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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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孵化

 キャンプングカーに戻ると既にカナタが目を覚まして朝食の準備をしていた。

「早いな」

「ホントは朝練参加しようと思ったんだけどな…遠目で見てもとんでもない水しぶきあげてたから諦めて朝食の準備してた」

「別に参加しても良かったんだぞ?」

「下手したら威力確かめる為に攻撃を当てろとか言われそうだったから」

とカナタに言われてしまい…確かに一緒にやってたら頼んでた可能性があったので何も言えなかった。

正直龍鱗光とどっちが強いか試してみたくないかと言われれば試してみたかった。



「俺も手伝おう…ってかなんで朝からこんな手の込んだもの作ってんだ!?」

「時間あったからさ」

朝食だというのにすでにボールが3つに寸胴鍋で煮込んでいるスープが1つ…一体何を作るつもりなのか…。

「スープはコーンスープなのはわかるがこっちのボールはなんだ?」

「パンケーキ用の生地」

「なんで3つもあるんだ?」

「それぞれ味が違うから」

「なるほど…」

「主食用とおかず用とデザート用で生地の味が違うからさ」

と言いながらさくさくと生地を焼いていく。

俺は皿への盛り付けを手伝った。



最終的には、3種のパンケーキ盛りが完成した訳だが1種は肉と野菜を挟んだパンケーキ。

もう1種はカリカリに焼き上げたパンケーキを粉々にしてシーチキンとマヨネーズで和えたもの。

そしてもう1種はふっくらと焼いたスフレパンケーキに生クリームとフルーツを添えたものだった。

「朝から結構ボリューミーだな」

「まぁ動くからねぇ少しカロリー多めにしたけど過剰ではないはずよ」

という訳で朝食が完成した頃には全員集合していた。


朝食を食べながら今日の流れの確認を行う。

「孵化してるようならスライムを倒しにいこうと思ってましたけどまだみたいですね」

「はい、一晩抱いて温めてみたんですけど特に変化はなかったです」

どうやらまだ孵化していなかったようだ。

「それなら今日は孵化するまではレベル上げか」

「レベル上げするならハワイの方が都合が良いんですけどね」

「あそこは人もいないし1層のスライム狩るの超楽だからな」

「送還してる間もモンスターには経験値は入るのは助かりますね」

という訳で今日はスミレとツバキのレベル上げである。

1時間ほど狩っていた所、スミレの卵が動き出した。

「動きました!」

スミレの声に反応して全員がスミレに目線を向ける。

スミレの手の中で動く卵を全員で見守る。

そしてその卵を破り小さな銀色の毛並みをもつ犬が顔を出した。



「可愛い…」

「こんなに小さくても立派な毛並みですね…元のフェンリルより光ってる気がする」

「姿はともかくとして卵から孵る犬は違和感あるな…」

と俺が口にすると…。

「それはそうだな」

とカナタも思っていたようだ。


「そういえば名前を付けないのか?」

産まれたばかりのスミレはともかくとしてツバキも名前をつけている様子はなかった。

「えーっと私はお姉ちゃんと一緒につけようと思ってたので」

「ええ…こういうの苦手なんだけど無難に【シルバー】でいいかなぁって」

「銀色でシルバーか安直だなぁ」

「うるさい!名前はインスピレーションが大事でしょ」

と反論されてしまった。

「なら私も色にしましょうかね【グレイ】にします」

「なんだろ…スミレよりもセンスを感じるな」

と呟いたらスミレから肘打ちを食らった。



という訳でことで早速ボススライムを狩りにやってきた訳だが…。

オブジェクトを破壊した際に出てきたのはまたしてもメタルなアイツだった。

「ここまで来るとバグがすぎるだろ…」

「まぁ恩恵はありがたく頂きましょう」

今回のパーティ編成は、俺と沙月にカナタとサキ、そしてスミレを編成している。


「とりあえず試した事があるから少し下がってて障壁張っててくれ」

俺の指示に従い全員が後ろに下がり、沙月が障壁を張って隠れる。

今朝試した雷槍を試すことにした。

こいつは『物理無効』スキルを所持しているので生半可な攻撃では、刃が立たないのすでに証明済み。

ならば生半可ではない攻撃を当てたらどうなるのか…。


槍に電磁場を纏わせ構える。

破壊力をます為に少し飛び上がり投げ下ろす形でスライムへと放つ。

加速していく途中で内側の本体が射出されてスライムへと直撃した。

海に放った時とは違い、スライムを貫通した槍は地面に直撃したので地面が大きく抉れ大きなクレーターが出現した。

衝撃を躱す為に後ろに下がって様子を見ていたのだが…。


「まじぃ?」

正直想定していた以上の威力に困惑していると…。

「えっ!?なにしたん?」

「隕石…」

「私の作った槍ってあんな事になるんですか…」

思っていた以上の衝撃を避ける為に後方に下がったせいで沙月達の眼の前まできていたようでカナタ、サキ、沙月が各々の思いを口にしていた。

スミレは、開いた口が塞がらないようで完全にポカンとしていた。



かなりの威力を誇った槍で完全にスライムを貫通してダメージを与えたのは間違いなかったのだが…。

「威力が集約しすぎたか…」

身体を突き抜けるほどの攻撃ではあったのだがスライムであった事で恐らく核を撃ち抜けなかったせいですでに再生を始めていた。

「悪いけどサキ後始末頼む」

「了解しました」

再生をしているせいで動きが完全に止まっていたのでそこに向かってすでにチャージをしていたサキのアポカリプスで一定空間を消し去った。


「私いりました?」

とサキが疑問を口にした。

「俺もカナタも広範囲攻撃は出来ないからサキは必要だぞ」

かなりの大きさを持つスライムなので先ほどの一撃では倒し切るのは難しそうだ。

それこそ乱射してようやくと言った感じになりそうである。

乱射をするにはまだまだ試作段階の武器でやるには不安要素が大きい。

「正直私が不要だったな」

「まぁちょっと過剰戦力だったか…まぁでも安全に狩れる分には問題ないだろう」

ちなみに経験値はすべてスミレに集約していた訳だが…。

「わぉ!?」

送還していたシルバーを呼び出したみたいだが先ほど産まれたばかりの小さな子犬のようだったはずが、全長2m位の大きさにまで成長していた。



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