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 夢を観ていた。

涼子が他の男と寝る夢を。生々しいその夢の中で、涼子は男のペニスを咥え、唾液を垂らしながら美味しそうにしゃぶる。男の顔はみえない。涼子は男に倒されて、挿入される。男は涼子の熟した胸を揉みしだき激しくピストンしていく。喘ぎ声をあげる涼子の首を右手で締め上げて、解放したと思ったら、今度はディープキスをした。揺れながら涼子は何を思っていただろうか。次の瞬間、男の顔が浮かんだ。ライトだ。

 アキラははっとして、瞳を開けた。

下半身に血が巡っていくのが解る。それ以上に気持ちいい。気が付けば、祈織がペニスを咥えてフェラチオをしていた。無意識の中で、もっと激しくしゃぶれと命令する自分がいる。これは夢ではない。

 祈織のヌードはとても可愛らしくて、乳首はピンク色をしてツンっとしている。

奇麗なおわん型のCカップに触りたいと思い、祈織を引き寄せて押し倒した。

無我夢中に祈織のおっぱいをしゃぶった。

もうこれ以上ないくらいしゃぶりつくしたあと、口づけを交わす。

唇をはなそうとすると、祈織は首根っこを掴んで、キスをねだる。

(もうどうにでもなれ!)祈織の陰部を手で愛撫しながら、激しくキスを繰り返す。

祈織のアソコは愛液でびしょびしょだ。

「来て」

祈織のセリフに下半身が反応する。ペニスを祈織の陰部にこすりつけ、ぬるっと中へと入っていった。この瞬間が言葉にならないほど最高に気持ちいい。 


後のことは覚えていない。確かなのは、裸のままの祈織が隣ですやすやと寝ていることだ。幸せそうに笑みを浮かべている。この幸せなど儚く消えてしまうというのに。

アキラはそっとベッドから降りて着替えた。タバコとライターと携帯灰皿、少しばかりの小銭を持ってホテルの外へ出た。

星々の声が聞こえてくる。満天の星空の下。詩音との純愛こそが守り通すべき愛だったのではないだろうか。そんなことを思い、勝手に笑いがこみ上げてきた。

冷たい缶コーヒーを買ってタバコに火を付ける。結局は、チームの仲間全員と身体の関係を持ってしまった。そのことを知るのは祈織だけだ。この秘密を共有しながら生きていけるほど、図太い神経は持ち合わせていない。

アキラはアスファルトに座って空を眺めていた。急に詩音が恋しくなるなんて、今更、遅すぎる。本当に大切なものは失ってみてはじめて解るのだ。もっとも、祈織と二人きりで旅に出ることを勧めてきた涼子は、こうなることを予測していたのかもしれない。占術は科学とはいえ、人の心の機微までは読み取れやしない。人生はなるようにしかならない。

 アキラの視界の先、日焼けした胸の大きい女とスキンヘッドの男が歩いている。

(詩音?)

 こんなところにいるはずもないのに、馬鹿げている。しかし、女が履いている星ガラのモチーフのジーンズは詩音の物と全く同じだ。

(まさか)

 裏切り。詩音が寝返って反撃をしようと沖縄に来たとしたら。しかもライトも連れているとしたら、全く何が狙いなのか解らない。

 こうしちゃいられない。祈織を起こして今夜中に逃げなければならない。詩音が何を求めているのかは全く解らない。これは占術で読み解ける範疇を超えている。最後には神を捨てる覚悟が必要になってくるだろう。アキラは詩音が完全にこちらに気づいていないと確認してから、祈織が待つ部屋へと急いだ。


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