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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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接触

 翌日は、早朝トレーニングの為に起きて身体を動かしていると…。

「早いんだねー」

スミレとツバキが起きてきた。

「日課でな、物心ついた時から母と一緒にトレーニングしてたもんで」

「ふぇ…それであんなに強いんですね」

とツバキが驚いた表情を見せる。

「強さとはまた違うかもだけどな…身体が資本とずっと言われてたからな…それにしてもそっちも早いな?何かあったか?」

「昨日早く寝てしまったせいで目が覚めてしまったのとこの子達の散歩です」

スミレとツバキは、シルバーとグレイを連れていた。

「なるほどな、海岸線はモンスターいなくて安全だから海岸線を散歩する分には大丈夫だと思うぞ。まぁ敵と遭遇しても問題なさそうだけど」

「頼りにしてます」

現状2匹とも単体でこの階層のモンスターであれば狩る事が出来るのは確認済みである。



2人を見送り型の練習をしながら運動していると…

「今日は起きれた」

とカナタがやってきた。

「おっじゃあ準備運動してからやるか?」

「お手柔らかに」

カナタが朝練に来るのは大体俺との対人訓練の為、こちらも準備をする。



自身の身体の調子を確かめるように身体を動かした後に俺と相対する。

「さてやろうか」

「スキルは?」

「無しで」

「了解」

そこから適当に打ち合い汗を流してからキャンピングカーに戻った。


「やっぱり遊ばれてる感あるなぁ」

「大分良くなってるけどな体術」

「一発も当たらないのによく言うよ。あれどうやって捌いてるわけ?」

「来る場所と力の方向がわかるならそれを別方向に逸らすか躱すだけだ」

「どうやってそれが分かるか聞いてるんだけど?」

「カナタはまだ攻撃する場所に目線が動くしそれに伴って身体の筋肉に力が入る。それを見てれば大方わかるさ」

「なんど聞いてもそんなのわかんないしあの一瞬でそれを判断出来るのおかしいんだよなぁ」

とぼやきながらシャワーを浴びにいった。



「朝から精が出ますね…」

「沙月もサキも体術訓練はしといた方がいいんだがなぁ…」

「朝は弱いんです…」

「同じく…」

「カレンも途中で起きて走りにいったぞ」

カナタと訓練してる時に横目でカレンの姿を見かけたので手で合図を送っておいた。

(あっちにスミレ達が散歩にいったぞ)

(なら行ってみます)

と念話で会話をしていた。


朝は弱いといいながら7時には起きて食事の支度をしているのだからあまり責めるつもりはないのだが…。

「2人は寝る時間が遅いからだと思うが…?」

「どうしてもやりだすと止まらなくて…」

沙月は色々なデータまとめをしているそうだ。

昨日は特にテイム関係の能力をまとめていたそうだ。


ちなみにサキの夜ふかしの理由は大概魔法関係である。

「『祝福魔法』の件か?」

「まだ覚えられていないんですけど…ああいう系統の魔法があると分かった以上、他にもないのかと気になりまして」

と色々魔法を試していたそうだ。



まぁ互いに仕事熱心というかワーカホリック気質な気がするが…「ポーションでなんとかなるとはいえあんまり無茶するなよ」

実際、心身の健康はポーションで維持出来てしまうので無茶をしがちである。

どっかの組合みたいにならない事を願っている。

「副作用は感じないので使っても大丈夫そうなんですけどね」

「不調でもないのにポーションを飲む必要もないだろ?」

「飲むと調子が良いので常飲しちゃうんですよね」

「エナドリを常飲してるジャンキーみたいだぞ」

まだ市場には一部にしか卸していないのだがこれ広まったら24時間働けますが実現してしまうのでは無いだろうか…。



「働き手不足解消に効果的ですね!」

とさわやかな笑顔で沙月は、言っていたが止めて差し上げてくれ。

一番の働き盛りの人間を多く失った事で人手不足問題は結構深刻ではあるのだが…。

そんな解決法は出来れば嫌である。

「実際、日本とアメリカに降ろしていますけど政府関係者でほとんど消費してるらしいですよ」

「上が率先してやってるから下もやれっていうのは不健全では!?」

ダンジョン災害前には働き方改革といって労働時間の緩和なんかの話があったはずなのだが…。

そんな話は一切聞かなくなっていた。


そんな話をしているとカナタが出てきたので俺もシャワーに入る。

キャンピングカーは便利なのだが、シャワールームが一つしかないのは不便な所である。


シャワーを浴びて出てくるとすでに食事が準備されていた。

カレンと一緒にスミレ達も戻ってきたようで全員で食事を取る。

「そっちは楽しかったか?」

「後ろからカレンさ…カレンが走ってきたので驚きましたけど」

「海岸線を爆走してたら見つけました」

「実際後ろから走ってきた時は車かと思った」

「そこからはシルバーとグレイとかけっこして遊んでました」

「2匹が速さで負けて悔しがってましたよ」

「レベル差もあるけどカレン自体がそもそも速いからな」

単純な速度だけならカレンはうちのパーティの中でもトップクラスに速い。



「そういえばシルバー達はご飯ってどうするんだ?」

「グレイは、鉱石がご飯みたいなんでそれを上げてます」

とツバキが答えた。

「シルバーは肉ならなんでも良いみたいなんでって言ったら…」

どうやら沙月に相談した所、オーク肉以外のロック鳥の肉なんかを渡されたそうだ。

「それ渋谷ダンジョンで出ないので卸せないんですよねー」

いくら検疫を通せばいいとは言っても出ないモンスターの肉を卸せば何かしら問題が起きる可能性があるので沙月が死蔵していた。

ちなみに味は高級地鶏と遜色がないほどに美味いのだが…。

「私達で消費するには量が多いんですよ…」

ロック鳥の肉は、ドロップするとほぼ1鳥まとめてドロップするので一度ドロップするとそれを消費しようと思うと、1週間ずっと鶏肉になるレベルである。

「オーク肉と比べるとインパクトには欠けますよね…」

美味い事は美味いのだが…オーク肉と違って他の肉と比べて抜群に美味いという訳では無い。

という訳でかなり在庫が余っている。

その肉を美味しそうにシルバーが食べていた。



という訳で全員の食事を終えてスライムを狩りに出かけた。

さてさて今回はどうなるだろうか…と思いながらもオブジェクトを破壊したのだが…現れたのはやはりメタルスライムキングだった。

「ここまで来ると怖いな…」

「まぁ今日で最後ですから」

そんな会話をした上でスライムを瞬殺した。


「正直その攻撃があればほとんどのモンスター倒せるんじゃないですか?」

「うーん、動きが遅いやつならなんとかなるけどフェンリルとかみたいに動く奴に当てるのは難しいからなぁ」

ある程度の誘導性はあるのだが、フェンリルほどの速度で移動されると当てるには足止めや何か策が必要になる。



「こんなにあっさり倒されてしまうとは…」

とあらぬ方向から声が聞こえた。

「もしかしたら程度の予測でしたが…接触してきてくれましたか」

沙月がつぶやいた。

「ちょっと想定外の事態でしたのでお話をさせて頂こうかと思いまして…そちらは私達の存在を把握しているようでしたので」

黒の漆黒のドレスに身を包み、黒いフードを被り赤い瞳に赤みの掛かった髪がフードの隙間から見えていた。


「こちらもお話させて頂きたくそちらの接触出来る条件を満たして待っていましたので…私の名前は小林沙月です。お名前をお伺いしても?」

「私の名前はグレモリー、ソロモンの72柱の悪魔の一柱です」

ダンジョンの管理者からの接触であった。


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