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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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DDDside

 前回の作戦でアレスを失い国内有数の主力の探索者を何人も失った。

今までアレスがやっていた仕事のしわ寄せが折り重なって仕事量がとんでもないことになっている。

寝る間も惜しむとはこのことで国内の問題を放置することは出来ず、新興国家としての問題は早急に解決しなければ大問題へと発展する可能性が高いからだ。


「人手が足りない…」

アレスは知識量が群を抜いており大体の事は処理することが出来ていた。

しかし、そこが抜けた事で専門知識を持った人間が必要になった。

「あの国の者に声をかけた所、良い返事を頂けました」

ゲイルからの報告を受ける。

暫定的ではあるがゲイルを秘書として登用しているのだが、さすがにアレスと同じ能力は期待出来ない。

「そうか!これでかなり楽になりそうだな」

「近日中にこちらにお連れ出来ると思います」

これでかなり楽になる。


そしてもう一つの朗報がある。

彼女の鹵獲に成功した。

結局眷属のほとんどを投入することになった。

8人を派遣していたが8人を相手に大立ち回りを演じて返討ちにされてしまった。

そしてさらに追加で5人投入してようやく鹵獲することが出来た。

本当に化け物だった。

しかしそこに目をつけた自分の目に狂いはなかった。


彼女に目を付けたのはスカウトしたある探索者の証言だった。

1人そう、たった1人でドラゴンを討伐した探索者がいる。

しかも無傷でという話から始まった。

その時はまだ、ダンジョンが見つかって1年も経っていない時期だった。

まだまだドラゴン討伐自体が高難易度な上にそもそも突破したという話自体がなかった時期でもあった。

その探索者はドラゴンのボス部屋に入り出てこなかった。

死んだのかと考えられていたのだが、その後ダンジョンの外でその探索者を見かける事があり、単独でのドラゴン撃破した可能性が濃厚となった。



その探索者は色々な場所、特に管理の行き届いていないダンジョンに潜りモンスターを探索をしているらしく、その後も目撃証言が相次いだ。

発展途上国のダンジョンばかり回っているので足取りが掴み難いが目撃証言は次第に増えていった。

スカウトをかけようと各地を周ってもその存在自体は確認出来ても一向に接触は叶わなかった。

うちで付けた通称は、【正体不明】アンノウンと呼んでいた。

目撃証言からとんでもない量のスキルを保有しており優れた戦闘技術を保有していた。

そしてようやく接触出来た時にスカウトをしたのだが断られてしまった。

しかし後ろ盾をもたないもであれば懐柔も可能だろうと考え何度か接触をしたのだが、良い返事はもらえなかった。

そして何度目かの接触の末こちらの工作員がちょっかいをかけた。

正確にいえば多少荒療治をしてでも連れてこようとした結果だったのだが…。

その結果は完全に返討ちにされてしまった。

しかも、その工作員達は一部のスキルを奪われてしまっていた。

スキルを奪うスキル持ち…さらに重要度が上がった。

そして報復とばかりにこちらの国の工作員が狙われるようになった。

国外で活躍していた工作員のおよそ8割が被害にあった。

気が済んだのかそれとも諦めたのか…恐らく前者だったように思われる。

その後も時折被害はあったがうちの近隣での活動が減ったのか次第に被害は収まっていった。



どういう訳か目撃情報は、発展途上国に留まらずアメリカや中国、ロシアなどの国でも目撃情報が相次ぐようになっていた。

どうやってセキュリティを突破したのか気になったが恐らく姿を隠すスキル等を保有している可能性が高かった。

最終的な目撃情報などを元に算出した強さは、国家クラス…1人で国を滅ぼすレベルと位置づけた。

各国では違法でダンジョンに入る違反者という認識は持っていたようだがその強さ故に手が出せずにいた。

高レベル探索者であれば1人で国を攻め滅ぼせると言われているが現実はそう甘くはない。

物資の補給を含む継戦能力、大部隊を相手取っての殲滅能力、個としての戦闘能力というすべてを総合的に満たす必要がある。

うちのトップの探索者に聞いても

「そんなの不可能だな、なんだかんだ超人になったとはいっても出来ない事も多い」

との事だった。

だが、アンノウンは恐らくそれを1人でやってのけるだけの力がある。

なんせ逮捕しようとしたアメリカの当時のトップ探索者5人を返討ちにした実績もある。

そしてこんなにも目撃情報があるというのに一向に行方を掴ませないだけの潜伏能力もある。



そう考え行方を追いつつこちらに被害が出ないようにするという状況で留まっていた。

しかし、何を思ったのか自分を追っている国の事が知りたかったのかうちに侵入しあまつさえ書類を盗んでいくという愚行を犯していた。

そのおかげで追跡が可能となりようやく追い詰め、そして鹵獲することが出来た訳だ。

後は戻り次第俺の能力で強制的に隷属させるだけである。

処刑と同じく一度しか使用できない権利ではあるが、特定の人物を永続的に強制隷属させることが出来る権利を使うことでそれが可能となる。

与えられたスキルに恵まれた自覚もあるがこの使い勝手が悪いスキルであるのも間違いなかった。

正直下手な場所で使えば王という名ばかりの一室の部屋の支配者になっていた可能性もあるなんとも言えないスキルである。

戦闘能力としては皆無である自覚はあるので側近としてアンノウンを手に入れる事が出来れ優秀なボディーガードともなる。

そんな皮算用をしながらも眷属たちの帰還今か今かとを待っている。

アンノウンを手に入れたら…今度は、半端な戦力ではなく全戦力を投入して殲滅する。

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