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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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ヒヒイロカネ

 ヒヒイロカネゴーレムと呼ばれる存在と相対した訳だが…。

「ここで相手することになるんですね…『無敵』と『高速再生』を持ってますよ」

という沙月の言葉を合図に普通のゴーレムの倍はありそうな巨体は、その腕を振り上げた。

「全員回避!」

俺の言葉で全員が四方へと回避する。

沙月とサキは後方へと下がった。



俺とカナタは左右へと回避してそのまま左右から攻撃を仕掛ける。

ちなみにカレンは、背後に『跳躍』して魔法銃を放った。

今回のメンバーは、俺と沙月、カナタにカレンそしてサキである。

スミレとツバキに関しては41層への階段付近でお留守番である。

スミレは41層に降りれるがツバキはまだフェンリルを突破していないのでそこで待っててもらう事になった。

「攻撃力の高い土属性の弾でもダメージどころか怯みもしません」

カレンからの報告を受けた。

「そのまま牽制も兼ねて攻撃をしててくれ!」

「了解」

ダメージは無くても攻撃を受けたという事は分かるようでカレンの方に向かって身体を動かしていた。

「相変わらずおっせぇな!カナタある程度攻撃したら退避」

「OK」

カナタに指示した所で雷槍を放つ為に準備を始める。

ゴーレムである以上動きが遅いのは変わらないようでカナタに腕に攻撃を受けて少し怯んでいた。

「私の攻撃ならそこそこダメージは入るみたい」

「私は撹乱に徹します」



カナタの殴りでダメージが入るのであれば勝機はあると考えてとりあえずは胴体に狙いを定める。

「カナタ、カレン退避しとけ」

チャージが完了したので2人に退避を呼びかける。

2人が離れたのを確認してから雷槍を放った。

退避させたのは突き抜けた場合の衝撃の余波や跳弾した場合に備えてな訳だが…。

雷槍は見事にゴーレムの胴体を貫いたが…。

「何だ?」

貫かれたが消える気配はなくそれどころかゴーレムの身体が金色から少し赤味がかり光輝き出した。

足元が光熱にさらされたように煙を上げて溶け出しゴーレムが動くのと同時に周囲に熱を振りまく。

「全員退避!」

一気に20m近く距離を離して沙月達の元に下がって様子を見ているがここにいても熱い。

「なんだあれは」

カナタから質問が飛ぶ。

「わかんねぇんだけどこうしてる間にも再生してるっぽいな」

先ほど撃ち抜いた胴体の穴が塞がっていっていた。

「恐らく雷槍の熱をそのまま放出してるのではないかと思います」

「つまり俺のレールガンの熱をそのまま身体に宿したってことか?」

「恐らくその熱を増幅してるかもしれません…ヒヒイロカネには強烈な熱伝導性を持つっていう碑文があるので」

「嘘だろ…」

「なら冷やしてみますか」

サキが氷の槍を複数放つ。

しかし、ゴーレムに到達すると同時に気化してしまった。

「どんだけ熱いんだよ…」

「地面が溶ける位ですからね…雷が落ちた時と同じような熱が常時放出してるんじゃないでしょうか…」

「俺、まずいことしたか?」

「そうだ!」

といって沙月は、先日俺との勝負の時にしようした高吸水性ポリマーを取り出した。

「こいつをぶち当てましょう!」

「お、おう」

俺と沙月で持ってそのポリマーをゴーレムへとぶつける。

着弾と同時に恐ろしい蒸気が溢れる。

恐らくあの蒸気もとんでもない熱さだと思うが蒸気自体は沙月の障壁とサキの張った氷壁に阻まれ後ろへと流れていく。



「『龍化』したら耐えれそうだけどさすがに怖いな」

「俺はさすがにアレに突っ込むのは無理だぞ」

ポリマーが吸収した水が熱によって蒸発していく。

周囲に蒸気が溢れサウナのように熱くなっていく。

「いくら熱伝導性が高いといってもこれだけの水分量は耐えれないはずです!」

「俺等が蒸し焼きにならないか?」

「そういうことなら私が飛ばします」

といってカレンが『風魔法』で蒸気を飛ばしていく。

10分ほど続いた蒸気が収まりカレンの魔法によって蒸気が晴れた。

「ってあれ?ゴーレムは?」

ゴーレムがいた場所にはすでにゴーレムの姿はなかった。

「消失してますね」

「ええ…どういう事…?」

「恐らくなんですけど…あの熱を放出してる間もダメージを受けていたのではないかと…」

「つまりあれに耐えていたのは『無敵』スキルで耐えてたけどスキルの時間が過ぎて自壊したってことか?」

「まぁそれか考えにくいんですけど熱疲労とかですかね…」

「実際消滅してしまった以上理由はわからんか…」

「ただ、なんで倒れたのかわからないのは気持ち悪いのでこれを使って調べてみますか」

通常ボスモンスターは転移石しかドロップしない。

それはメタルスライムキングでも例外ではなく、ドロップ品は転移石だ。

しかしヒヒイロカネゴーレムが落としたのは転移石ではなく同じように赤みがかった光を放つ金属の塊だった。

「まぁ一応調べてみますけど恐らくヒヒイロカネですね」

「実に太っ腹だな」

「これでここのトリガーは起動したので自由に飛んでこれます」

「そういえばなんでこの階層にポイント設置を頼んだんだ?」

「毎回飛んでくる時に気を使うのも面倒ですし40層から下に降りてくる探索者は現状いません。何かあった時のセーフティエリアとしては非常に優秀ですから…開けてもらっただけですよ」

「なるほどな」

もし何かあったとしても渋谷のここの階層に飛べば追ってこられる心配もないという訳か。

「備えあれば憂いなしなんで」


そして待機していたスミレとツバキと合流してからハワイへと移動した。


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