時間の事も考えれば対策出来ないこともない。

今思いついてる対策だけでも電磁障壁を多重展開して時間を稼ぐ、単純に逃げ回る。

障害物を使うなど、考えればそれなりに対策はある。



「確実に身体能力で上を取れるのはデカイ」

スキルによる力はもちろん大きいがそれはあくまでも当てる技術があってこその話だ。

どんなに凄い攻撃も当たらなければどうという事はない。

俺が危惧しているのは今のままでは一撃をまともに食らわせられないのではないかという事だった。



「まぁそうねぇ…身体能力が上であれば攻撃を当てるのはたやすいでしょうしね」

「まぁサキに試してもらうのは第一としてあれ俺でもやれないかなぁ」

「『電磁操作』では無理でしょうね…操作系スキルはあくまでも操作するだけであんな風に雷化するっていうのは、それこそ操作系の域を超えてるもの」



操作系スキルと魔法には大きな違いがある。

操作系はあくまでも事象を操作するスキルであり自身を電磁波に変えたりすることは出来ない。

「そうだよなぁ…」

「一つ気になる事があるのだけど…」

とシトリーが口にした。



その内容は、言われてみれば確かにその通りでこの説が本当に正しいのであれば…面白い事が出来るかもしれないと思い風呂を出て連行されていったサキの元に急いだ。



結果としては、サキの『魔導』スキルに登録した『雷神装』を他人にかける事は出来なかった。

しかし実験の結果、得るものは大きかった。



まぁそのせいでまたせっかく洗い流したというのに砂まみれな訳だが…。

「やっぱり無茶じゃないですか?」

「いや出来てはいたし魔力も共有でなんとかなった訳だし」

「それでも大分無茶じゃないですかね…しかし『魔導』にそんな仕様があったとは気付きませんでしたが…」



「まさか登録した魔法は、他人でも使えるとは思いませんでした」

「もちろん詠唱文を覚える必要はあるけどな」


『魔導』スキルに登録した魔法は、詠唱が必要となる。

数は5つ、もちろん変更は可能な訳だがこの登録という行為に違和感があった。

登録したら詠唱文が表示されるというのなら片っ端から登録して、詠唱文を覚えれば使えてもおかしくない。

しかし、登録した魔法以外は詠唱文を唱えても発動はしない。



「魔を導く物とはよく言ったものだな…凄いスキルだな」

「カタストロフの方も沙月辺りに伝えておくのはありかもしれませんね」

「後は有効範囲もしっときたいな、もしかしたら側にいないと使えない可能性もあるし」

とまだまだ検証が必要であるが、『雷神装』を使用することが出来た。



「それにしてもあの長さの詠唱をよく覚えられるな」

本人はケロッとワンコーラスと言っていたがそれなりの長さだ。

しかも発音や発声をミスっても発動しない。

詠唱するまでに何度間違えたか…。



「文ではなく歌として覚えているので…」

「なるほど読み上げるのではなく歌えばいいのか」

さてどうして砂浜に横たわっているのかというと詠唱をミスったせいで魔法が暴発したからだった。



「それで治療してくれないのは何か理由があるのか」

「本当はキスしようと思っていたのですけど…さすがに今度は怒られるだけでは済まなそうなので…」

何やら企んでいたようだ。



「それで治療してもらえない理由の方は…?」

「正直な話をすると私も魔力不足です…元々魔力は回復してなかったので」

どうやら先ほどの戦闘に使用してから魔力を回復してなかったそうで、現状回復魔法を使う魔力がないそうだ。



「なるほど…」

「マジックポーションを使用したほうがいいです?」

「いや、緊急性もないのに使うのもアレだしなやめとこう」

ヒール、キュア、マジックポーションは全員持っているので使用することは出来るが…。


「気軽に使うには価格が気になりますよね」

キュアポーションの需要は変化がないのだが、ヒールとマジックポーションに関しては現在とんでもない価格に暴騰中である。



単純に探索者需要が増えたという背景がデカい。

基本的にポーションは輸出はされず国内で消費されるのだが今までは需要よりも供給のほうが多かったのだが、完全に逆転した結果とんでもない価格になっている。



ヒールポーションに関しては命に直結する為、国としてドロップ品などで賄っているそうだが、マジックポーションは緊急性は低い物なので後回しにされて結果的にとんでもない価格になっている。


「こういう所は庶民故だな」

「急に大金を手に入れてもなかなかこういう感覚は変わりませんね」

一本100万するマジックポーションを飲む気にはならず時間経過で回復するのをサキと共に待っていた。



ちなみに今日はサキと2人で過ごして良いと言われているので2人揃って休暇なのだが、ハワイで何かするっていうのも難しく魔法の実験をしていた訳だが…結果的にはのんびりサキと話が出来てよかったかもしれない。


しばらくして身体が動くようになったので起き上がろうとすると…

また口をサキに塞がれてしまった。

「避けなかったってことは合意ですよね?」

「全く…油断も隙もないな」

隙を見つけるとすぐキスをしてくるのでサキといるときは警戒が必須のようだ。



◯あとがき

告知が遅れましたが新作投下しました。

1章完結までは書き溜めてありますので定期的に更新していきます。

よろしくお願いします。


タイトルは

『せっかく転生したのに日本でスキルが通販スキルなのはさすがにひどくないですか?』

になっております。


もしよろしければ読んで評価やコメント等頂けると励みになります。

https://ncode.syosetu.com/n7160mb/

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