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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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イメチェン

 集合場所というかいつもの食堂についたがカナタ達はまだついていないようだった。

「ちょっと早かったか」

「カナタさん達はもうすぐ着くはずですけど…」

「そういえばツバキにはどういう形で伝わってるんだ?」

ダンジョンの中には連絡することが出来ない。

タイミング的には、退所の事はダンジョン内に入っている間に決まったと思われる。

「何があっても退所させると伝えてあったので退所をすることは前提でいると思いますけど…出てからすぐに伝わって今後の話をしてるかもしれないですね」

「なんかすっごい揉めそうだけど大丈夫なのか?」

聞いた話では探索者アイドルユニットとしてのプロモーションも兼ねている話だったので抜ける事に不都合は無いのだろうか…。

「そっちは別の人を入れるみたいですよ。どうやらメンバーに選ばれたのもレベル順だったらしいので…」

「スキル相性とか考慮してないのかパーティ組むのに…」

「そんなの考慮してたらテイマー入れると思います?」

「ああ、確かに…」

「まぁ2人は『剣技』、『棍技』持ちがいたので戦闘はその2人が主体みたいですけど」

「なるほどそういう感じか」

2人戦闘系スキル持ちがいるなら問題はなさそうではある。

「それにパーティを抜けるのに揉めないように秘密兵器も渡したので円滑だと思いますよ」

と沙月がニヤついていた。



そんな話をしていると後ろから声をかけられた。

一瞬誰かと思ったがそこにはスミレ?が立っていた。

「えっ!?」

なぜ誰かと思ったのかというと…髪色も含め服装もかなりイメージチェンジしていた。

パッと見は、金髪ギャルだった。

「どう…?似合う?」

「お、おう…大分変わったから驚いたけどなんだろめっちゃ似合うな」

この格好自体は昔のスミレの記事を見て知っていたので、面食らったのは写真で見たスミレが目の前にいるのが面食らったというのが正直な所だった。

まぁ記事を見た事は内緒なのでその事は口に出せないのだが…。

「ありがと…」

見た目だとギャルだけど中身がスミレなので変な感じがする。

少し照れたのか俯いていた。

「おいおい、こっちは褒めてくれないのか?」

「そっちも髪切ったんだな、似合ってるぞ」

「あんがとよ」

今朝のカナタの髪は肩より下に伸びていたのだが今では肩の辺りで切り揃えられており、毛先に赤のメッシュが入っていた。

「髪も染めたんだな」

「心機一転な、それに私のイメージカラーだろ?」

「なるほど。確かにぴったりだ」

ドレスを着たカナタを想像して非常にしっくりくる髪色になっていた。



「それにしても2人とも美容院行ってたんだな」

「環境も変わるし気合い入れたくて…」

とスミレが答える。

「私はそのついでだな。髪も伸びてたから切りたかったし」

「しかし大分思い切りましたね…」

と沙月は口にした。

「これが私の戦闘服って感じなので!」

「それでなんか着慣れてる感あるんですかね…初めてみたのにイメージぴったりです」

「ありがとう…」

なんだかんだやっぱり少し照れているようだ。

今の会話の感じだと沙月も過去のスミレを知ってるっぽいな。

沙月の事だからすでに2人の素性とか調べていそうなのでその課程で知っていそうではある。


そうこうしてるうちに園崎さんがやってきた。

「ツバキさんがもどりまし…おおぅカナタ大分イメージ変わったわね…」

「それをお前から言われるのは、なんともいえないんだけど…」

ツッコミとしては非常に正しい。

俺もいつの間にか慣れていたが顔の疲労度に併せてドンドン格好がゴスロリになっていくのでツッコミしずらい状況だった。

「こんな戦場にいるとね、好きな格好でもしてないとやってられないのよ」

「まぁ気持ちはわかるけど、職場でその格好はいいのか?」

「させてくれなきゃ辞めるっていったら通った」

「お、おう…」

「あっ、こんな話してる場合じゃなかった。まだ仕事あるんだから…とりあえずいつもの場所に通してあるから。よろしく」

どうやら案内するという感じではなかったようで…そう言伝てして行ってしまった。



とりあえずいつもの会議室に移動する。

中にはツバキが待っていた。

「おまたせしました」

「こちらこ…そ?お姉ちゃん?」

座っていたツバキがこちらを見て立ち上がったと思ったら小走りしながら近寄ってくる。

「お姉ちゃん!昔の格好に戻ったんだ!良いよ!すっごい良いよ!!!またこの姿が見れるなんて夢みたい!ねぇ写真撮って良い?もう撮っちゃうね…はぁ感激!やっぱりお姉ちゃんはこれだよねぇ…あっ握手しよ握手!うわぁ…推しと握手出来るとか生きててよかった!!」

怒涛の展開にスミレ以外が固まっていると…。

「はいはい、みんな固まってるから戻って戻って」

と虫を払うかのように手を払い実の妹に対して塩対応を見せる。

「ええ…でもお姉ちゃん…」

「ほら後で、対応してあげるから戻った戻った」

といってムスーっとした表情を浮かべながらスミレ、ツバキは対面に座った。


そしてこちらも全員席について始める。

今回は西園寺さんは同席していない。

「それでは仕切り直して始めましょうか…探索お疲れ様でした。特に問題はなかったですか?」

「はい、探索自体は問題なく終わりました。再度21層の探索をしましたが安全に狩れたのでプロモーションとしては成功だそうです」

「アドバイスを聞いてもらえたようで何よりです。正直、あれは緊急時の事を考えるとダウンサイジングして欲しいですけどね。後22層での使用は禁止した方がいいですとお伝えしておいてもらえました?」

「はい、それとなく伝えておきました。それを踏まえて改良するとも言ってました」

「どういうことだ?」

「以前は気付かなかったんですけど22層のモンスターの中に『魔力探知』持ちの個体がいたので恐らく機械が発する魔力を探知して寄ってくる可能性があったので」

「ああ、あそこの階層で事故が多いのはそれが原因か…」

とカナタが呟く。

「恐らく、一部の個体だけが持ってるのでそれで配置が乱れるんでしょうね」

なるほど…そんな理由があった訳か。

探知系スキルは基本的に魔力を使って探知するのでそれで見つかって寄ってくる訳か。

「じゃあこの前の事故も?」

「多分、2人が原因じゃなくて機械が原因だったのかと…探知垂れ流しなので個体数が少ないとは言え見つかっちゃったんじゃないかと」

「そういう理由だった訳か」

「この前あいつらが事故ってたのもそれが原因ってことか」

以前、閃光くん達が襲われていたのも22層だったので探知系スキルに反応した可能性が高そうではあった。

「今回は、モンスターの中に探知系スキルを持ってる個体がいる可能性を組合から聞いたと伝えて22層での狩りはやめておくように伝えましたので、恐らく正式に組合からは通達があると思います」

と沙月はすでに根回し済みだったようだ。

「これで事故は減りそうだな」

「まぁ元々不人気階層だったのが幸いでしたけど突破するだけでも事故る可能性はありますので…」

と俺達が話してる間もツバキはチラチラとスミレを見ていて落ち着かない様子だった。


「辞めるのも問題なかったですか?」

「はい。ダンジョンをでたらその連絡を受けまして皆びっくりしてましたけど、一応メンバーにはスキルの関係で…と伝えてそのうえでロッカーに入れてた小林さんから渡された物をみんなに渡したら皆、喜んでました」

「何を渡したんだ?」

「スクロールですよ、ステアップ系の6点を全員分。ちなみにもう1人分も事務所に渡してあります」

「そりゃ喜ぶだろうな」

ちなみにステアップ系のスキルは現在価格が高騰しており1個30万程度で推移している。

これも探索者増加による影響だ。

ドロップ数は多くても需要が増えたせいでもある。

まぁ、まだまだガチで探索をするという人は少ないので一式揃える人は稀ではあるのだが『怪力』、『疾走』辺りは人気が高く40万以上する場合もあるそうだ。


「今は、需要が高い上に在庫不足ですからね。一式揃えるのは大変ですし今後の活動するうえでは役に立ちますからね」

「おかげで皆からは向こうでも頑張ってって送り出されました。姉に関してもクビって扱いじゃなくて私と一緒に抜けるって感じで処理されたみたいです」

「まぁ無事に退所出来たみたいでよかったです。事務所の方は何も?」

「はい。事務所の方も社長が来て色々と社交辞令は言われましたが…残念だが政府に託すよって言われました。ただ、見たこともない高そうな時計とかしたりしてましたけど…」

恐らく移籍金を使ったのだろうな。

沙月曰く、即金ですぐに支払うように手回ししてたそうだし。

「ところで私…金額聞いてないのですけどいくらお支払いに…?」

「2億+諸々の諸経費を含めて5000万位でしたかね。まぁいいんですよこれくらい」

先程、1万円超えの下着で悩んでいたとは思えないほどの言い方である。

まぁ正直ここまで桁が変わると感覚が麻痺するのだろうな…。

「「2億5000万!!?!?」」

スミレも含めて2人揃って声をあげていた。

「ああ、そういえばお二人にも1億ずつ契約金を入金しますので口座情報を聞いてもいいですか?」

「「1億円!!??!??」」

と2人が更に声を上げて固まるのだった。


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